マインドフルネスと森田療法の違いとは?

日本に昔からある森田療法と、今話題のマインドフルネスの違いについてお伝えしていきます。何かと今ビジネスシーンで話題になっているマインドフルネス、その考え方について迫っていきます。


こんにちは、心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

マインドフルネスも森田療法も似たところが多い療法です。

マインドフルネスは西洋においての心理学の要素と東洋の心理学の要素を取り入れたものだと言えます。

ここではまず、森田療法とは何かについて説明してみましょう。

森田療法は、日本の森田正馬氏が考えだした療法です。

それまでの療法は西洋から入ってきたものであり、「不安」や「心配」などの負の感情に蓋をする傾向があります。

マイナス的な感情は「悪いもの」であるという考えがそこにはあるんですね。

むりやりマイナス感情を押し込めても、その感情に追いかけられる、つまりその感情からいつまでたっても逃げられないと森田正馬氏は考えたのでしょう。

いい塩梅を理想とする日本の風土には、ただ白黒をつけたがる西洋心理学はなじまないところもあったのだと思います。

このように、森田療法は「不安」や「心配」、「恐怖」や「嫉妬」というマイナスの感情そのものを否定することをせず、生きている以上、あって当たり前であることを前提としています。

「不安」や「心配」、「恐怖」や「嫉妬」というマイナスの感情を含めて、「あるがまま」であることが一番大事なんですね。

無理に「不安」や「心配」、「恐怖」や「嫉妬」というマイナスの感情に蓋をしても、その感情に「とらわれてしまう」と森田療法では考えています。

目を背けることでかえって、そのことが頭から離れなくなってしまうとしているのです。

例えば、ダイエット中おいしいケーキが食べたくなった時に、あなたならどうしますか?

〇自分を制限するのは辛い

「ダイエット中に甘いものは厳禁だ!」と何とかその思いを打ち消そうとしたり、「今食べてしまうと今までの努力がだいなしだ!絶対に食べてダメだ!」と自分に言い聞かせたりすると思います。

その結果、ますますケーキが食べたくなる。

禁止されればされるほど頭から離れなくなる。そんな状態になってしまいますよね。まさに「とらわれ」の状態です。

森田療法では、「ダイエット中においしいケーキが食べたい状態」を無理に否定はしません。

ケーキは確かに食べたい。その状況を大事にするんです。

「あるがまま」の状態を受け入れながら、引き続きダイエットをするのです。

「いくらダイエットをしていても甘いケーキが食べたいときもあるのさ」「たまには甘いものが欲しくなるよね」とやりすごすことを覚えるのが森田療法なんです。

それでは、マインドフルネスとは何でしょうか?

〇善悪を決めない

「あるがまま」を受け入れるところではとても似ていると思います。

「あるがまま」の気持ちや状況を受け入れ、マイナスの感情であれ、無理やり気持ちを押し曲げることはしません。

マインドフルネスにおいても、「不安」や「心配」、「恐怖」や「嫉妬」というマイナスの感情など様々な感情に蓋をすることはしません。

「今」をとても大事だと考えます。

既述した例の場合、「おいしいケーキを食べたい」という「今」の気持ちを大事にするのです。

森田療法よりも「今」を大事にしていると思います。

「今」何を思うのか、「今」何を経験しているのか、自分自身に起きているできごとに集中するのです。

「ダイエット中においしいケーキを食べたいこと」が良いことが、悪いことか判断することをマインドフルネスでは行いません。

それが良いことであるのか、悪いのか評価は関係ないのです。ただ、「今」起きている事実としてそのままを受け入れるのです。

森田療法が単純に「あるがまま」として受け入れるのに対し、マインドフルネスにおいては「あるがまま」として受け入れながら、その事実に自分を少し距離をおいたものとすることに大きな違いがあると思います。

森田療法がより主観的なのに対し、マインドフルネスは客観的に自分を見ることに大きな違いがあるのではないでしょうか?

「悲しい気持ち」や「どうしようもなく不安な気持ち」、「寂しい気持ち」などのマイナスの気持ちを森田療法においては、誰しもあるものだと自然に受け入れるようにすすめます。

マインドフルネスでは、誰しもあるものだと受け入れながらも自分の中に芽生えた「悲しい気持ち」や「どうしようもない不安な気持ち」、「寂しい気持ち」などのマイナスの気持ちを現実として受け入れます。

ダイエット中にケーキが食べたい例をとれば、森田療法においては「ダイエット中に起こる気持として当然なもの」とやり過ごします。

一方、マインドフルネスにおいては、ダイエット中であれそうでない時であれ、「ケーキを食べたい」という気持ちにしっかり向き合っていくのです。

今あなたに起きていることに対して(例の場合ではおいしいケーキを食べたいという気持ち)、五感(見る、聞く、触れる、味あう、匂いをかぐ)をすべて使い集中して向き合い、良い、悪いという価値判断をしないことからスタートしていきます。

価値判断から離れたところで、「いま」考えている思いに恐れず向かい会う、それが森田療法との最大の違いだと言えると思います。

マインドフルネスと森田療法についての話はいかがでしたか。心穏やかで自分らしい人生を歩みたい方はこちらから

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