愛着障害の治療法はどんなのがあるの?

愛着障害というものは適切な治療をすることで改善していくことができます。どんな方法があるのかお伝えします。この症状を正しく理解し接してあげないと思わぬ結果になることもあります。ぜひ知識として知っておいていただきたいと思います。


こんにちは、心理カウンセラーの松です。みなさんは何か悩みをお持ちですか?

もう少し痩せたい、もっとお金を稼ぎたい、モテる様になりたい…。

そんな悩み事は、ウォーキングを始めたり、資格を取る勉強をしたり、ファッションに気を使ったりすることで理想の自分に近づいていく事ができますよね。

毎日少しづつ努力する事で、必ず自分は変わっていきます。

それは、心理療法にも全く同じことが言えるのです。

見えないだけに辛い心の悩み、自覚が薄いだけに気づきにくい生きづらさも、治療を始める事で少しづつ改善していきます。

今回は、愛着障害の治療について、どんなやり方があるのかご紹介しましょう。

〇子供の場合

愛着障害とは、生後3歳くらいまでの間にスキンシップや声かけ、充分な愛情をかけてもらえずに育った子供に起こる障害です。

最近では3歳を過ぎても不適切な扱いを受けたり、虐待された場合も愛着障害になる例が発表されています。

しかし、基本的には、まだ自分で自分の身を守る事ができない乳児、幼児時代の養育が原因である事は間違いありません。

愛着障害は、子供が小さければ小さい程、治療の効果は早く現れます。そして必ず治ります。

まずこの事をしっかり頭に入れておいて下さいね。

〇治療方法

1.安全基地になる

赤ちゃんは生まれた時に必ず泣きます。

それは、自分を抱いて欲しい、助けて欲しいというサインです。

お腹が空いた、おしっこをしたい、赤ちゃんは自分で何もできません。

泣く事で、自分の存在を知らせ、助けを求めます。

その鳴き声を無視され、いつまでたっても抱き上げてもらえず、ミルクも与えられなかったら、その赤ちゃんは死んでしまいます。

また逆に、自分が望んでいない時にミルクを与えられ、世話をされると泣いたり笑ったりして意志の疎通をはかるという行為をしなくなります。

他人を信用しなくなるのです。

愛着障害の子供に必要なのは、自分に絶対の愛を注いでくれる人です。

何があっても受け止めてくれる、「安全基地」のような存在が必要です。

幼児の愛着障害で最も多く見られる,

・笑わない
・目を合わせない
・抱っこ、スキンシップを嫌がる

という行動が顕著にみられる場合は、なるべく同じ人間が、その子供に1:1で世話をしてあげる事が重要です。

その子供の安全基地になってあげてください。

2.規則正しい生活をする

その子を抱きしめ、声をかけ、常に優しいまなざしを注いであげましょう。

その子供が振り向いた時に、あなたの姿が必ず目に入る位置にいる。

一緒に遊ばなくても、つねに見守ってあげる事が大切です。

幼児は特に食事と睡眠が大切です。

そして何より規則正しい生活習慣を心がけてください。

毎日同じ時間に食事が食べられる、同じ時間に温かい布団で眠れる、毎朝同じ人がやさしくおはようと抱きしめてくれる、そんな当たり前といえば当たり前の生活が、この愛着障害の最も基本的な治療法になります。

3.虐待しないように気をつける

愛着障害の子供は他人に無関心です。そして近づく人間を試そうとします。

わざと部屋を汚したり、友達を突き飛ばしたり、わめいてあなたをたたく事もあるでしょう。

はっきり言いますが、愛着障害は、よく理解して治療に挑まなければ恐ろしい結果を招きます。

愛着障害児は、「虐待を誘発する」のです。

ニコニコと大人しくしていたと思えば、いきなりキレてあなたが大切にしていた花瓶を割ったり、バスで隣に座っただけの赤の他人に実の親のようにベタベタ甘えたりします。

あなたに恥をかかせたり、嫌な気持ちにする行動をわざとするでしょう。

あなたは思わずその子供に大声をあげて叱ったり、たたいてしまうかもしれません。

しかし冷静になりましょう。愛着障害の子供は、泣いても抱っこして貰えなかったのです。

お腹が空いても食べ物をもらえなかったのです。

自分が何をしても、すごいね、えらいね、と褒めてもらえずに育ってきたのです。

その子が何をしても冷静に受け止め、絶対に虐待をしないように周囲の協力も大切です。

4.愛情を伝える

愛情を知らない子供は、他人に対して同じ行動をとる事しかできません。

自分が悲しかった事、辛かった事をそっくり体現して相手とコミュニケーションする方法しか知らずに育ってしまったのです。

愛着障害の子供は自分がどんな子供なのか分かっていません。

また、相手を思いやる気持ちも分からないため、人を傷つけても反省しなかったり、衝動的な行動を取りがちです。

怒る前に、やっていい事、やってはいけない事のルールを教えましょう。

そして悪い事をしたら、その子を責める前に、「そんなことをされたらとても悲しい」と自分の気持ちを伝えてください。

そして、一番大切なのは「褒めてあげる」ことです。

小さな事でも「よくできたね」「えらかったね」「大好きだよ」と目をみつめてしっかりと伝えて下さい。

5.あせらない

※編集注:専門家に相談をした時は必ず専門家が伝えたことを守るようにしてくださいね。

愛着障害は必ず治る障害です。

しかし、非常に時間がかかる場合も多いのです。

子供が小さければ比較的早く治りますが、年齢が高くなるにつれて治療期間は長くなると考えて下さい。

その子の年齢の数字が治療に必要な時間だと考えても良いでしょう。

3歳なら3年、5歳なら5年が完治するのにかかる時間の目安です。

愛着障害は完治したと思っても、思春期になってからふいにその障害が現れたり、行動に出る場合があります。

しかし、充分に愛情を注ぎ、治療を受けた子供はいったんは激しく反抗しても、比較的短期間でおさまります。

自信を持って、おおらかに受け止めて下さい。大丈夫です。愛着障害は愛情に飢えて起こる障害です。

枯れた土地を根気よく耕し、肥料と水をあたえれば綺麗な花を咲かせる様に、たっぷりと愛情を与えれた子供は受けた愛情は決して忘れません。

信じて待てば必ずあなたに愛情を返してくれます。

いかがですか。今回はとても大切な愛着障害の治療法をお伝えしました。

これ以外にも、たとえばオキシトシンを投与する薬物療法や、親子で行うグループセラピーと言った治療法もあります。

専門家に相談し、自分にあった治療法をみつけて下さいね。

大丈夫、安心して下さい。治療すれば、この障害は必ず完治するのです。

なので前向きに考えていただきたくもあります。

自分はこういう症状なんだ、治らないんだと必要以上にネガティブにならないでくださいね。

どうしてもネガティブな考え方をしやすいということであれば、心の学びを通してプラスの考え方ができるようにしていくこともいいですね。

愛着障害は治療できるという話はいかがでしたか。心の問題に負けないようになるヒントを知りたい方はこちら

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