適応障害とうつ病の違いってどんなのですか?

適応障害とうつ病の違いについてを今回お伝えします。似ている部分が多いですが、同じ問題ではないんですね。適応障害は適切な対処をしていくと人によっては本当に早く改善していくことができるんです。


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

適応障害もうつ病もストレスが要因になっていることは、間違いありません。

職場での人間関係のストレス、転校や転職などがきっかけで適応障害になることもうつ病になることもあるのです。

ここでは、まず適応障害、うつ病のそれぞれの特徴についてみてみましょう。

1.適応障害の主な特徴

・原因 

日常、誰でも起こりうる状況がクライアントさんにとってストレスになってしまうことで起きてしまうのです。

新しい環境に適応できない場合や、上司な同僚の言葉が引き金になった場合、会社での営業成績がプレッシャーになった場合など様々なものが考えられます。

・症状

身体的症状と心理的症状の2つに分けられます。

(身体的症状)

頭痛や吐き気、下痢や体調不良などが考えられます。

内科医にかかっても、内臓的には何ら問題はありません。

(心理的症状)

何とも言えない不安感、イライラ感、集中力の欠如、抑うつに似た気持ちなどが考えられます。

また、学校に行けなくて不登校になってしまう、会社に行けない出社拒否など行動面で問題が見られることも多いです。

2.うつの主な特徴

・原因

ストレスが原因となることは明確です。

そのストレスには、「人間関係からくるもの」と「環境の変化からくるもの」の2つのものが考えられます。

ですが、そのストレスがはっきりしないことが多いのです。

うつ病の発症原因としては、遺伝的要素に加え、環境的要因と身体的要因になんらかのストレスが引き金になって発症してしまうこと考えられています。

このストレスはマイナス要因だけではありません。

昇進や結婚、出産や妊娠など喜ばしいこともストレスになってしまうことがあります。

身体的要因としては、月経や慢性的な疲労、更年期などのホルモンバランスの変化なども要因としてあげられます。

・症状

うつ病は、アメリカ精神医学会が定めた指標であるDSM-IVによってその診断基準が決まっています。

その基準とは以下の9つの症状です。

(抑うつ気分)

気分が沈んでいる状態です。

「死にたい」と漏らす人も多く、憔悴しきった様子でクライアントさんの周囲の人も、普通ではない状態に気づきます。

(興味または喜びの喪失)

それまで楽しめていたものに全く関心を示さなくなってしまいます。

今まで人とおしゃべりをするのが好きで、サークル活動などにも参加していた人が引きこもりになってしまったり、人と会うのを避けたりするようになります。

(食欲の減退・増加・体重の増減)

「何を食べても砂をかんでいるようだ」と訴え、食べることそのものを苦痛に感じているクライアントさんが多くいます。

その一方で、甘いものだけ食べるという偏食傾向を示し、体重が急に増えてしまうクライアントさんもいらっしゃいます。

(睡眠障害)

「なかなか眠れない」、「夜中に頻繁に目が覚める」、「朝早く目が覚めてしまう」など極端な寝不足になる場合が多いです。

(精神運動機能障害)

口数が少なくなる一方で、必要以上に多弁になるクライアントさんもいます。

気力の減退、疲労感)

しなければいけないという気持ちはあるのですが、体がついていかない状態です。

(強い罪悪感)

あらゆることがすべていかないのは自分のせいだ、自分は生きる価値がないとまで思いこんでしまいます。

(思考力・集中力の低下)

今まで難なくこなしていた家事ができなくなったりします。

決断力もなくなるために、自分で決めることもできなくなってしまいます。

(自殺念慮)

「生きているのが辛く、消えてしまいたい」そう訴えるクライアントさんも多くいらっしゃいます。

うつ病で最も気をつけなければいけないのがこの自殺念慮です。

〇適応障害とうつ病は似ているが違う

このように、適応障害とうつ病は非常に共通点の多い心の問題だと言えます。

ですが、決定的な違いがあります。両方ともストレスが引き金であることは間違いありません。

適応障害の場合は、そのストレスが何であるのか明確にわかっており、ストレスから離れることにより、様々な症状は改善に向かいます。

急性の適応障害である場合は、長くても半年以内で改善に向かいます。

私のクライアントさんのほとんどは3か月程度で改善傾向が明確に見られました。

適応障害の症状の1つである抑うつ症状は、初期のうつ病と非常に似ており区別がつきにくいのも実情です。

適応障害をたいしたことはないと放置しておくとうつ病に進行してしまう可能性もあります。

一方、うつ病はこれといった原因を特定するのが非常に難しいのです。そのことは、治療を難しくする原因ともなっています。

適応障害がストレスから離れたら改善するのに対し、うつ病は環境を変えてもなかなか改善してくれないのが実情です。

身体的症状や、心理的症状がストレスから遠ざかることで良くなるのが適応障害で、一日の中でも波があるのがうつ病です。

朝は起き上がれないほど調子が悪いのに、夕方になると買い物に行くことができるほど回復するなど、午前中に調子の悪いことが多いです。

適応障害とうつ病の違いについての話はいかがでしたか。適応障害や心の問題を乗り越えるためのヒントを得たい方はこちら

◯この記事がお役に立ちましたらぜひソーシャルメディアで共有してくださいね^^

最新の人気記事

サブコンテンツ