私はすごく怒りっぽい性格なのですが、これは病気なのでしょうか?

怒りっぽい性格は病気ですかという質問をいただきました。そういうものの存在は確かにあります。ですが複数原因が考えられますので、今回はこの状態についてお伝えしていきます。最近イライラしやすいなと思われた方はぜひ読んでみてください


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今回は、自称、「すごく怒りっぽい」という方から、お便りをいただきました。

自分はものすごく怒りっぽいのだけれども、これは病気なのでしょうか? というお問い合わせです。

ご自分の怒りっぽさが、病気ではないかと、心配になってしまったのですね。

そこで今回は、怒りっぽい性格と、病気についてのお話をさせていただきたいと思います。

〇怒りが発生する原因を探る

罹患すると、怒りっぽくなってしまう病気というものは、確かに存在しています。

それが精神的なものでない場合、病名はこんな感じ。

「脳腫瘍」「肝硬変」「認知症」……いずれも割と聞いたことがある種類の病名ですよね。

各病気それぞれに、脳内物質のバランスの変化だったり、あるいは、脳内の物理的な圧迫といったことが原因となり、人の性格を変え、怒りっぽくなってしまう……というメカニズムを持っています。

ですから、「急に怒りっぽくなった」「性格が変わった」ようなケースでしたら、このあたりを疑ってみるのもひとつ大切です。

参考までに、身体的な疾患がある場合で、「イライラ、怒りっぽい」という症状が出る疾患をご紹介しましたが、「病気のせいでイライラするのでは……」と疑われるようなケースには、もうひとつ、心の問題が絡んでいるケースもあります。それが、幅広い意味での「鬱」です。

鬱には、色々な種類のものがあります。

症状も個人差だらけといって良いでしょう。

ただ、その中に「イライラしやすい、怒りっぽい」というものも入っています。ご自身の環境を顧みて、どうも鬱が怪しいのではないか? と思われる場合には、心の専門家の意見を仰ぐことも大切です!

鬱状態では、脳内の物質が偏ったり、上手に切り替えができなかったりすることにより、様々な心の問題が引き起こされることがわかっています。

ですから、イライラの解消のためには、鬱症状の改善、解消も同時に図っていくことが大切ですよ。

〇心の状態も確認してみましょう

鬱のほかにも、心に何か解決しなくてはならない問題を抱えているケースでは、「すごく怒りっぽく」なってしまうことが多々あります。

躁鬱状態。解離性障害。摂食障害。アルコール依存症、その他の何らかの依存症……。

これら、いずれの場合においても、怒りっぽくなるということは、初期症状といってもいいほどの、一般的な症状なわけですね。

なぜなら、こうした心の問題を抱えている人は、そうでない人に比べ、人生が理想通りにいかない……ということが圧倒的に多いからです。

人がイライラするとき、怒りっぽくなるときには、その裏側に、「なんで、うまくいかないんだ」「なんで、私の思うとおりにならないんだ」という、理不尽に感じる心が隠れています。

大体、思い通りにならない原因は、自分自身じゃないような気がしてしまう。

外的な要因によって、自分に、あるいは自分だけに、不幸がもたらされる……そのように思ってしまったときに、人は怒りっぽくなるものです。

逆に言えば、人が怒りっぽいときは、そうした理不尽さを感じやすい状態になっている、ということですよね。

そして、心の問題を抱えている時には、人の心は、理不尽さ、うまくいかないという気持ちを、とっても抱えやすいのです。

ですから、どうにも収まらないイライラ、怒りっぽさの背景には、心の問題が隠れていることは少なくはありません。

さらに、それが問題としてあなた自身にまだ認識されていないことだってあり得ますので、あまりに怒りっぽいな……と疑問を抱いたときには、もしかしてもしかして、裏に心の問題が隠れていないかどうか、あらためて自分を見直してみる必要はあるかもしれませんね。

〇女性特有のものもある

怒りっぽさと、病気との関係といえば、女性限定の「怒りっぽい原因」というものも存在しています。

それが、PMS……月経前症候群というやつです。

これは、女性特有の月のリズムに乗って、怒りっぽいときと、そうでないときが行ったり来たりしますので、なかなか本人にも、「怒りっぽい性格」とは認識されないかもしれません。

ところが、ホルモンバランスというのは結局、1ヶ月を通じて何だかんだで変動を続けるものですから、敏感な方は四六時中不機嫌、月の大半は怒りっぽい……などということもあるわけで、身の回りの方は「性格が、怒りっぽい」と認識なさっている可能性もあります。

PMSは、詳しく言えば、プロゲステロンという黄体ホルモンの働きによって、イライラが引き起こされるものです。

プロゲステロンは、月経の1~2週間前から分泌されるものですから、イライラも月経前の1~2週間から始まることが多いですよ。

では、月経が始まったらイライラは収まるのか? と言われると、そうでもない。というのは、PMSのない女性でも同じように、何かと不快感を得る1週間ですから、当然イライラします。

……すると、ね。これでもう3週間のイライラですね。

そんなわけで、PMSのある女性と、怒りっぽさとは、とっても深い関係を持っているのです。

従って、どうも私のイライラは月のモノのリズムに左右されるな……? と思われるときには、漢方など、女性に特有の心のリズムを整えられるような対処をしてみると、あのイライラがウソのように解決……ということもありますので、お忘れ無く。

イライラ、怒りっぽい、というのは、性格ばかりに起因するものではありません。

今回ご質問の方も、「私はすごく怒りっぽい性格です」としつつも、「何かの病気か?」と疑っていらっしゃる。性格は病気ではありませんものね。

もちろん、性格のために怒りっぽい方もいらっしゃるのですが、「病気の可能性もなくはない」ということを頭の隅に置いておかれると、お悩みが解決することもあるかもしれません。

怒りっぽい性格と病気の関連性についてはいかがでしたか。心に関する話をもっと聞きたい方はこちら

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