私はいつも情緒不安定で人格障害かも。どうしたらいい?

情緒不安定な状態が長く続き、自分は人格障害ではないかと疑ってしまった。簡単に断定はできません。いったいどんな状態なのかを知ることによって、どうしたらいいのかを知りましょう。自分で決めつけすぎないようにしてくださいね。


こんにちは、心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

情緒不安定の人が誰しも人格障害というわけではありません。

人格障害とは何かをまずは正しく知る必要があります。

最初に人格障害とは何かについて学んでみましょう。

人格障害とは「パーソナル障害」や「境界性人格障害」とも呼ばれ、最近注目され始めた障害です。

なってしまう原因としては、幼児期の親子関係が大きく関わってくると言われます。

本来幼児期は親の愛情を無条件に受けることのできる時期です。

しかし、その時期に何らかの理由で、身体的虐待や精神的虐待、ネグレクトや過干渉、過保護などで十分な愛情が得られないと自分を確立することができず自己評価の低いまま育ってしまいます。

自己評価が低いため、他人の評価がそのまま自分の評価になってしまい、他人に依存しすぎる情緒不安定な状態のまま生きなければいけなくなってしまいます。

このような環境的要因と元々持っている性格的要因が複雑に絡まって「人格障害」という心の問題に発展してしまうのです。

次に「人格障害」の特徴についてみてみましょう。

「人格障害」は様々な解釈がありますが、アメリカ精神医学会の診断基準は大きく分けて3つそのタイプがあると考えられます。

1.A群(奇異型)

いわゆる変わっていると言われるタイプです。

「妄想性タイプ」は、自分が勝手に色々な妄想をし、他人は信用できないと思い込み心を開かないタイプです。

「統合失調質タイプ」は内向的で自分にしか興味を持ちません。

「統合失調型タイプ」は、比較的日常生活を送りやすいと考えられ、アスペルガー症候群と呼ばれることもあります。

2.B群(劇場型)

大げさだと言われることが多く、人を巻き込むのがこのタイプです。

「反社会性タイプ」「境界性タイプ」は年を取ると落ち着くことも多いと言われます。

しかし、その一方で利己的であり、社会規範が通じないことが多いのです。

「自己愛性タイプ」は自分のことが大好きで、何でもできるという万能感を持っています。

「演技性タイプ」は常に自分を演じ、他人の注目を浴びようとするものです。

3.C群(不安型)

不安や恐怖心が強いタイプで、最もストレスを感じやすいタイプだと言われます。

「回避性タイプ」は、人に受け入れられないことを怖がり、人と接するのを避けるタイプです。

「依存性タイプ」は、他人の評価が自分の評価になるタイプであり、見捨てられ不安が最も強いタイプだと思います。

「強迫性タイプ」とは完璧主義であるがため、他人に頼ることができないタイプです。

このように、「人格障害」と言っても様々なタイプがあります。

質問者は「人格障害」を疑っているようですが、その診断には専門家の判断が必要となります。

もともと人には個性があります。感情があります。

気持ちの波があることもあるでしょう。

女性はホルモンのバランスの乱れなどにより、情緒不安定な状態になってしまうこともあるでしょう。

ですから情緒不安定=人格障害ということにはなりません。

人格障害という心の問題になるには、様々な要因が関わってくるのです。

もし、質問者が社会の中で生きづらい、自分だけ浮いていると感じるのであれば少しでも早く私達カウンセリングのもとを訪れて下さい。

ここでは人格障害と判断された場合、どのようなカウンセリングが行われるのかを具体的に見ていきましょう。

○事例 高橋さん(女性 17歳)の例

高橋さんは進学高校に通う女子高校生です。

同じ高校に付き合っている彼がいたのですが、うまくいかなくなってしまい別れてしまいました。

その頃から高橋さんの様子がおかしくなってしまいます。

元彼の電話を一日中鳴らす、ラインを既読になるまでしつこく投稿する、家の前で待ち伏せるなどの行為に出ます。

それまでも、試し行動はあったようなのですが、復縁の可能性がないとわかると自傷行為まで発展します。

ここでまず高橋さんとは自傷行為をしないと言うことを約束してもらいました。

自傷行為をしたらカウンセリングは中止するとしたのです。

その上で、大事な人を失って悲しいという気持ちは当然のことであるということを認めてもらいます。

悲しいことや相手を恨めしいと思うことは当然のことであり、恥ずかしいことではないのです。

今の自分を「あるがまま」に受け入れることからカウンセリングは始まります。

自分の嫌な面も含めて受け入れた後で、何ができるのかを考えてもらいます。

これを「行動本意」といいます。

森田療法では、どう思っているのかではなく、どのように行動するのかが重要となってくるのです。

高橋さんの場合はまだ高校生です。

悲しい気持ちを抱えながら何ができるのかを考えた時、やはりそれは勉強ではないでしょうか。

進学を目指していた高橋さんは、やはり勉強をすることが重要になってくるのです。

このようにカウンセリングにおいては、何ができるのかが重要となってきます。

質問者が自分を人格障害であると思うのであれば、自分で改善することはできないと思います。

少しでも早くカウンセリングを受けて下さいね。

心の問題は放っておいてしまうと、いつまでも心に引っかかり続けたりしてしまいます。

そしてそれが自分自身の行動に大きな影響を与えていきます。

どうせ私は治らないとか、可能性を放棄してしまうのは良くありません。

最初は半信半疑でもやってみたら良くなったというケースも多くあります。

またしっかりと自分と向き合うことによって、心の整理もつけやすくなったりしますよ。

心の学びの扉を叩いてみることは、きっと無駄になるものではないと思いますよ。

情緒不安定からくる人格障害への疑いの話はいかがでしたか。心の問題を乗り越えるヒントをもっと知りたい方はこちら

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