理不尽な父親のせいでノイローゼになりました。家を出ることもできないので、どうすればいいでしょうか

父の押し付けが子をノイローゼにしてしまった。ですがここから二人は変化することができました。いったい原因と変化を起こす要因はどこにあったのか、今回は実例を交えてお伝えしていきます。


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

心を休める場所である家庭でほっとできない質問者はとてもつらかったと思います。

実際、父親との関係に悩むクライアントさんは少なくはないのです。

質問者は理不尽と父親のことを言われていますが、どのような点で理不尽と思うのでしょうか?

ここでは、あるカウンセリング事例を元に対処法を見てみましょう。

<具体的事例 次郎君(仮名)中学校3年生の場合>

次郎君は、非常におとなしい生徒で怖い父親のいいなりという印象がぬぐえない生徒でした。

勉強も比較的上位の方ではあったのですが、次郎君自身は勉強を一生懸命勉強やるよりは、部活の剣道に力を入れたいと願っていたようです。

一方で父親は、勉強に力を入れている進学校に通って欲しいようで、塾など様々な学習環境を整えていたようです。

次郎君は、本当は行きたくなかったと述べています。

次郎君がノイローゼ気味になったのは、3年生になり進学先を決めなければいけなくなったころでした。

次郎君は剣道の強い中堅高校への進学を望んでいたのですが、父親は大学進学を見越して進学高校への進学を望んでいました。

次郎君は父親を恐れて本心を言うことができず、父親も威圧的に進学高校をすすめていました。

言えないストレスと父親の勧める高校には行きたくないという葛藤の中で、ついに次郎君はノイローゼになってしまいます。

この事例の中にはいくつかの問題が含まれています。

1つは、父親自身の問題です。

父親は、子供の頃成績優秀であったにもかかわらず、家の事情で中学校を卒業後働かなければいけませんでした。

様々な職を転々とし、苦労を重ねて自分で建築関係の会社を起業し成功を収めています。

そのような背景から、息子には苦労をさせたくないという思いの強い人でした。

愛情の強さ故なのですが、次郎君を自分の1部だとみなし、自分の叶えられなかった夢を次郎君を通してかなえようとしていたと思われます。

ここに大きな間違いがあるのです。

2つ目は次郎君自身の問題です。

威圧的な父親に育てられた次郎君には反抗期がありませんでした。

一見良いことのように思われますが、自我を確立する時期を奪われたとも言えます。

今回の進学問題が次郎君にとって、はじめての反抗であると言えるでしょう。

ですが、どのように主張をしてよいのか、自分の気持ちをどう表現すればよいのかわからない次郎君にとっては、ただ、黙り込み殻に閉じこもるしかなかったのです。

そこで、カウンセリングにおいて親子カウンセリングを行うことにしました。

お父さんには認知療法を用いました。

お父さんの愛情を否定することなく、「お父さんの言うことをすべてきく=よい子」だという認識を改めてもらいました。

次郎君は次郎君のものであり、自由に生きる権利があるということ、次郎君には意思があるということを根気強くカウンセリングしました。

そして、頭ごなしに否定するのではなく、まずは黙って次郎君の話を聞いてもらうことをお願いしました。

次郎君には認知行動療法を用いました。

父親と次郎君は、別々の人であるのだから考えが違うのは当たり前だということを理解した上で、自分の考えを述べることを恐れないことをカウンセリングしました。

お父さんの威圧的な態度は愛情の裏返しであり、けして次郎君を嫌いなわけではないことを伝え、最初のうちは自分の言いたいことをメモ書きして読むことをすすめました。

最初は、なかなか自分の思いを伝えられなかった次郎君ですが、お父さんの待つ姿勢にも助けられ、少しずつ主張ができるようになってきました。

そうなると後は話し合いができる状態になってきます。

話し合いが進むにつれ、親子関係も改善に向かい、両者納得の上で次郎君の志望校に進むことができました。

このカウンセリングの事例を通して、質問者が対処できることは3つあります。

・質問者にとって理不尽であることは、じつは父親の愛情の裏返しの可能性があるということです。

もし、理不尽であると感じても、一旦は話を聞いてみましょう。

その上で、どうしても府に落ちないことを話し合ってください。

・父親と質問者は同一人物ではありません。

当然、思いに差がでるのは当然であり、話し合うことから逃げていては一生わかり合うことはできません。

2人で話し合うのが無理であれば、第三者を入れて話をしてみてはいかがでしょうか?それは母親でも、私達カウンセラーでもかまいません。

間に誰か入ってもらうことで、冷静に話し合えることも少なくはないのです。

・もしどうしても冷静に話せない、父親が怖くて話すことができない場合は、学生であれば学校に来てくれるカウンセラーを利用するのも方法の1つです。

教育カウンセラーは、専門機関と連携しており、しかるべき方法を教えてくれるでしょう。

学生でなければ、私達カウンセラーを利用してください。

その場合は、多くは父親のカウンセリングも合わせて行います。親子間の問題は、親子カウンセリングが最も大きな効果を生みます。

父との問題でノイローゼ、そこからの解決についての話はいかがでしたか。心を成長させるヒントをもっと知りたい方はこちら

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