あがり症になって集中力が低下。この症状どうすればいい?

あがり症になって集中力が低下、生活に支障が出てくるとちょっと大変です。自分の中にある〇〇しなければといったような認識を変えていく必要があります。今回はクライアントさんの例も交えてお伝えしていきます。


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

あがり症は一般的には性格的な要因が強いと思われます。

質問者は、あがり症から集中力まで低下しているということなので、社会不安障害の可能性も捨てきれません。

ここではまず、その違いについて簡単に整理してみましょう。

あがり症でも赤面や震えなどの症状はありますが、その症状は一過性のものであり、イベントが終われば精神的には安定してきます。

緊張はイベント直前がピークであり、発表などをしていると少しずつ落ち着いてくることがほとんどです。

あがるという経験は私も含め、誰でも経験をしたことがあるとも言えますね。

対して、社会不安障害はイベントが決まった直後から不安が始まり、その事柄が頭から離れず常に緊張状態を強いられます。

パニックになってしまって、発表が最後まで続けられなくなったり、発表後に立っていられないほどの疲労感に襲われてしまったりすることもあります。

症状としてはこのような差が見られるのですが、実はこの線引きはとても難しいのが現状です。

もし、質問者の方が、あがり症のあまり社会生活を送ることが難しい、生きづらいと思えば、カウンセラーの私としては社会不安障害としての改善をおすすめします。

ここで、私のカウンセリングに極度のあがり症としてクライアントさんの事例を紹介しながら、その対処法を見てみましょう。

〇鈴木さん(仮名)男性35歳の場合

鈴木さんは中堅商社に勤める営業マンです。

営業自体の成績は決して悪くはないのですが、客先で行うプレゼンテーションがどうしてもうまくいきません。

プレゼンテーションが決まった直後から、そのことだけが気になり、集中力が低下し通常の営業活動において、時間を忘れる、アポを取り忘れるなどの支障が出始めました。

周囲の人は、場数を踏めば何とかなると何度もプレゼンテーションの場を設けるのですが、目に見えて状況が悪化していくので、鈴木さん自身があがり症以外の心の問題を疑い、カウンセリングを訪れることになりました。

鈴木さんの症例の中で、決定的にあがり症との差は、日常生活に支障が出ているということです。

鈴木さん自身、プレゼンテーションの日付が決まるとどうしようもない不安に襲われ、夜も眠れず、毎日緊張状態の中で過ごしたと述べています。

睡眠不足が一層集中力の低下を招いたとも考えられます。

一方プレゼンテーションの予定がない時には、普通に生活を送れており「うつ」などとは違った心の問題であると考えられます。

これらの状況を把握した上で、私は鈴木さんの症状軽度の社会不安障害ではないかと考えました。

そこで用いた方法が「認知行動療法」です。

簡単に言えば、物の考え方や受け取り方を正しい方向に改善することで、もう少し楽に生きていこうとする方法です。

鈴木さんの症例を例にとって説明しましょう。

・「プレゼンテーションでまた失敗するのではないか」
 →「以前と今回のプレゼンテーションは異なる」

・「完璧なプレゼンテーションをしなければダメな奴だと思われる」
→「誰も完璧さを求めてはいない。言いたいことが伝わればよい」

・「以前、声が震えた時に不審な目で見られた」
→「一生懸命に聞こうとしたに過ぎない。緊張しても話が伝わればよい」

・「何度やっても失敗ばかりで自分は皆のお荷物だ」
→「お荷物の人に何度もチャンスを与えることはない」

上記が鈴木さんの考え方です。

これは「自動思考」と言って、悪い方へ悪い方へ考えてしまう思考のあり方なんですね。

この考え方にひとまずストップをかけるのが「認知行動療法」のスタートです。

「認知」を現実に即したものにすることで、自分の今ある状態が正しく見えてきます。

下記が修正した「認知」ですね。

人間の感情は容易に変えることはできません。

緊張するなと鈴木さんに言っても無理な話です。

それで、状況が改善されるのであれば、鈴木さんはそんなに悩んでいませんよね。

ですが、正しい「認知」を行うことで、何をすればよいのかということは見えてきます。

「緊張して声が震えても話が伝わればよいのではないか」という結論に達することができれば、プレゼンテーションの何日も前から緊張することはなくなるでしょう。

普段と同じように過ごすことができれば、睡眠不足になることもなく、集中力の低下も免れることができると思います。

〇あがるのは当たり前

質問者の方にも、この「認知行動療法」は良い方法なのではないでしょうか?

詳しい状況はよくわかりませんが、おそらく質問者も多くの人の前で発表することを気にかけているのだと思います。

けして緊張することが悪いのではなく、「緊張しても発表できればよい。話せればよい」と思えば少しは心が軽くならないでしょうか?

誰しも、大勢の人の前で発表することはあがるものです。

混乱してきた場合は、感情に問いかけるのではなく、認知に「その認識は間違いではないか?」と質問をしてみて下さい。

あがることは決しておかしいことではありません。

あがった上でできる改善策を考えてみましょう。

あがり症の症状を改善していくための方法の話はいかがでしたか。心にかつての元気を取り戻したい方はこちら

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