私は不安がずっと続くというノイローゼの症状が出ています。どうしたらいいですか?

不安が続きノイローゼの症状が出た方がいます。これも珍しい話ではないんですね。不安との付き合い方はどうしたらいいのかを今回はクライアントさんの例と共にお伝えしていきます。不安を敵と思わず受け入れていくことが大切なんですね。


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

毎日、消そうとしても消すことのできない不安の中で日々を過ごすのはとてもつらかったと思います。

ひとえに不安を消すことができないと言ってもその症状には様々なものが考えられます。

例えば、最近耳にすることの多いパニック障害もその代表例です。

場所を選ばす極端な不安と死の恐怖にさいなまれ、自立神経系の症状、呼吸困難や吐き気、めまいなどを伴うものです。

常に緊張感が続き、何らかの不安が頭に浮かんでその考えを打ち消せず、めまいやふらつきなどの身体症状がでるものが全般性不安障害と言います。

このような不安を強く感じる日常は、質問者にとっても非常に負担が大きいと思います。

あまりに症状が多い場合は、薬物療法もありますが、それは対処慮法であってけして、根本の解決にはならないと私は思います。

まずは、カウンセリングを受け、その不安についてどのように向き合うかを学ぶことが重要になります。

私のカウンセリングでは、森田療法という方式をとっています。

簡単に言えば、不安を不安として受け入れる療法です。

ここでは、私のカウンセリングの事例を用いてその対処法を学んでいきましょう。

<カウンセリング事例 太郎(仮名)さん 高校2年生>

太郎さんは、進学高校に通う男子生徒です。

勉強面には特に問題もなく、楽しい学校生活を送っていたのですが、友人関係につまずいたことをきっかけにノイローゼという心の問題に発展してしまいました。

ノイローゼの中でも、突然強い発作に襲われるパニック障害になり、学校に行くまでに何度も倒れて救急車で運ばれるという事態に陥ってしまいます。

病院で体中を検査しても内臓的には問題なく、パニック障害を疑われ紹介状を持って私のカウンセリングに来られました。

太郎さん自身は、パニック障害の症状を収めるために必死でした。

しかし、力で抑え込もうとすればするほど、パニック障害の出現の回数は多くなってしまい、太郎さんがさらに苦しくなるという状態になってしまいました。

そこで、あえて力でパニック障害発作を抑えない森田療法を用いることにしました。

まず、パニック障害の発作は命にかかわるものではなく、長くても5分程度をやり過ごせば落ち着いてくることを繰り返しお伝えしました。

冬のホワイトアウトと一緒で、やり過ごせばそのうち視界もはっきりしてきます。

ですから、来たと慌てるのではなく、安全なところで静かに時が過ぎるのを待ちましょう、とお伝えしました。

また、太郎さんはパニック障害の発作を恐れ、家に閉じこもりがちでした。

しかし、そのような生活では笑顔も減ってしまい、楽しい高校生活を送ることはできません。

パニック障害発作を恐れている自分が、さらに新たな不安を生み、その不安がまたパニック障害を引き起こすことを理解してもらいました。

実は、発作を恐れている心配や不安がパニック障害発作の元凶であることを太郎さん自身も気づいてくれました。

ここまでくれば、森田療法の半分は成功したも同然です。

不安を不安として認めながら、どのように生活を再建していくかを考えます。

太郎さんは、発作を恐れるあまりずっと続けていた剣道を休んでいました。

まずは、毎日行っていた剣道を少しずつはじめてもらうことにしました。

最初は、週1回、慣れてくれば2回、3回と増やしてもらい、楽しい時間や達成感を改めて実感してもらいました。

不安は抱えながらも、今まで通りの生活に戻り始めた時に、当初の原因であった友人関係を見直してもらいました。

その友人と再度仲良くしたいのか、そうでないのか、今一度太郎さんに問いかけました。

太郎さんは、非常にまじめな性格のため、「友人とは仲良くすべきだ」という思いが強かったです。

ですが「あるべきだ」という考えは、太郎さんの考えであり、その枠に囚われることはないとお話しし、トラブルとなった友人とは一旦距離を置くことを決めました。

その後、太郎さんは数回パニック障害を起こしたものの、その症状は軽く少しずつ、出現頻度も減っているということです。

この太郎さんの事例を通して、不安とどのように付き合っていくか、学ぶべきことは多くあると思います。

・不安は誰しもあることで、不安を不安としてまずは理解することが必要になってきます。

・不安になって何か起きるのではないのかと考えることが、さらなる強い不安を引き起こしていることを理解します。

・不安を理解したら、不安を抱えたまま、どのように日常生活を送っていくかを考えます。

・そのためには、今何ができるのかを考え、ますはそれをしてみましょう。

・少しずつできることが増えて行ったところで、心の問題になってしまう前の生活を振り返ってもらいます。

「~べきだ」という考えに囚われすぎていなかったのかを見つめ直し、「~べきだ」という枠組みを少しずつ外してもらいます。

「~べきだ」を開放することが、ストレスや不安から自分自身を解放することに結びついてくるのです。

不安からくるノイローゼ症状を克服していった例の話はいかがでしたか。自分の心との上手な付き合い方をもっと知りたい方はこちら

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