成人の子供が情緒不安定で急に叫んだりする。接し方は?

成人の子供が情緒不安定、ご家族は大変な状態であると予想されます。支える側の家族にはある一定の注意が必要になってきます。どう接したらいいのかを今回はお話しさせていただきます。


こんにちは、心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

情緒不安定の方を支える家族は非常に苦労を伴うと思います。

なぜなら、情緒不安定のクライアントさんは「感情のジェットコースター」とも言われ、喜怒哀楽が激しすぎるからです。

時には、ご家族の方を試すようなことがあるかもしれません。

無茶苦茶な要求をし、その要求が通らないと暴れたり、ひどく落ち込んでしまったりするかもしれません。

質問者のお子さんもそんな心の鬱積を家族で晴らしているのではないかと思います。

まだ、ガス抜きができているだけ、よいといえるかと思います。

ですが、支える側のご家族には注意が必要です。

1.自分の意見をしっかり持って下さい

情緒不安定のクライアントさんは、何とか自分の味方にしようと様々な形でご家族を試します。

質問者のお子さんのように仕事でストレスが溜まったりすると、その怒りを叫ぶという形でご家族に向けることもあるでしょう。

しかし、そこでひるんではいけません。

叫んでもご家族は動かないこと、思い通りにはならないことを一貫して示す必要があるのです。

それは、日常生活においても同じです。

些細な約束でもできない約束は絶対にしないで欲しいのです。

例えば「今日はケーキを買ってくる」と言って買ってこなかった場合、普通であればお店が閉まっていたかな。

仕事で遅くなってしまったかな。という予測がつきます。

一方、情緒不安定のクライアントさんは自分が嫌いだから買ってこないと考えてしまい、さらに不安定になってしまう可能性が高いのです。

クライアントさんを支えるご家族自身も一貫した意見、態度が必要となってくるのです。

2.共依存をおこさない

共依存とは心理学的に言うと「お互いが必要以上に支え合う状態」をいいます。

自分が支えているつもりが、支えてもらっている状態と言えばわかりやすいでしょうか。

お互いがいないと個人として存在しなくなってしまう状態なのですね。

情緒不安定のクライアントさんとそれを支えるご家族には、しばしばこの共依存が見られます。

共依存をおこすと、クライアントさんに引きずられご家族自身も正しい判断ができなくなってしまいます。

質問者の場合ですと、「大声を出すお子さん」が正しいものだと思え、何とか自分たちでよい方向にもっていこうと考えてしまうのですね。

相手の感情に引きずられてしまうのです

ご家族は支えることができても、情緒不安定を治すことはできません。

それは専門家ではないからです。

質問者のお子さんが情緒不安定になっているのは、質問者のせいではなく、お子さん自身の問題なのです。

いくらお子さんが「お前のせいだ」と言ってもそこは認めないでください。

情緒不安定の背景は様々あると言われますが、今この状況になっているのは、乗り越えていかなければいけないのはお子さんの問題なのです。

そのことをお子さん自身にも伝える必要があります。

それは冷たいのではありません。

事実を事実として伝えることも優しさなのです。

できないことはできないと伝えるのも優しさなのです。

3.危険を感じたら逃げて下さい

成人したお子さんが、大きな声をあげたり、感情をぶつけたりすることは怖いと思います。

恐怖のあまり、動けなくなってしまうこともあるかもしれません。

その時は逃げて下さい。身の危険を感じた時にはなおさらです。

その時には「あなたのことは愛している。でも、今のあなたに対処することはできないので、少し距離を置きます」と言ってください。

少し距離を置くことで、クライアントさんに引きずられそうな状況に「待った」をかけることができます。

共依存を防ぐことができるのです。

しかし、常にお子さんから逃げて欲しいわけではありません。

情緒が安定している時や普通の状態でいられるときには「愛している」「大切に思っている」ことをたくさん伝えて下さい。

「愛されている」という実感は人を強くしますし、情緒を安定させます。

逃げることは見捨てることではないのです。

「できることはできる」「できないことはできない」とはっきり伝えてあげるのも愛情なのです。

このようにご家族の接し方を説明してきましたが、忘れて欲しくないのは情緒不安定になっている質問者のお子さん自身も苦しんでいるのです。

どうしてよいのかわからず、救いの手を差し伸べているのです。

だからこそ、家族としてできることは厳守して欲しいのです。

中途半端な同情や依存は家族共倒れになってしまいます。

ご家族はあくまでサポートしかできず、情緒不安定そのものを改善することはできないことをお子さんもご家族も理解する必要があります。

そして、カウンセリングを少しでも早く受けて欲しいと思います。

私達カウンセラーは、ご家族とは違った切り口でクライアントさんと接することができます。

ご本人がどうしてもカウンセリングを受けたがらない場合は、ご家族の方でも構いません。

どのような状況にあるのかを具体的に知ることでもっとよいアドバイスができると思います。

そして家族のため、誰かのために尽くすということに注力しすぎてしまって

サポート役の人が疲れて参ってしまうということも実は多々あることなのです。

カウンセリングが必要なのはお子さんよりも先にあなただった、という事例もあります。

心の学びというものを通して家族で幸せになっていただく方法なんかもアドバイスできることもありますよ。

情緒不安定な子供との接し方についてはいかがでしたか。自分の心を強くするヒントをもっと知りたい方はこちら

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