あがり症で仕事に支障。人が怖い。どうすればいい?

あがり症で仕事に支障が出る。人が怖いというレベルになってしまうと大変です。人と関わらなくていい仕事というのはそうそうありません。では克服するためにできることがあります。今回はそちらをお伝えしていきます。


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

緊張は少なからず誰しも経験するものです。

人と触れ合う機会の多い私も、はじめての人とお会いするときには少なからず緊張もするし、大勢の前で発表する時にはあがりもします。

ですが、質問者のようにあがり症のあまり「人が怖い」となってしまうと、日常生活を送るのに多くの問題が出てしまいます。

質問者の方は、スーパーなどに買い物に行くときも緊張状態にあるのではないでしょうか?

それでは、毎日疲れてしまいますよね。

私達の一日は、知っている人、知らない人に限らず誰かしら人と触れ合って終わっているからです。

質問者のように「人が怖い」というのは、どういった症状なのでしょうか?

〇心の底にある欲求

心理学的には「対人恐怖症」と呼ばれるもので、自分以外の人の視線や言動、存在そのものに恐怖感を覚える状態です。

「対人恐怖症」のクライアントさんは、表面上は非常に元気です。

食事もでき、睡眠もとることができ、会社や学校にも普通に通っている場合がほとんどだからです。

周囲にその苦しみを理解されないことが、さらにクライアントさんを苦しめている場合もあります。

このような「対人恐怖症」の根底には、「人に良く思われたい」「自分は他人にどのように思われているのか」と言った他者の評価を気にしすぎる思いと「少しでも自分をよく見せたい」という強い自尊心があります。

もちろん、そのような性格傾向を持った人がすべて「対人恐怖症」になってしまうのではありません。

これらのパーソナル要因と環境的要因が複雑に絡み合って「対人恐怖症」という心の問題にまで発展してしまうのです。

それでは、この「対人恐怖症」とどのように付き合っていけばよいのでしょうか?

ここでは、具体的事例を上げながら改善方法を探ってみましょう。

〇加藤さん(仮名) 40歳男性の場合

加藤さんは、車を販売する会社に勤務している男性です。

今までは総務におり、そこまで他の人と接することはありませんでした。

〇できていく自分の中のルール

ですが、今回営業に配置換えになり多くの人と接する機会が増える中で、「自分はこれでいいのか」「できない奴だと思われていないか」という思いに囚われはじめ、徐々に自分の中に閉じこもるようになってしまっています。

人の目が怖い、どのようにコミュニケーションをとっていいかわからなくなったと加藤さん本人がカウンセリングルームを訪れてくれました。

加藤さんが「対人恐怖症」になってしまったのには2つの原因が考えられます。

1つ目は、配置換えです。もともと、内向的であった加藤さんにとって不特定多数の人と接する営業はかなりの負担だったと思われます。

加えて、上司に手際の悪さを指摘されたことが決定的になってしまっています。

2つ目は、加藤さん自身のパーソナル要因です。もともとまじめで几帳面であった

加藤さんは「失敗をしてしまう」ことを極端に恐れる傾向がありました。

「あがってはならない」、「緊張してはならない」と思えば思うほどその症状は悪化してしまい、マイナスのループに陥ってしまったのです。

カウンセリングにおいては、加藤さんのこの認識を変えることからはじめました。

「緊張することは悪いことでない」このことを徹底的に学んでもらいました。

その上で、何ができるのか。いきなり営業成績を上げるということではなく、まずは人の中にいても、恐怖を感じることがない状況に身を置いてもらいました。

グループカウンセリングを行ったのです。

同じように、「対人恐怖症」を訴えるグループの中で、自分の経験・思いを分かち合うことで「同じ思いを抱いているのは自分だけではない」ことを学んでもらったのです。

最初のうちはグループ内にいることすら辛かったと思います。

ですが、最初は「いるだけでOK」、次は「話を聞いてみよう」と「今自分にできること」を積み重ねることによって少しずつではあるのですが、「対人恐怖症」の症状は改善に向かっていきました。

森田療法の中の「行動本意」という考え方に基づくものです。「あるがまま」の自分を受け入れながら、自分にできることを淡々とすることが「あがり症」の改善につながってくるのです。

加藤さんの事例は、質問者の方にも参考になるのではないでしょうか?極度のあがり症から「対人恐怖症」に発展した場合でも、「あがることは悪いことではない」ことを受け入れることからすべてが始まります。

「あがった状態」は普通の状態であり、そこからできることをすることが「人が怖い」ことから脱出する大きなきっかけとなります。

とは言え、接客が主な仕事であると毎日の緊張は極限になることもあると思います。

可能であれば転職をするのも方法の1つです。配置換えが希望できるのであれば、それも1つの方法です。

ですが、社会で生活をする以上、人と全く接しないということは不可能です。

まずは、カウンセリングを訪れてみませんか?自助サークルに参加するのもよいと思いますよ。

今の自分を「あるがまま」に受け入れることからはじめてみましょう。

あがり症からの対人恐怖を克服し仕事をしていく話はいかがでしたか。コミュニケーションを上達させるヒントを知りたい方はこちら

◯この記事がお役に立ちましたらぜひソーシャルメディアで共有してくださいね^^

最新の人気記事

サブコンテンツ