適応障害とはどういった症状のことを言うのでしょうか

適応障害という症状をご存知でしょうか。テレビで聞いたことがあるという方もいるかと思いますが、非常にわかりにくい症状なんですね。そして個人によって様々な症状が出るものでもあります。今回はこの症状についてお話していきます。


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

適応障害と言っても、個人によって様々な症状が見られます。

適応障害はこうであるという明確な判断基準がないところが辛いところですね。

ここでは、主な適応障害の症状を事例をあげつつ紹介してみましょう。

まず、適応障害になるきっかけについて簡単におさらいをしてみましょう。

一言で言うとその原因はストレスです。

ストレスの感じ方は人によって様々です。

私のカウンセリングを受けたクライアントさんの中には、親から「勉強しなさい」という言葉をストレスに感じて適応障害になってしまった学生さんもいらっしゃいました。

皆さんからすれば聞き流せたことが、その学生さんにとっては非常に重い言葉だったのです。

学生さん(以後あゆみさん(仮名))は、進学校に入学したばかりの高校1年生の女の子でした。

中学校までは、それほどの勉強をしないでも成績は優秀だったそうです。

ところが、優秀なお子さんが集まる進学校に行ってしまうと、どれほど勉強をしても上位に行くことができなくなってしまったそうです。

あゆみさん自身もがき苦しんでいるところに親の「勉強しなさい」と言う言葉で、我慢の限界を迎えてしまいました。

もともと挫折を知らなかったなどの性格的なものも関係しますが、周囲の無理解も大いに関係あったと思われます。

あゆみさんが私のところに来た時には、髪の毛の量が少なくなってしまっていました。

これは、円形脱毛症ではなく、自分の髪の毛を自分で抜いてしまう抜毛症が症状として見られました。

髪の毛だけではなく、眉毛・まつ毛はほぼない状態でした。

このように身体的な症状が見られるのも適応障害の症状の1つです。

他にも朝起きることができない、夜眠れないなどの睡眠障害や学校に行こうとするとお腹が痛くなってしまうなどの身体的な症状も見られました。

体がストレスの元凶となっている学校に行くことを拒否していたんですね。

このような体の症状とあわせて感情の起伏の激しさがAさんには見られました。

カウンセリング時に私と話していても突然声を荒げたり、号泣したりする姿も多く目にしました。

感情が不安であるのはすぐに私も感じ取ることができました。

自分は勉強ができなければ価値がない、勉強ができないから友達もいない、生きている価値がないと泣きながら叫ぶと言うことがあるかと思えば、泣いていたのが嘘のように自分の好きなアイドルの話を楽しそうにするという、うつ病の一歩手前のような症状も見られました。

このように適応障害は、ストレスが原因で発症し身体的な症状と精神的な症状の両方を複雑に発症することが特徴です。

あゆみさんの場合は、適応障害が疑われているにも関わらず周囲のサポートがなかったことからかなり症状が進んでいたと思われます。

適応障害を放置しておくとうつ病に侵攻してしまうことも十分考えられ、あゆみさんはその一歩手前だったのです。

ただし、本来、適応障害とうつ病は異なったものです。

うつ病が原因となっているストレスがなかなかわからず、元気になることが難しいのに対し、適応障害はストレスの原因がはっきりしており、ストレスの原因のないところでは、明るく元気でいられるのも特徴の一つです。

ストレスの元凶である学校や仕事がない土曜日や日曜日は友達を普通に遊ぶこともできるのです。

ストレスがないので、体も心も元気なんですね。

それでは、あゆみさんの症状以外に身体的症状、精神的な症状でどのようなものが見られるかを具体的に見ていきましょう。

1.身体的症状

会社に行くと生汗が出る、めまいがする、立っていられないなどと言った内科で見てもらうとどこも悪くないのに体調の不良が見られるのも特徴です。

学校に行ってしまうと震える、行こうとすると下痢や腹痛を繰り返し感じるなども代表的な症状です。

朝方まで眠れない人も多く、結果的に仕事に行けなくなったり学校に行けなくなったりなど社会生活を送ることが難しい状況になってしまうことも多々あります。

もっと小さいお子様であれば、指しゃぶりをしたり赤ちゃん返りをしたりするなどの退行現象もよく見られる症状の一つです。

2.精神的症状

何だか不安、何だかおもぐるしいという漠然とした不安を感じることが多いです。

うつ症状によく似たものも見られ、自分はダメな人間なのだという喪失感、自己評価の低さや絶望感も挙げられます。

3.問題行動

運転が急に乱暴になってしまった、授業中にかなきり声をあげてしまうなど、実年齢よりも幼い行動をとりだすこともあります。

成人の方であれば、深酒をするようになり、過剰飲酒の末の喧嘩や朝起きることができなくなり、ますます会社や学校に行けなくなってしまったということも多くあります。

社会生活を送ることが難しくなる場合も多くあるのです。

適応障害の症状はこれらの3要素が複雑に絡み合っています。

ですから、身体症状だけということはありませんし、精神的な症状だけということもありません。

同じ適応障害でも体に現れる症状は違うと言えます。

適応障害の症状についての話はいかがでしたか。適応障害を乗り越えるためのヒントがつまった話をもっと聞きたい方はこちら

◯この記事がお役に立ちましたらぜひソーシャルメディアで共有してくださいね^^

最新の人気記事

サブコンテンツ