子どもがうつ病で休職中。適切な対応、接し方を教えてほしい

子どもがうつ病に、接し方が分からないとの相談は多く受けます。相談してきてくれるのはありがたいです。やってはいけない接し方をしてしまいがちな方がじつは多いからなんですね。ではどんな接し方が適切なのかお伝えしていきます。


こんにちは、心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今回は、うつ病の息子さんを持つお母様からご相談をいただきましたので、ご紹介したいと思います。

皆さんも、家族や、近しい方がうつ病になって、お悩みになることがあるかもしれませんね。ご相談は50代の女性の方からです。

「息子がうつ病で休職しています。既に成人した息子ですが、色々面倒を見たほうがいいのか、少し放っておくべきか、どうしたら良いでしょうか。息子への接し方を教えて下さい」

ということなんですね。

確かに、家族の方がうつ病と診断されたり、休職して家に居るようになったりすると、お母様としてはどういう態度で接するのが良いのか、迷ってしまう部分があると思います。

家に居るといっても、ご実家にいる場合と、また一人暮らしなどされている場合もあると思うので、このあたりも、ちょっと迷うところですかね。

まあ、どちらでも基本は同じようになるかとは思います。

面倒を見すぎても、ダメ。
放っておきすぎても、ダメなんです。

〇ほどよい距離が重要

ご実家にいる場合は特に、ということになるかとは思いますが、放っておかれてしまうと、「家族から見放された」という感情を引き起こしてしまうことがあります。

うつになった人にとっては、これはかなり辛いことなのが、想像できますでしょうか?

うつは、基本的にですが、自分に対して「自分はダメ人間だ」というような、マイナスの思考と想像をかき立てるのが特徴です。

自分なんて、誰にも歓迎されていない、大事にも思われていない、自分自身だって自分のことをダメだと思っているのだから、他人から見たらもっとダメに決まっている……。そんな風に考えてしまいがちです。

そんなときに、ご家族の方が、ちょっと放っておいて、彼の好きなようにさせてみようということで距離を置くようになると、うつの人は「嫌われているんだ……」などと極論に走ってしまうことが考えられます。

ですから、放っておく、一人でどうするかをひたすら観察する……というのは、おすすめの方法ではありません。

むしろ、掃除や洗濯などを手伝ってあげる必要性はないかもしれませんが、いつも傍に居て、あなたを応援しているよ! というメッセージを、発信し続けてあげるのが、最も適切な接し方となるでしょう!

希に……あなたがそうでないことを祈っていますが……うつの家族に対する接し方として、完全に間違えた接し方をしてくれる人がいます。

それは、「あんた、そんなんじゃダメじゃない! もっとこう、こうしなくちゃダメよ!」と、アドバイスを「しているつもり」、励まして「いるつもり」で、うつを抱えた人に対して、その人を否定するようなことを連発してしまうのです。

こうしたことは、「する人はする」「しない人はしない」の2極化が激しく、言わない人は絶対に言わないけれど、言う人は頻繁に口に出す。

それも、「発破をかけて、励ましてやろう」「ちょっとけなしたら、もっと頑張るに違いない」と思い込んで、応援のつもりでやるから困ったものです。

このようなことがあれば、うつの人は落ち込むだけではなく、あなたのことを「信頼できない相手」として認定し、二度と心を開くことはないでしょう。

そもそも、うつになったということは、その人が、心が壊れてしまうまで、十二分に既に頑張ったということでもあるのです。

うつで休職している人は、もうそれ以上、頑張ることはできません。

できないから、うつになったんです。

だから、「励まして、もっと頑張らせよう」なんていうのは、全くの的ハズレ。

絶対にやってはいけないというような部分だから、覚えておいてくださいね。

そうではなくて、うつで休職をしている人が家族にいるなら、彼あるいは彼女がやがて自力で復活する日をひたすらに信じ、ゆっくりでいいんだよ、あなたのタイミングでいいんだよ……と伝えてあげてください。

やさしいまなざしで見守り、ときには好物を食べさせるなりして、通院や、最低限の生活面などをサポートしてあげましょう。

でも、やりすぎ、面倒の見すぎは、「自分は何もできない……」という無力感を煽るだけですから、サポートは最低限の生活面だけでOKです。

もし、食事を作ったりすることができなければ、栄養バランスを考えたごはんを作ってあげてください。

カップめんでは、うつは克服がなかなか難しいでしょう。

様子を見ながら、できることはやらせるのが基本だと、私は考えています。

このあたりは、症状の程度によっても「できること」というのが違いますから、お子さんのことをよく観察して……。

うつになり、休職し……となれば、最も情けない思い、家族に対して申し訳ない思いを抱えているのは、休職するハメになった本人なのです。

そのことを考慮し、本人の意志と人格を尊重した扱い方をする。それが、うつ病の家族への接し方の基本ですよ。

仕事で辛い思いをして、家にいても辛い思いをさせてしまうという状況ではまず治すのは難しいと言えます。

分かってあげてほしいのです。

分かってあげるための方法として、心を崩してしまった本人もそうなのですが、親御さんも一緒に心の学びをすると適切な距離を掴みやすくなります。

そしてどう励ましてあげればいいのか、どんな言葉をかけてあげればいいのか、そういったことも学んでいくことができます。

うつ病というのは確かに本人の問題かもしれませんが、それに対する周りの理解も大切なんですね。

うつ病になってしまった子どもへの接し方の話はいかがでしたか。マイナス感情に負けない心を作っていくヒントを知りたい方はこちら

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