私はパニック障害です。認知行動療法は有効ですか?

パニック障害の方は強い不安を感じることが多々あります。そして不安の連鎖が起きやすいんです。そこで認知行動療法が有効なんです。今回はこのテーマについて詳しくお話ししたいと思います。


こんにちは、心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

結論から言うととても有効だと思います。

ここでは、パニック障害がなぜ起こるのか、そのメカニズムを知ることで、認知行動療法が有効であるかどうかを検証してみましょう。

〇不安が不安を呼ぶ

パニック障害は、比較的最近知られて来たものであり、芸能人の方も苦しんで来た症状の1つです。

何の前触れもなく、突然息が苦しくなったり、めまいがしたりするなどの発作=パニック発作に襲われます。

パニック障害そのもので命が脅かされることはなのですが、パニック発作の時にはこのまま死んでしまうのではないだろうかと思うほど苦しいと私のクライアントさんも話していました。

このようなパニック発作を経験してしまうと、次も起きるのではないかという強い不安に襲われてしまい、その不安がさらにパニック発作を引き起こすという負のループに陥ってしまいます。

そのせいで、外に出かけるのが怖くなりひきこもりになってしまうクライアントさんも少なくはありません。

パニック発作に対する不安が「予期不安」=「いつあの発作が起きるのかとても不安」を生み、

「広場不安」=「発作が起きてしまうと逃げるところのできない場所へ身を置く不安」とあいまって、さらにパニック発作を生むという状況になってしまうのですね。

このような連鎖を断ち切るために「認知行動療法」は非常に有効だと思います。

パニック障害には「認知行動療法」の中でも「暴露法(エクスポージャー)」が特に有効だと思います。

パニック障害のクライアントさんが最も怖いのが、発作の時の「息苦しさ」や「めまい」など身体的な症状でしょう。少しの間我慢すればよい、命には関係ないと言われても、クライアントさんにとっては非常に辛いことだと思います。

「暴露法(エクスポージャー)」はパニック発作を起こした状態に慣れることからはじめるのです。

とは言え、いきなりパニック発作を起こしやすいところに1人で行くことは危険です。少しずつ段階を踏んで慣れるようにしましょう。

まず、第一段階としてどのような場所が不安であるのかを書きぬいてみましょう。

例えば、あなたがバスに乗った中でパニック障害が起きたとしますね。バスの中で起きてしまうと逃げ場がありません。

そんな中でどこまで耐えられるのか、順番に書いてみましょう。

1.バス停までいく
2.一つバス停分乗る
3.一つバス停分一人で乗る
4. 人の多い時に一つバス停分乗る

・・・・・

このように段階を追って実際にその状況に慣れていくのです。

例え、パニック発作が起きたとしても薬は飲まないでください。その状況を静かに耐えるのです。

パニック発作そのものに慣れるのです。

もし、発作は起きなければ、次の段階に進んでください。

このように「暴露法(エクスポージャー)」は、ショック療法だと言えると思います。

1人で行くのが怖ければ、誰かに付き添ってもらってください。

段階を踏んで慣れていくことで、それは大きな自信になります。

小さなステップを踏んでいくことで、それは少しずつ自信へと繋がっていくと思います。

その自信が「パニック発作を起こすかもしれない」という負のループを断ち切ってくれるのだと言えるでしょう。

「予期不安」には、もってこいの行動認知療法の一つの形であると言えるでしょう。

また、「パニック障害」には認知の歪みがあると言われます。歪みとは誤った考え方のことです。

この歪みを強制するのも「認知行動療法」の働きです。

「パニック障害」のクライアントさんは、パニック発作に非常に敏感であり、些細なことをすべて発作に結びつけてしまいます。

少しでもめまいがすれば、発作を起こすかもしれない。

バスに乗れば、発作を起こすかもしれない。

頭が痛いから発作を起こすかもしれない。

など、些細な出来事をパニック発作に結びつけてしまい、「予期不安」を引き起こしてしまうのです。

必要以上に心配をすることが「予期不安」へと結びつくと言えるでしょう。

このようなネガティブな思考は「自動思考」とよばれ、現実を考慮することなく、どんどん悪い方向に進んで言ってしまいます。

その流れを断ち切るのが認知行動療法なのです。

例えば、「めまいがするからパニック発作を起こすかもしれない」という考えに対しては「たまたま、立ちくらみがしただけ。」と考えるのです。

1つずつの不安に対して、「それは違うよ」とアンサーをつけるイメージを思い浮かべてもらえればと思います。

小さなステップを積み重ねることが重要だと言えるんですね。

「自動思考」を断ち切ることで、誤った考え方である「認知の歪み」が無くなっていき、パニック発作を起こすことが減っていくと考えられます。

また、例え発作が起きたとしてもパニック発作は必ずおさまると言うことを自覚しておく必要があります。

「もし発作が起きても数分でおさまる。だから必要以上に心配することはない!」と考えることができれば、パニック発作も減ってくると言えるでしょう。

パニック障害に認知行動療法は有効という話はいかがでしたか。心の問題を乗り越えるためのヒントを知りたい方はこちら

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