うつ病です。理解されず、甘えと親に言われた。これは私の甘えなの?

子供がうつ病になったのは心が弱いからだ、そんなの甘えだ。…そんな風に考えていませんか?とんでもありませんよ。自分の時代にはそんな奴いなかったから、なんて理屈は現代ではもう通りませんし、これは目には見えにくい心の問題なのです


こんにちは、心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

20代の女性から、ご相談をいただいておりますが、なかなか難しい問題で、皆さんとも共有したいな……と思うことがらですので、ご紹介したいと思います。

「医師にうつ病と診断されました。しかし、家族には理解してもらえず、甘えだと親に言われてしまいました……。甘えと言われたことで傷つきましたが、これは私の甘えなのでしょうか?」

というご相談です。

こうした話は、ご想像いただけますように、珍しいものではありません。

むしろ「ありがちなケース」と言っても良いくらいです。

ご本人に、いくらうつの症状が出ていても(この女性の方も、気分が優れず、やる気も起こらないなど、うつの症状が決して目立たないわけではありません)

家族としては否定的な行動を取ってしまう。心当たりがありませんでしょうか?

こうして、心の問題を支援、解決するサイトも、うつ病と診断された家族がいますので……といってご覧になってくださる方が多くいらっしゃいますので、ひとつの提言というか、専門家の端くれからの意見として、ご参考になればいいな、と思って、書かせていただきますね。

〇理解してあげる

ご家族がうつと診断された、ということに対して、「認めたくない」というお気持ちを持っていませんか?

うちの子に限って、そんなことはない。

うつだなんて、みっともない。

世間体が悪い。人に言えない……。

そんな気持ちから、ご家族のうつの症状に対して「気のせいだ」という判断を下したり、見て見ぬふりをしなければ……そんな気持ちはありませんか?

あるいは、このようなケースもあります。

うつだと診断されたからといって、甘やかすのは本人のために良くない。

厳しく接したほうが、本人が精神的にもシャキっとして、早く良くなるに違いない。

まあ、ぐさっと申し上げますが、こうした親御さんのところのお子さんこそ、実はうつになりやすいということも言えるわけで……。

うつ病の原因は色々とありますし、昔に比べると増加の一途というのも事実で、親御さんとしては「私たちが若い頃は、うつなんか無かったわ!」という気持ちもあると思います。

また一方で、子どもがうつになった、なんていうことになると、親御さんの育て方がどうのこうの……という点を突きつけられている気分がして、「ありえない!」という気持ちになる部分もあると思うのです。

私も、とりあえずは子どもを育てている立場です。

今のところは、まだまだ幼児ですが、将来的に、うつに代表されるような、心の問題が起こらないとも限りませんよ。

そのときに、やはり思うでしょう。「私の何がいけなかったのかしら?」

どの親御さんでも同じだと思います。自分なりに一所懸命、最善の道と思って育ててきた、愛するお子さん。

そんな可愛い子どもが、うつになって苦しむなんて、そんなのいやですよね。

ありえないですよね……。

そして、「自分の育て方を否定されたくない」という思いや、「早く立ち直ってほしい」「気のせいじゃないか」「気持ちがしっかりすれば、やる気も出て、医者にうつなんて言われなくなる」……そして、中には「近所に恥ずかしい」なんて気持ちも……

そんなものがないまぜになって、

「うつなんて、甘えよ!」

なんて、言ってしまうことがあるのかもしれませんよね……。

でも、お母さん、お父さん。

「うつなんて甘えだ」と仰るなら、そう仰るあなたこそが甘えているんです。

自分は正しくて、自分の子どもは気が抜けている。

医師の判断が出ている、お子さんにも生活に支障を来す何らかの症状が出ているにも関わらず、それを認めずに受け入れることができず、お子さん一人の甘えのせいにするのなら、それは親世代の甘えです。

〇うつは甘えではない

うつは、直接の原因が絶対にわからない心の問題ですよ。

生活の中の、色々なことが原因になっています。

例えば、学校や会社で、いやな友達や上司、苦手な仕事内容と出会ったときにも、うつになることがあります。

しかし、同じ仕事を任されたり、同じ上司と付き合っても、うつにならない人はなりません。

つまり、その仕事や上司だけが原因なのではなく、本人の性格、生活の素地、考え方、育ち、生活環境、そうしたものも「原因だ」と言えば原因です。

だから、その中には、「親との関わり」や「親の性格」が入っていても、おかしくありません。

そのことを、どうか認めてください。

そして、反省したり落ち込むのではなく、うつと診断されたご本人を少しでも多く理解し、寄り添い、力になるよう努力してみてください。

ご家族の寄り添いと理解、協力は、うつを早期に回復させるカギとなりうるものです。

うつを早く回復させるものは、ご家族からの叱咤激励ではないのです……。

そして、もし、これを読んでいるあなた自身が、うつに悩み、ご家族の理解をなかなか得られないことに悩んでいるのであれば、ご家族を医師のもとに同行したり、これを読んでいただくなど、どうか理解してもらえるよう、少しだけ行動してみましょう。

でも、あなたがご本人なら、決して理解してもらおうと頑張りすぎないでくださいね。

あまり東奔西走すると、またあなた自身が疲れてしまうことにもなりかねません。

ご家族だけではなく、ご親戚やご友人など、理解してくださる人が見つかるといいですね!

こういった心の問題、自分の子供がうつ病になってしまって、相談してくる親御さんというのは本当に多くいらっしゃいます。

中には辛さをしっかりと分かってくれている方もいるのですが、残念ながら自分の価値観だけでうつに対する理解を示してくれない方もいます。

いくら親子でもやっぱり「別の人」なんです。子供はあなたじゃありませんよね。

心の学びは何も心を強くするだけではなく、視野を広げ、相手の立場にも立ってあげられるようになります。

それによってコミュニケーション能力も高まってきますし、人間力というところも高まってくるでしょう。

そういう意味でも心の学びというものは大切なんですね。

うつ病は甘えではないという話はいかがでしたか。マイナス思考を手放し生きやすい考え方をもっと知りたい方はこちら

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