子供が極度の心配性で引きこもり状態。良い解決策は?

成人の子供が極度の心配性でひきこもりになってしまった。実はこの原因を辿ると親の躾に結び付くことがあったりします。いったいどういうことなのかをこの記事でお伝えしていきます。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今日は、ちょっと深刻……な親御さんのお悩みをご紹介したいと思います。

もしかして、同じような悩みをお持ちの親御さんも、多いのではないでしょうか。

……そう、いわゆる、「ひきこもり」です。

「うちの子どもは、もう成人したのですが、心配性なのが玉に瑕で、この心配性がエスカレートして部屋から出てこなくなってしまいました。

もう、親の私が何を言っても伝わりません。どうしたらいいでしょうか?」

うーむ。

ひきこもり。これ、とっても難しいのです。

基本的に、部屋に引きこもられてしまうと、もう関わることができるのが、ほとんどご家族に限定されてしまいますよね。

ですから、無理矢理心理カウンセラーを介入させる……というようなことでもなければ、ご家族から、該当者が部屋から出てこられるように、働きかけていくしかないわけです。

多くの場合、親御さんが対応する形になることでしょう。

ひきこもり問題の場合は、お母さんが対応することが、非常に多いものです。

でもね、ひきこもりの難しいところは、ひきこもる原因になってしまった、心配性の原因となってしまったのが、お母さん、あるいは親御さんご自身かもしれない、ということ。

必ずしも、そうと断言するわけではありませんよ、そんなケースが多いので、心当たりがないかちょっと考えてみていただきたい……ということなんです。

〇心を崩した引き金を探してみる

親御さんが、子どもさんの心配性の原因になっている場合、大半の親御さんには、その自覚がありません。

全然、全くありません。

心理カウンセラーや、心の専門家に指摘されてはじめて、そのことに気付かれる親御さんはとても多いものです。

だから、今初めてそのことに思い当たって、驚いている親御さんがたくさんいたとしても、私は驚きませんよ。

〇幼少期のトラウマを作らないために

どういうことかと、いいますとね……

心配性が過ぎて引きこもりになってしまった! というお子さんの心理の中には、「自分は何もできない」という気持ちや、酷いときには、「何もさせてもらえない」という気持ちが、あるものなのです。

こうした気持ちの根底は、意外なことに、2歳、3歳の幼児期から形作られます。

幼児の期間は、自分という人間が、自分自身であることの、最初の最初の、そのまた最初の自覚を持つ時期です。

したがって、育児用語では「イヤイヤ期」なんていう言葉も、ありますが、この時期には、子どもは何でもかんでも自分の思い通りにしようと、躍起になって親に反抗するものです。

……実際私も、自分の子どもの育児では、この時期手を焼きました……

育児はいつの時期も大変なものですが、言葉もろくに通じない幼児期のイヤイヤは、親御さんにとっても本当に心の重荷であるのは間違いないでしょう。

しかし、この時期に、親に逆らう。常識的でない。などの理由で、子どもの扱いを間違えてしまうと、このヒズミが、後あと……そう、まさにお子さんが思春期に入ったり、遅ければ成人してから、表だってあらわれてくることが、よくあるのです。

子どもの判断力より、大人の私の判断力のほうが「たしか」だわ!

そんな風に解釈し、デタラメな道を選ぼうとする子どもにブレーキをかけてしまうお母さんは、少なくありません。

お子さんが小さいころ、たとえば公園で、お子さんの身長よりも高いような段差を、飛び降りようとしていたとき、あなたはどうしましたか?

手を貸したでしょうか? 抱き上げたでしょうか? 黙って見ていましたか?

落ちちゃう! ケガしちゃう! という「心配性な」心配をして、抱き上げて下ろしたような経験がありませんでしょうか。

お子さんにお小遣いを渡して、「好きなものを買っていい」と言ったのに、いざ、くだらないオモチャのついた駄菓子を買おうとして、「あー、待ってまって、こんなオモチャ面白くないし、すぐ飽きるわ。駄菓子だってたいしたことないし。もっといいお菓子にしましょ」なんて、「子どもの意志決定を親の勝手で変更させた」経験はないでしょうか。

こうした、幼児期の親の対応が、結局、子どもが小学生になっても、中学生になっても続き、子どもが自我を成長させる暇を持たないまま体だけが大きくなり……というケースもあります。

なんでも大人の言うことを聞くような子。

自分で決めることのできない子。

思い当たることがあれば、現在ひきこもりとなったお子さんの「心配性」の原因は、親御さんに他なりません。

親御さんが、「子どもが間違った選択をするのでは……」と心配しすぎて、手を貸しすぎた結果、子どもさんが、自分の判断に自信を持てなくなるどころか、自分の存在や選択にも心配を感じるようになり、部屋から出ることもできなくなってしまった、と考えるのが妥当でしょう。

この路線を修正していくのは、容易なことではありませんが、例えばこのようなことはどうでしょう。

お子さんに、どんな小さなことでもいいので、ひとつひとつ任せたり、とにかくやってもらうのです。

とはいえ、自室の中だけで済ませられることは滅多にないので、難しいことは難しいのですが、例えば掃除機を渡して、自分の部屋だけ綺麗にしてもらうのも良いし、少し会話をしてくれるようなら、スマホの使い方を教えてもらうのでもいいと思います。

とにかく、何かやらせる。

やってもらったことに対して、掃除機をかけたのなら、「掃除上手じゃない。明日も宜しくね」。

スマホを教えてもらったのなら、「さすが○○(名前)ね!また教えてね」と、小さな感謝の気持ちを伝えることを、忘れないで。

内心では、二十歳にもなって、何よ! と思うかもしれません。というか、恐らくそうでしょう。

でも、こうなってしまったからには、もう、小さな「自分にもできることがある」を積み重ね、自信を回復させ、できることを増やし……とやっていくしかありません。

それは、お子さんが小さいときに、すべきことだったのですが、欠けてしまったものは、気付いたときから頑張るしかないですよね。

ですから、「二十歳にもなって、何してるのよ!」はタブーです。

お子さんの心に寄り添ってみてください。

おのずから、答えは出るのではないでしょうか。

極度の心配性で子供がひきこもりになってしまった時にしてあげられることの話はいかがでしたか。心の問題を乗り越えていくためのヒントをもっと知りたい方はこちら

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