愛着障害になってしまう原因って何?

人とのコミュニケーションが苦手という人は現在多いです。それは愛着障害が原因となっている可能性もあります。原因を知っていくことにより克服していくことも可能です。まずは知っていただきたいと思います。


こんにちは、心理カウンセラーの松です。

心理の仕事のかたわら、毎日色んな人の悩み事をネットで拝見し、勉強させてもらっています。

大人になって、一番多い悩みは「人間関係」に関する悩みかもしれません。

ひきこもり、ニートの人が突然家族や近所の人を殺傷する事件がありますが、これは数少ない人間関係の中でも諍いや悩みは尽きないという事を物語っています。

世界中の色んな心理学者が検証していますが、人の性格は3歳までの養育で決まります。

まさに3つ子の魂百まで、です。

日本でも人とスキンシップが苦手、友達との距離の取り方が分からない、コミュニケーションに悩むいわゆるコミュ障が最近多くなりましたが、これは子供の頃の養育が関係している可能性が高いのです。

コミュ障の原因は幼児期の養育困難、もしかすると「愛着障害」かもしれません。

愛着障害になってしまう養育とはどんな育て方なのでしょうか。

今回は愛着障害の原因を詳しくご紹介しましょう。

〇子育てに欠かせないもの

子供は食べ物を与えただけでは育ちません。

子育てに必要なのは、水や食べ物の他に、太陽の様に愛情を降り注ぐ必要があるのです。

最近の研究によると、1歳半までの養育が一生の性質を決めてしまうと考えられています。

よく考えられる遺伝の影響は4分の1程度。

残りの4分の3が環境による要因です。

この年齢の時の環境は非常に大切です。

虐待、ネグレクトはもっての他ですが、それ以外でもなるべく同じ人物が密着して養育する事が望ましいのです。

生まれたばかりの赤ちゃんには、自分の親を見分ける能力はありません。

別に母親でなくても良いのです。

いつも自分を見てくれる、癒してくれる人なら、他人でも父親でも全く問題はありません。

しかし施設等、養育者がコロコロと変わったり、親がなかなか自分がいて欲しい時にそばにいてくれないという状態が続くと、子供は安心感を持たずに育ってしまいます。

自分を必ず受け止めてくれる、「安全基地」のような存在がないまま育つと、徐々に愛着障害に冒されていってしまうのです。

〇愛着障害の種類

愛着障害には、抑制型、脱抑制型がありますが、最近ではちゃんと同じ養育者に育ててもらったのに障害が現れる回避型愛着障害もあります。

子育てにはそれぞれがもっている気質や環境で大きくかわるため、これといった正解はありませんが、今現在で分かっている重要な点は、自分が認めた人に愛情を注いでもらう必要がある、という事です。

これは最近の研究で分かった事ですが、愛着障害の程度や方向性を決める要因は養育者との関係も非常に重要なのです。

自分の母親に生まれたときからずっときちんと育ててもらった、それなのに成人してから愛着障害で悩む人もいます。

その場合は幼児期の生育歴よりもその後の母親と自分が愛情がうまくかみ合っていない事が考えられます。

親の溺愛、過干渉によって子供の意思決定が無視されて育ってしまうと、親の愛情が子供にとっては重荷になります。

正しいことを強要しすぎる親も問題です。

愛着障害は2歳位までの養育歴が原因ですが、その後の親との関係性によって障害が強くなったり自然に克服することが分かっています。

〇愛着障害の原因

根本的な愛着に障害が出てしまう原因は、3歳位までの不適切な養育、愛情不足です。

しかし、障害が表面に現れてしまう、大人になって自分の性格や人間関係に悩む原因は、「成長過程における人間関係」も大きく影響しています。

親に虐待され、愛着障害が顕著に現れた5歳の女の子を、その後愛情あふれる里親宅に委託して育ててもらった場合、その子供が10歳になったら全く愛着障害の行動が見られなくなった、という報告もあります。

愛着障害は、なるべく早期の段階で対策を打てばその障害を克服する事は可能です。

でも、そのまま不適切な養育が長期に渡って続いた場合、愛着はそのまま性格に移行し、不安がつきまとう、他人との関わりが苦手な人格として形成されてしまいます。

また、最近興味深い研究結果が報告されています。

2010年にニュージーランドの研究者が4千人を対象に行った調査によると、テレビやコンピューター、スマホなどの画面を見る時間が長ければ長い程、親や友人に対する愛着が薄い、という事が分かったのです。

自分のライフスタイルが愛着障害を促進させている可能性があります。

ネット社会はもはや当たり前になりましたが、人とのおしゃべりやスキンシップは今も昔も精神的安心感には欠かせません。

人と付き合うのが苦手だからといってネット社会にはまり込む生活は、愛着障害に関わらず問題があります。

健康面、精神面でもネット依存は危険です。

愛着障害に悩む人はネットに関わる時間はなるべく短くしたほうが良いでしょう。

人と関わりたくないという場合でも、散歩や読書、軽い運動などを心がけて下さい。

愛着障害は、大人の場合は自分の生き方、考え方を変える事で克服できます。

そして環境もとても大切なのです。

愛着障害は外的要因から起こる障害です。

たとえ親でも子供でも、愛情を感じない、どうしても愛せないなら、思い切って他者に委ねる、離れて暮らした方がお互いにとってメリットが大きいといえるでしょう。

子供を愛せない母親は意外に多いのです。

大人になって親を嫌悪する子供も沢山います。

愛着障害は克服に時間がかかります。

1人で悩まず、まずは専門家に相談してみてくださいね。

親子の問題というのは当人が解決の道を探していく必要があります。

嫌いという感情はなぜあるのか、どんなことがきっかけでそう思うようになってしまったのか

こういった原因を解明するのも一つの手段とも言えます。

ですがおそらく今それを考えてみてくださいと言われても怒りに似たような感情が湧いてしまうかもしれません。

どうにかしたいと考える方は心の学びに触れてみる価値はあると思いますよ。

愛着障害になってしまう原因の話はいかがでしたか。マイナス感情に負けない心を作るヒントを得たい方はこちら

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