人に嫌われたくないことを気にしすぎる嫌われ恐怖症とは?

嫌われ恐怖症ってご存知ですか?誰だって嫌われたくはないものですが、それを気にしすぎることで心を崩してしまうんです。今回はそんな状態に囚われてしまったクライアントさんの話と合わせてお伝えしていきます。


こんにちは、心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

誰しも人に嫌われるのは嫌です。

嫌われるよりは、人に好かれたいですよね。

このように「嫌われたくない」というのは、ごく自然な感情なのです。

でも、その気持ちが強すぎると「自分本位」で動けなくなってしまいます。

「これをやったら嫌われないだろうか・・」「こんなことを言って不快に思われないだろうか・・」

そんな思いが頭の中にいっぱいになってしまって、しゃべることができなくなったり、友人や仲間と一緒にいることができなくなったりしてしまうんですね。

これが「嫌われ恐怖症」と言われる状態です。

常に「嫌われない」ことがすべてになってしまい、自分がどうしたいのかさえ分からなくなってしまうこともあります。

とは言え、「嫌われたくない」というのは自然な感情であり、「嫌われ恐怖症」との線引きはとても難しいです。

その判断基準を簡単に言ってしまえば、「嫌われたくない」と思いつつも普通に行動できるかどうかです。

例えば、「嫌われたくないな」と思って友人や仲間に多少気をつかってしまう、「このような言い方をすれば嫌われてしまうかも・・」と思い、ストレートな言い方を避ける。

これは自然な感情です。

ですが、「嫌われたくない」から、友人や仲間に何も言うことはできない、家に帰ってから「ああいったから、友人に嫌われたかもしれない」と自分を責め続けたり、消えたくなったりしてしまう。

このような状態は「嫌われ恐怖症」です。

〇誰にでも起こりうること

私のカウンセリングを訪れた松田さん(仮名)はまさに「嫌われ恐怖症」に囚われてしまったクライアントさんでした。

松田さんは高校3年生の女の子です。

おとなしく繊細な女性で、非常によく気の利く女の子です。

松田さんが「嫌われ恐怖症」に囚われたのはほんの些細なきっかけです。

女の子にありがちなグループ同士のトラブルであり、仲の良かったはずの女の子がそこにいない女の子の悪口を言っていたのを目にしたことから、松田さんは「嫌われ恐怖症」に囚われてしまいます。

「私がいない時に悪口を言っているのではないか」

「もしかしたら、仲の良いふりをしているけれど私のことは嫌いなのではないか」と考えたと彼女は話しています。

ここまでであれば、日常におこる小さなトラブルで済んだかもしれません。

ですが、松田さんには中学時代に女の子のグループから外されるという経験をしていたのです。

今まで仲の良かった女の子たちが急にしゃべってくれない。

挨拶もしてくれない。中学校時代の松田さんの辛さは想像がつきますよね。

この事件がトラウマとなってしまい、現在の自分とオーバーラップしてしまったと話してくれました。

それから、毎日学校から帰るたびに

「自分は嫌われてはいないか?」
「あんなことを言ってしまって自分は嫌われているに違いない」

と自分を責めてしまう日々が続きます。

やがて、顔色を見てびくびくするようになり、なるべく目立たないように存在を消して過ごしたようです。

そんな毎日は楽しくありませんよね?

疲れてしまいますよね?松田さんは毎日がカラーからモノクロのようになったようだと感想を述べています。

そんな「嫌われ恐怖症」から脱出したくて、私のカウンセリングを訪れたのです。

まず、私が松田さんに知ってもらいたかったのが「嫌われるのが嫌だというのは自然な感情である」ということです。

誰も進んで嫌われようとはしないでしょう。

一方で、松田さんにも「嫌いな人がいる」ということです。

皆仲良くできるということは理想ではあるのですが、松田さんもクラスメイトを全員好きなわけではないはずです。

このように「嫌い」という感情は、その程度に差はあれ生活している以上どうして存在してしまうのです。

「自分は嫌いな人はいるけれども他の人には嫌われたくない」そんな都合のよい考えは捨ててしまいましょう!とお話ししました。

現実と向かい合うと、「嫌われたくない」という感情に囚われすぎていることがとてもバカらしくなっていくと思います。

「自分も嫌いな人がいるのだから、自分を嫌いな人もいる」このことさえ知っておけば、嫌われることが恐怖ではないと思いますよ。

いい意味である程度の開き直りも大事になってくるのです。

このように「嫌われ恐怖症」は誰もが囚われてしまう可能性のある問題です。

性格的に几帳面でまじめな人、協調性のある人、優しい人、自分の主張をはっきり言えない人が囚われやすいように思います。

過去に人間関係でトラブルを起こし、嫌な思いをしたことがある人も、同じような状況を目にした時に、前と同じ思いはしたくないと「嫌われ恐怖症」になってしまいがちです。

ですが、過去と今は違います。

「嫌われ恐怖症」に陥るがあまり、自分の殻に閉じこもってしまったら、せっかくの出会いのチャンスも逃してしまいます。

あなたのことを好きな友人や仲間も遠ざけてしまうかもしれません。

「どうしても嫌われてしまうことはある!自分に嫌いな人がいるように!」少し肩の力を抜いていきましょう!

嫌われ恐怖症についての話はいかがでしたか。対人関係が上手になるヒントをもっと知りたい方はこちら

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