過去の出来事から人から嫌われることが怖い。克服方法は?

人から嫌われることが怖い、必要以上に気にしてしまう場合はこの問題の裏側に理由があるんです。いつから、何が原因でと探っていくことにより解決への道が見つかっていくでしょう。そして辛い時は立ち止まってもいいんですよ


こんにちは、心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

人に嫌われるということは気持ちのよいことではありません。

誰だって人に好かれたいと思うし、カウンセラーの私でさえ人に嫌われることは怖いです。

過去に辛いお思いをしたことがあれば、なおさら嫌われることは辛いですよね。

ここでは、私のクライアントさんである佐々木さん(仮名)が過去のトラウマをどのように乗り越えてきたかを紹介してみたいと思います。

〇辛かったら立ち止まる

佐々木さんは中学校1年生の女の子です。

最初にカウンセリングに来たときには、私と目を合わせようとせず、びくびくとしている姿が印象的でした。

お母さんによると小学校の低学年の頃までは、毎日楽しそうに学校に行っていたようです。

佐々木さんに異変が出始めたのは、小学校5年生になった親の仕事の都合で転勤をしてからです。

最初は「言葉が違う。恰好つけて。」(佐々木さんは東京から福岡に引っ越しました)と言いがかりをつけられることから始まり、靴が無くなったり、教科書がなくなったりと徐々にエスカレートしていったようです。

目が会うだけで、「汚い」と言われ、給食にはチョークの粉を入れられる、机の上には「しね」と書かれるなど、それはひどいイジメでした。

当然、佐々木さんの親御さんも学校に通ったのですが、なかなか根本的な解決にはならず、中学校と同時に再び東京に戻りました。

東京に戻り解決したとご両親は思っていたのですが、佐々木さんが受けた心の傷は予想以上に深かったのです。

学校には行くことができてはいたものの、嫌われることが怖くて必要以上に気をつかっているため、家に倒れ込むように帰る日が続いていました。

毎日毎日、がんばって学校に行ってはいるのですが、時々狂ったように叫んだり、泣いたりする佐々木さんを心配してお母さんと一緒にカウンセリングに来られました。

佐々木さん自身も「胸を張って生きたい!人に必要以上に気を使いたくない!」と明言しており、トラウマを克服する気は十分でした。

佐々木さんの決意は十分すぎるほどわかったのですが、まず自分を労わってあげることをすすめました。

「辛かったら立ち止まる」それはちっとも恥ずかしいことではありません。

佐々木さんはいじめにあっている時にさえ、学校に行き続けていたのです。

そこから3年間、彼女は「負けたくない」一心で学校に通い続けたのだと思います。

彼女の頑張りはすばらしいのですが、心は折れる寸前です。

幸い、カウンセリングに訪れたのが夏休みであったため、学校と距離を置ける時期でもありました。

私は、とにかくゆっくりと過ごすことをおすすめしました。

宿題のみをし、眠りたいときにはゆっくり寝てもらい、心も体も十分に休めてもらう。

まずは、心の復活を図ったのです。

その上で、過去と向かいあってもらいます。

私達は生きている以上、過去が付きまとうものです。

それが生きてきた証拠でもあるからです。

ここが、一番辛い作業です。自分が過去にどのような目に会い、何を思ったのか。

目を背けたくなったり、聞く私の方が辛くなってしまったりすることもありましたが徹底的に分析をする作業に時間を費やしました。

この作業は、カウンセリングでは「暴露療法(エクスポージャー法)」と言われるものです。

何が起きたかという事実=外的要因、何を思っていたのか、感じたのか=内的要因を照らし合わせることにより、トラウマが何であるかを明確にしていくのです。

何度も繰り返すうちにトラウマはあくまで「過去のできごと」であることを佐々木さん自身に改めてわかってもらうのです。

最初は恐怖のあまり泣き叫んだり、激怒したりすることも多かった佐々木さんですが、徐々に精神的にも落ち着いてきました。

「現在は現在であり、過去は過去である」文字にするのは簡単ですが、このことが実感として受け入れることができた時に、はじめてトラウマは克服できるのです。

佐々木さんも「過去は確かに辛かった」ことを認めた上で、「今は過去とは違う。周囲の環境も人も違う。」ことを何度も繰り返し伝え、人間関係を新しく築き上げていく大事さを伝えました。

ただし、「皆に好かれる」ということは、現実社会ではありえず、何をしても佐々木さんのことを嫌いな人は絶対にいることをお話ししました。

最初は怪訝そうな佐々木さんでしたが、「佐々木さん自身も嫌いな人がいるでしょう?」とお話しすると納得したようです。

このように過去のできごとを克服するためには、過去と向き合うことが大前提になります。

ただし、この「暴露療法(エクスポージャー法)」は一人ですることは絶対にやめて下さい。

トラウマと向かいあうことは、思ったよりも多くのエネルギーを必要とします。

心も体も疲労困憊してしまうことが少なくはありません。

周囲に信頼できる仲間がいれば話を聞いてもらうのも方法の1つでしょう。

もし近くにカウンセリングの場があれば、ぜひ訪れて下さい。

サポートを受けながら過去と向き合うことが、質問者の望む「過去の出来事の克服」に向かうのです。

人に嫌われるのが怖いという状態から抜け出す方法についてはいかがでしたか。対人関係の問題を乗り越えるヒントをもっと知りたい方はこちら

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