職場になじめず病んでしまう職場不適応症って何?

職場不適応症という言葉はあまり耳にしたことがないかと思われます。これはうつ病ではないんですね。うつ病と違ってはっきりとした原因からくるものなのです。職場でのストレスが酷くなるとこの状態に陥ることがあります。


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

職場不適応症とは正確な名前ではありません。

適応障害の1種類であり、職場でのストレスを原因に発症するものです。

昔は「五月病」とも言われており、少し職場に慣れ始めるころに多く見られると考えてられていました。

今は「新型うつ」と呼ばれることもありますが、正式には「うつ病」ではありません。

なぜなら、「うつ病」がその原因が明確でないのに対して、適応障害である「職場不適応症」はその原因がはっきりしているからです。

ストレスの原因である職場を離れれば、元気であることが多くそのことが会社の理解が得られない場合も多いのです。

ここでは、私がカウンセリングを行った堀江さん(仮名)の例を紹介してみましょう。

堀江さんは、非常に生真面目な女性でした。

頼まれた仕事を断ることができず、そんな役回りをすることも多かったようです。

それでも、コツコツ仕事をし、毎日のように残業をしていました。

ある日女子トイレに行くと、化粧直しをしている人の会話が聞こえたと言います。

同僚A「飲み会があるけど、仕事が溜まっていけない・・」
同僚C「堀江に頼んだら?仕事好きだし」

これだけの内容です。ですが、堀江さんにはひどくショックだったと言います。

皆に良いように使われていたと言うショック、そのように思われていたというショックで会社に行こうとすると震えが止まらなかったり、吐き気を感じたりするようになってしまいました。

この後、会社に行くことができなくなった堀江さんは産業医への相談を得て、適応障害と診断されました。

この会社での不適応症を職場不適応症と言います。

堀江さんは、仕事へは行くことができませんでしたが、ストレスの元凶である職場以外の場ではいつも通り振る舞うことができました。

ここが、うつ病との違いであり、周囲の誤解を生みやすい要因にもなるのです。

次に職場不適応症の原因を説明してみましょう。

その原因は、大きく分けて3つ考えられます。

1.個人の性格や精神状態

最近の若者は携帯電話などの普及により、人間対人間の会話が苦手な人が多いのです。

どこまで踏み込めばよいのか、どの程度の主張をすればよいのか、経験を元に獲得できていないと言えます。

そのため、会社でも変に無口になったり、言わなくてもよいことまで言ってしまったりなどして孤立してしまうことがあります。

この孤立がストレスとなってしまい、職場不適応症を発症してしまうのです。

また、挫折をしらない若者も多くいます。

そこで、仕事を失敗するなどして先輩から少しきつい指導を受けた時にショックを受けてしまい、会社い行けなくなってしまうことがあるのです。

2.思っていた仕事内容と違った

新社会人の方や転職をした方に多く見られます。

就職活動中に必要以上に会社を美化してしまい、入社後、現実と自分の思い描いた会社のギャップに苦しむことがあります。

また、ネームバリューだけで会社を選んでしまった時、自分の適性とは合わないこともあり不安や後悔に苛まれることがあります。

中間管理職に昇進した時にも、上司と部下の間に挟まってストレスを感じたり、部署替えで事務職から営業職に変わったりした時にもストレスが溜まってしまうことが多くあります。

3.忙しすぎる

自分の能力を超えた仕事を任されたり、毎日終電ではないと家に帰ることができなかったりという暮らしを続けていると、疲労してしまいます。

その疲労は、メンタル面でも顕著であり精神的に不安定になってしまうことがあります。

このように、これら3つの原因は誰にでも心当たりがあるものだと思います。

もちろん、原因に当てはまるからと言って、すべての人が発症してしまうわけではありません。

ストレスを解散できる場があるかどうかということが大きなポイントになります。

自分のことを話せる友達がいることは、適応障害を発症しにくい傾向にあります。

職場不適応症は治るのでしょうか?と不安に感じているクライアントさんも多くいらっしゃいます。

職場不適応症は、再発しやすい心の問題ではありますが、必ず治るものです。

そのためにも、異変を感じた時にはすぐに会社の産業医や専門機関を必ず受診して下さい。

早期であればあるほど治るまでの期間が短くすみます。

私のカウンセリングでは、まずは心身共に休むことをおすすめします。

一日中眠ってすごしても構いません。

自力で朝に起きることができるようになるまで、心も体も休憩をしましょう。

心身ともエネルギーをチャージできたら、いよいよカウンセリングに入ります。

ストレスの原因を突き止め、そのストレスにどのように対応していいのかを学ぶ認知行動療法が主な治療法になります。

その後で、実際にどのような解決方法をとるべきなのかを学びます。

ここまでの治療過程を経て、職場に復帰できることになります。

注意をしなければいけないことは、決して復職を焦らないことです。

しばしば大丈夫な自分を演じて、完全に治り切っていないのに復職してしまうクライアントさんがいます。

そうすると、再発の危険性が高くなってしまうのです。

「ゆっくり焦らずに確実に」を合言葉に、職場不適応症を克服していきましょう。

職場不適応症についての話はいかがでしたか。職場不適応症を乗り越るためのヒントを知りたい方はこちら

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