情緒不安定な気分の浮き沈みが激しい。この性格変えられる?

情緒不安定な性格であるという自覚を持った方というのは少なからずいらっしゃいます。ではこれをどのように改善していくのか、それは認識を正していくことなんですね。今回はこのお話をお伝えさせていただきます。


こんにちは、心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

質問者は自分が情緒不安定であることを自覚しています。

この時点で、質問者の方は前向きな一歩を踏み出していると言えますね。

まず、どのような性格の人が情緒不安定になるのかを考えてみましょう。

おそらく、質問者の方はとてもまじめな方ではないでしょうか。

必要以上に自分を責めたり、物事深く考えこんでしまったりする性格の人がなりやすいと言われています。

質問者も女性ですが、男性よりも女性の方が多いと言われています。

いきなり情緒不安定を改善するために、性格を変えなさいと言われてもまず不可能だと思います。

そのようなことができれば、ずっと悩んでくることはなかったでしょうし、トラブルを抱えることはなかったでしょう。

今、質問者にできるのは性格を変えることではなく、考え方を変えることなのです。

カウンセリングにおいては、「認知療法」と言われるものです。

性格は持って生まれたものや生活から築き上げられたものが多く、短期間で変えられるものではありません。

しかし、考え方は変えることができるものです。

ここでは実際のカウンセリングをどのように行うのか、具体的事例をあげながら説明していこうと思います。

○具体的事例 佐々木さん(仮名) 女性 23歳の場合

佐々木さんは非常にまじめなおとなしい女性です。

大学時代は、自分の好きな分野の勉強ができたこともあり、楽しい学生生活であったと述べています。

そんな佐々木さんが情緒不安定になり始めたのは社会人になったからです。

もともと人と話すのがあまり得意でなかったのですが、総合職で就職したため、はじめに配属されたのが営業職でした。

新規開拓ではなく、既存の営業先を回るルート営業ではあったのですが、佐々木さんが感じるストレスは相当のものであったと考えられます。

上司に注意を受けるたびに「自分はダメな人間なんだ」、「どうして自分ばかりが言われなければいけないのか」と思い悩み、会社に行くのが辛くなってしまいます。

そのうち、上司に声をかけられるだけで涙が出てしまう、注意をされただけで泣き崩れてしまうなどの情緒不安定になってしまい、カウンセリングに来られました。

佐々木さんのまじめな性格はけして治す必要はありません。

私のカウンセリングでは、物事に対する考え方を変えることからスタートします。

佐々木さんには以下のような問いかけを行いました。

カウンセラー(以下:カ)「上司はどのように佐々木さんに言いましたか?」

佐々木さん(以下:佐)「どうしてきちんと話すことができないんだ。礼儀は社会人としての常識だと言いました。」

カ「それを聞いてどのように思いましたか?」

佐「自分がダメな人間であると言われたような気がして悔しくて悲しかったです。」

カ「上司は佐々木さんにだけそのように言いましたか?」

佐「・・・いえ、それは違います。他の人にも言っていました」

ここで、佐々木さんは1つの事実に気づきます。

上司に注意をされていたのは自分だけではないのです。

上司はできないことは平等に誰しも注意をしていたことがわかります。

カ「上司はなぜ佐々木さんに注意をしたのだと思いますか」

佐「自分ができなかったので注意をしたのだと思います。」

カ「上司は佐々木さんのことが嫌いなのでしょうか?」

佐「そんなことはないと思います。」

カ「それでは、なぜ佐々木さんを注意したのでしょうか?」

佐「仕事がスムーズに運ぶためだと思います。」

さらに、上司は佐々木さんのことを嫌いで注意をしていたのではなく、仕事をもっと効率よく運ぶために注意をしたこともはっきりしました。

それまで、佐々木さんは、上司は自分が嫌だから、自分が仕事があまりできないから注意をされていると思い込み、必要以上に自分を責めていたのです。

この間違った認識を正しい認識に変えるのが「認知療法」です。

性格そのものを変えるのではなく、心の持ち方や考え方を変えるの「認知療法」なのですね。

佐々木さんの事例の場合も、上司は皆に平等に注意をしており、けして佐々木さんだけを目の敵にしているわけではないことを把握し、仕事をスムーズに効率よく運ぶために注意をしていたことを正しく理解してもらいました。

すべてマイナス思考になるのではなく、正しい状況を把握し、どうすればよいのか、本当に自分の思っていることは正しいのかを見つめるだけでも情緒不安定はずいぶん改善されます。

どうしても、自動思考(正しくない思考にどんどん転がってしまうこと)が止められない場合は、第三者の力を借りましょう。

それは、あなたが心を許すパートナーでも親友でも構いません。

第三者の考えを聞くことで、あなたの偏った思考や間違った考え方がはっきりしてくると思います。

私達カウンセラーの力を借りても構いません。

情緒不安定を改善するためには、性格そのものを変え、あなたの個性を消してしまうのではなく、気の持ち方、考え方を変えることが最もよい方法だと私は思います。

情緒不安定な性格でも変えられる方法の話はいかがでしたか。心に抱えた問題を軽くするためのヒントを知りたい方はこちら

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