完璧主義と強迫性障害は関係ある?

完璧主義と強迫性障害、この二つはすごく密接な関係にあります。何気ないこだわりが日常生活に影響を及ぼすようになってくると大変です。今回はこちらについて詳しくお伝えします


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

結論から言うと、完璧主義と強迫性障害が大いに関係があります。

完璧主義者の人が強迫性障害になりやすいとも言えますし、強迫性障害の特徴として完璧主義があるとも言えます。

1.強迫性障害とは何か?

よく誤解されやすいのが、清潔好きの人、几帳面な人が強迫性障害であるとされることです。

清潔好きなこと、几帳面なことが直ちに強迫性障害に結びつくわけではありません。

例えば、リモコンなどをまっすぐに整列しないと気が済まない人がいますよね。

これ自体は、実はよくあることなのです。

外出先でまっすぐにそろえたか気になって仕事どころではない、定規を持ってきて1mmずれるだけで気持ち悪い、少しでもずれたが気になってしまうと来客中でもそのことだけが気になって話をするどころではない。

このような、日常生活にまで影響を及ぼすようになってはじめて強迫性障害と判定されるのです。

完璧主義者と共通点があることがおかわりいただけるのではないでしょうか?

完璧主義者も強迫性障害も、ある事柄について完璧を求めすぎ、自分自身も疲れてしまう。

ほどよい加減ができないこれらの共通点をもったのが、完璧主義者であり、さらに様々な心の問題にまで発展したのが、強迫性障害なのです。

2.強迫性障害の原因とは?

様々な説がありますが、環境的要因と本人の性格的要因が大きいと言われています。

最近では、脳の機能の問題であるという説もあります。

(環境的要因)
・家庭内での厳しすぎる躾
・愛している人の死別
・出産などの環境の変化
・結果を求めすぎている環境

(性格的要因)
・必要以上に生真面目である
・完璧主義傾向
・融通が利かない
・頑固である

(脳の機能の問題)
・最近取り上げているのが脳の機能がうまくいかないためではないかという説です。
神経伝達物質であるセロトニンがうまく分泌されなかったり、過剰に分泌されたりして、脳の部位をつなぐ神経伝達経路がうまくいかないためだと言われています。

実際はこれらの原因が1つのみで発症することはなく、様々な要因が複雑に絡み合って、強迫性障害になってしまうと考えられます。

すべてが完璧主義になってしまう原因だとは言えませんが、環境的要因の一部、性格的要因の面では非常に似たところがあるのではないでしょうか?

3.強迫性障害にはどのような症状があるのか

大きく分けて3つの症状が挙げられます
(洗浄強迫)

手に触れるものがすべて汚い、自分は菌におかされているという不安がどんどん大きくなってしまい、手の皮が擦り切れるまで洗ったり、家族にそのことを強要したりする強迫性障害を指します。

本人自身も、理不尽なことをしたり言ったりしていることがわかってはいながらその行動をやめられず、非常に辛い状況です。

(確認強迫)

外出する間際に、火を消したのか、カギは閉めたのかどうしようもない不安に襲われ、何度もカギの確認をしたり火の元の確認をしたりする状況です。

何度確認をしても、不安は消えないので外出ができなくなってしまうことも多々あります。

(順番や数に関する強迫)

すべてが偶数でないと落ち着かない、外出するときには必ず右足から靴を履かなければいけないなど、本人しかわからないことにひどいこだわりを持っているものです。

このように強迫性障害の根底には大きなこだわりや不安があると言えます。

完璧主義傾向の皆さんも、譲れないこだわりがあることが多いです。

できるから自己評価も高いと思われがちですが、皆の賞賛を得ることで辛うじて自分を保っている人が多いのです。

そう言った意味では、完璧主義傾向の皆さんの中にも大きな不安があると言えるでしょう。

完璧な自分であるから皆に必要とされている、皆に愛されているという思い込みがそこにあるのです。

このように、完璧主義と強迫性障害の根底に流れるものは非常に共通点が多いのです。

どちらも、非常に生真面目であり自分の決めたルールに囚われすぎているのです。

私は、完璧主義のクライアントさんにも、強迫性障害のクライアントさんにも、あえて自分の苦手な分野に挑戦することをおすすめしています。

完璧主義のクライアントさんには、あえて今までしたことがなかった料理を習いに行くことをすすめたこともあります。

そこで、助けてと言わざるえない状況を作り、完璧でいる必要がないことを学んでもらったのです。

強迫性障害のクライアントさんには、自分が汚いと思っているつり革につかまってもらい、手を洗わないでいてもらいました。

これは、行動療法の中の曝露・反応妨害法と呼ばれるものです。

自分がこだわっていたものが、意外に無意味であること、しなくてもさほど困らないことを身を持って学んでもらったのです。

いずれの治療法も、クラインアントさん自身ではなく、クライアントさんの考え方を殻に閉じこもったものにするのではなく、現実に即したものに変えていくという点では非常に似たものだと思います。

カウンセリングはそういった意味でも、非常に有効な方法であると言えるでしょう。

完璧主義と強迫性障害の関係についての話はいかがでしたか。心の問題を解決するヒントをもっと知りたい方はこちら

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