睡眠障害の中にレム睡眠障害というものがあるとのことですが、どんな症状ですか?

ノンレム睡眠障害という症状をご存知ですか?これは本人が夢で見たことを実際に無意識でやってしまうのです。本人にはこの時の記憶はないので、誰かに言ってもらって発覚するケースがほとんどです。詳しくお話していきましょう


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

睡眠は通常、眠りの深いノンレム睡眠と眠りの浅いレム睡眠を1晩に3回から5回繰り返しています。

夢を見るのは、浅い眠りであるレム睡眠の時です。

レム睡眠時は、脳は働いていますが体は眠っている状態のため、いくら夢を見てもその通りに動くことはありませんし、大きな声で笑うなどということはありません。

一言で言えば、脳も体もぐっすり眠っている状態ですね。

ぐっすり眠っているので、体は動かないはずなのですが、その体が動いてしまうのがレム睡眠障害なんですね。

レム睡眠障害は眠っている本人は気づかないことが多く、隣りで眠っている人に指摘されて発覚することが多いのです。

それでは、レム睡眠障害にはどのような症状があるのでしょうか?

◯夢に見たことを現実で行っている

概して言えることは、夢の中で行ったことが現実に起きているということが言えます。

例えば、夢の中でごちそうを食べていたとします。

通常では夢であるので、実際に食料を食べることはありませんよね。

ですが、レム睡眠障害のクライアントさんは冷蔵庫を開けて食材を食べてしまいます。

クライアントさんによっては、実際に料理をしている症例も報告されています。

その他には、夢の中で野球のバッドを振ったら、テレビが壊れていたとか、走っている夢をみたらベッドから落ちてけがをしてしまったとか、見ている夢と現実との境目がはっきりしないことがレム睡眠障害の大きな特徴です。

これらの症状のどれかに当てはまる場合、レム睡眠障害である可能性があります。

レム睡眠障害のように、自分の意思とは無関係に睡眠中に見られるこれらの行動を「睡眠時随伴症」と呼びます。

レム睡眠障害のクライアントさんには、自分が何をしていた全く記憶になく、周囲の人から指摘を受けて発覚することが殆どです。

また、自分の意思とは無関係に、夢の中で自分が行っていた行動がそのまま現実のものとなっているため、夢の中で人を殴っていたら実際に周囲の人を殴っていたという深刻な事件になることもあります。

海外では、レム睡眠障害のクライアントさんが車を運転する夢をみたら実際に街中を運転してしまい、交通事故を起こしてしまったという事例も報告されています。

レム睡眠障害そのもの問題ではあるのですが、レム睡眠障害が起こす2次的な被害が深刻だと言えます。

睡眠時随伴症で有名なのが、子供である場合は「おねしょ」や「夜驚症」、「寝ぼけ」や「夢遊病」などがこれに当たります。

昔は、これらの症状は主に子供を中心に見られると言われていましたが、最近、50代以上の大人でも見られることがわかってきました。

その多くは男性であり、割合で言うと男性:女性=9:1となっています。男性に睡眠時随伴症の方が多い理由ははっきりしていません。

また、睡眠時随伴症は年齢とともにかかりやすくなると言われ、高齢者の200人に1人の割合で睡眠時随伴症の症状が見られると言われています。

そもそもぐっすり眠っているはずのレム睡眠時にどうして体を動かすことができるのだろうかと思いませんか?

私達がぐっすり眠っている時には、筋肉も休んでいるため、力は入っていない状態です。

筋肉が弛緩しているため、手足に力を入れることができないんですね。

ですから、健康な人がいくら夢を見ても暴れたり大声で話したりするようなことはないのですね。

ところが、レム睡眠障害のクライアントさんは休んでいるはずの筋肉に力が入っているのです。力が入っているから、体を動かすことができてしまうのです。

なぜ、筋肉に力を入れることができるかについては諸説ありますが、原因がはっきりしていない「特発性のもの」と、投薬や病気などが原因の「二次性のもの」2つに分けられます。

最も多い原因は、原因がはっきりしていない「特発性のもの」であり、レム睡眠障害の6割以上を占めます。

その一方で「パーキソン病」や「レビー小体型認知症」の初期症状である可能性があることもわかってきています。

もし、レム睡眠障害かも?と思ったら、専門機関を受診して、専門的な治療を行うことが重要になります。

診断時には「終夜睡眠ポリグラフ検査」が行われます。

この検査は、宿泊して行われるものであり、眠っている間に筋肉に力が入っている状態であればレム睡眠障害と診断されます。

もし、レム睡眠障害だと確定診断されれば薬を処方され、定期的に眠りの状態を確認しつつ治療を行うことになります。

また、レム睡眠障害は家族の理解が必要とされる症例でもあります。

レム睡眠のまま外出しないように二重ロックにする、夜にだけカギを取り付けるなどの対応が必要となります。

また、怪我をしないようにベッドから布団に変更する、周囲につまずくものや投げることのできないものを置かないなどの環境的な整備も重要となってきます。

一方、異常行動を起こした時にも大きな声で叱らない、突然抑えつけないなどの対処も大事です。

そっと後ろから抱え込むような形で落ち着かせるようにしましょう。

レム睡眠障害の症状についての話はいかがでしたか。今ある悩み事を解消していくためのヒントを知りたい方はこちら

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