あがり症で人との食事が緊張と苦痛。治療できますか

あがり症で人との食事が苦痛…治療できないか?と悩んでいる女性は割と少なくありません。あがり症の中でも会食恐怖症という症状と言われています。今回はこのお悩みについて答えていきます


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

家族との食事はできるのに、他の人との食事をすることが難しい。

質問者はそのような状況ではないでしょうか。

あがり症の中でも、症状としては重たいものであり、「会食恐怖症」ではないかと私は思います。

まずは、「会食恐怖症」について簡単に説明してみましょう。

「会食恐怖症」とは、その名の通り、他の人とご飯を食べるのが苦痛である症状です。

ご飯を食べる時以外は、健康そのものであり単に「気難しい人」であるとか、「好き嫌いが激しい偏食の人」であると誤解されやすく、周囲のそのような評価はさらにクライアントさんを追いつめてしまいます。

人との会食が決まった時点で、クライアントさんには「苦痛」でしかなく、その日に向けて緊張した毎日を過ごすこととなります。

「会食恐怖症」を心の問題として発症してしまうのは、女性が多く、その数は男性の2倍に及ぶとも言われています。

なぜ、「会食恐怖症」になってしまうのでしょうか?

その原因は、それまでの生活環境や親子関係など様々なものが考えられます。

ですが、主な原因は人の目を気にしすぎることだと思います。

質問者は、他の人と食事をする時、

・汚い食べ方をすると思われていないだろうか
・どれだけ食べると思われていないだろうか
・変な顔で食べていると思われていないだろうか
・食事をする時の音がおかしいと思われていないだろうか

このように考えてはいないでしょうか?

このようなことを考えるあまり、職場での食事も一人になることができるトイレで食べる人もいるようです。

実際は、他人がどのように食べるのかを気にする人は多くはありません。

自分の食事を食べるだけで精いっぱいでしょう。

このような「会食恐怖症」のクライアントさんには、私は「森田療法」をおすすめしています。

「森田療法」を簡単に説明すると、「不安」や「緊張」は人間が元々持つ感情であり、それを否定することはナンセンスだとするものです。

受け入れることで、共存を図り妥協点を探した上で、生活していくことを目指したものです

ここでは、質問者と同じく「会食恐怖症」で悩んでいたクライアントさんの事例を紹介しましょう。

〇及川さん(仮名)30歳女性の場合

及川さんは元来、明るい女性です。事務の仕事をしていましたが、出産を機に辞職し今は専業主婦です。

マンションに住み、ママ友達もでき自分では楽しい生活を送っていたとは言っていますが、その一方でいつも一緒のママ友達に嫌気がさしていたことも事実です。

ママ友だちの会話は、いない誰かがターゲットとなり、悪口や噂話になることも少なくなかったと及川さんは述べています。

ある種の緊張感をもった生活を送っているうちに、及川さんに異変が起きてしまいます。いつものランチがのどを通らなくなってしまうのです。

もしかしたら、変な食べ方をしていると悪口を言われるのではないか。

こんなものを食べてと思われていないだろうかと考えると、体が食べ物を受け入れ無くなってしまい、飲み込むことすらできなくなってしまいましたと述べています。

及川さんの場合、ランチ以外はママ友さんたちと上手く言っていたので、習い事を理由に一旦、ランチ時間以外は離れてもらいました。

その上で、なぜ「会食恐怖症」に発展してしまったかを考えてもらったのです。そこには「他人の評価を気にしすぎる自分」がいました。

私達が「気にしないで」と言われれば言われるほど、人の目は気になるのではないでしょうか。

ですから、「気にしている自分」を及川さんにはそのまま受け入れてもらったのです。

「気分本意」ではなく、「行動本意」を森田療法では重要とします。

「気にしている自分」を認めながら、会食を行い、お茶が1杯でも飲めたらそれは成功なのです。

ですから、及川さんには自分の心が整理できた時点で、少人数で心を許した友達の中での会食をはじめてもらいました。

その結果、はじめはジュースしか飲めなかった及川さんですが、あがり症の自分を受け入れながら食事をとることで、「会食恐怖症」の症状は少しずつ改善に向かっていきました。

質問者の方にもヒントになるのではないでしょうか?最も避けて欲しいのは、人と緊張するから、他人とは食事を一切取らないということです。

確かに質問者からすれば、一人で誰の目にも触れないところでご飯を食べることは心理的には楽かもしれません。

しかし、一人の食事に慣れてしまうと、「会食」そのものに対する恐怖感が増してしまい、どうしても会食をしないといけない場合の緊張感はさらに増してしまうものとなってしまいます。

はじめは、気心の知れた友達との会食でも構いません。

「他人にどう思われているのか気にしている自分」を認めつつ、紅茶一杯、コーヒー一杯でも皆の前で飲むことをはじめてみませんか?

その次はケーキでも構いません。少しずつ食べる量を増やしていく過程で、人との食事が苦痛になることも少なくなっていくと思いますよ。

あがり症で人との食事が苦痛になってしまった場合の改善法はいかがでしたか。自分に自信を持つヒントをもっと知りたい方はこちら

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