昔の辛い出来事によって極度の心配性に。原因は過去?

極度の心配性になったのは過去の出来事が原因だ、そう考える方も多いです。ですが、変えるのは無理と思い込んでませんか?やる前から否定していませんか?可能性はいくらでもあります。自分を信じてあげることは大切ですよ


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今回は、「昔の辛い出来事のせいで、心配性になってしまいました……」という男性の方のご相談を、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

彼の場合は、まだ学校に行っていた頃に、体育の時間に跳び箱で失敗したことがあったそうです。

跳び箱の失敗というのも、色々あると思いますが、まあ勢いあまってでしょう、なかなか大規模な失敗になったようで……

それ以来、落下したり、失敗したり、ケガをするのではないかという心配、そして何より、人に笑われるのではないかという心配が絶えない……とのことでした。

育児において、似たようなことを耳にしたことがあります。

それは小さなお子さんを持つお母さんなのですが、自分自身が小さい頃に、大きなままのアメやら、ウインナーが喉に詰まった経験があったのだそうです。

そのせいで、スーパーでアメやウインナーを見るや、それを食べて喉詰まりしている自分や子どもを想像しては心配に……。

それで、自分のお子さんがだんだん大きくなって、離乳食も完了期だというのに、かたまりの食べ物や、お子さんの好きなウインナー、果物などをあげるにしても、喉が詰まるのではないかとヒヤヒヤしながらとにかく監視している状態。

ご本人も息が詰まるし、状況をなんとか改善したいのだけれども、どうしたらいいかわからない……というお話です。

〇過去の体験が与える影響

どちらも、片方はケガの話だし、片方は喉詰まりの話で、そんなに類似性はないような印象を受ける方もいらっしゃると思いますが、そうでもありません。

実際、ほんのちょっとしたことが原因で心配性になってしまう……ということは、そんなに珍しいことでもありません。

これら2つのケースに共通しているのは、過去に何か、心配性になるような出来事があった……ということと、もうひとつ。

その、心配性になるような出来事があった時、周囲から少なからず、笑われたり、少なくともご本人が「バカにされた」と感じるような出来事が伴っていた、ということです。

跳び箱で失敗した男性は、自分のことをいつもバカにしているような相手に、笑われたことをよく覚えているそうです。

喉詰まりをしたという女性は、そこまで明確な記憶はないようですが、食べ方をしっかり教えてもらえなかったのでしょうか、アメ、ウインナーだけではなくて、とにかく喉にものを詰まらせることが多かったのだそうです。

私自身も、赤ん坊から幼稚園児まで二人の子どもを育てましたので、経験がありますが、子どもが何か「やらかして」しまうと、母親としては、「あーもう! 何やってんのよ!」という反応をしてしまうことが、ままあります。
もちろん、うちの子も、喉を詰まらせてゲー! なんてことも(失礼)経験がありまして、そうするとキレイな現象ではないですから、一時的にはてんやわんやの状態になりますよね。

そのとき、例えば「よく噛まないから詰まる」「よく噛めば詰まらない」ということを、何度も教え、教え……とやっていけば、4歳になる頃には大きいまま飲み込むというようなことも比較的なくなっていくようなのですが、何度教えても「やらかす」子どもに、親が根気よく付き合ってあげられなかった場合には、「なんで、できないの?」と子どもに責任を負わせるような言動を、親がしてしまうことも……。

すると、お子さんとしても、どうやったら喉詰まりがしなくなるのか把握できないまま、「自分はできない」という心理、劣等感だけが蓄積していくわけです。

そう考えると、学生になって跳び箱で失敗し、痛い目に遭ったうえに、意地悪な友達にバカにされてしまった男性と、よく似ていると言えないでしょうか?

人が小さなトラウマを抱える背景には、「現象そのもの」と、それに加えて、「周囲の人の反応」も影響を与えることがあるのです。

〇可能性をイメージする

さて、それでは、こうした心配性の原因を、どうやって克服していくか? ということなのですが、これはもう、一種のピグマリオン効果を使っていくのが最も効果的と言えるのではないでしょうか。

心配性も、深刻な神経症に発展してしまうと、色々なてだてが必要になってきますが、それほどでもないよ……というレベルでしたら、「信じてあげること」が一番効果的だったりします。

ピグマリオン効果というのは、有名なので聞いたことがあるという方も多いと思いますが、「期待してあげると、人は伸びる!」というアレです。

跳び箱を失敗したという事実と、他人から馬鹿にされたという劣等感、この2つが結びついたものが、現在の「何をやっても失敗してケガをするのではないか」といった心配性につながっています。

事実は今から変えることはできませんが、劣等感を払拭することで、心配性が良くなる可能性が残っています。

あくまでも例ですが、例えば、道端の段差を乗り越えたとき、「あー、転ばなかった、よかった、でも次の段差があるゾ、次は転んじゃうかも……」とすぐ次の心配をするのではなくて、
「あー、転ばなかった、転ばなかったじゃないか、オレ! すごいじゃないか! エライぞオレ。次の段差もあるゾ、転んじゃうかもな、でも待てよ、今できただろ、今転ばなかっただろ、大丈夫だよオレ。おまえはやればできる!」と、心配しつつも自分自身の可能性に目を向けてみること。

そして、一度だけではなくて、これをとにかく繰り返していくことで、心配性の原因が解消していくことがあるのです。

「やればできる」これは、過去が原因で○○できない……と思い込んでいる人にとっては、不思議なほど力を持ったキーワードとなるでしょう。

極度の心配性になった原因についての話はいかがでしたか。過去のトラウマを解消するためのヒントを知りたい方はこちら

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