私は回避性人格障害で人付き合いが苦手です。上手く人と付き合う方法とは?

回避性人格障害で人付き合いが苦手、実は現代ではそこまで珍しい話ではないんですね。それでもやはり上手く人とは付き合っていきたいものです。そのために知っておいてほしいことがあります。それをお伝えしていきます。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

回避性人格障害のクライアント様から、このようなご相談をいただきました。

自分は回避性人格障害ですが、もっと上手に人付き合いをしたい。

効果的な方法があるだろうか、というご相談です。

回避性人格障害の方からは、このようなお悩みはよくお伺いするといって良いですが、「人とうまく付き合いたい」と思えるのであれば、まずまずと言えるのではないでしょうか。

回避性人格障害の症状は、「人と付き合いたくない」と「人と付き合いたい」のはざまをさまよう、実に微妙なものです。

何故そのような、相反する感情を持ってしまうのかというと、その原因と理由は、大半がクライアントさんの生い立ちに隠されています。

つまり、幼少期に虐待されたり、あるいは過保護に育てられたりして自分の意思や主張を尊重してもらえず、無条件に愛されるという経験と実感を持つことなく育った場合、回避性人格障害といわれる症状を呈することがあるのです。

「回避性」と名前がついているとおり、基本になるのは「人と付き合うのを回避したい」という症状です。

どうして回避したいのかというと、人と付き合うことによって、自分が何か失敗をしたり、自分に非があるためにトラブルを起こしてしまう。

または、人から否定されたり、批判される。そのことに耐えられないため、そもそも人付き合いというものを拒絶し、人から批判されたり、否定される機会を作らないようにしようという発想なのです。

「人から拒絶される、批判される」というのは、その人が日常的に、どれほど他人に受け入れられていようと、基本的には関係がありません。

自分の考えや、自分の言動は、きっと拒絶されるに違いない、批判されるに違いない、という思考が、クライアントさんの精神を縛っているのです。

だから、「人づきあいをしたくない」という思考が働くわけなのですね。

しかし、回避性人格障害を持っていますと、人づきあいを嫌がるだけでは終わりません。

批判・否定されるくらいなら、人と付き合わないほうがマシ……という考えを持っているにも関わらず、それと同じくらいに強く、誰からも批判されたくない。

否定されたくない、人恋しい、みんなに愛されたい……と願っています。

これもまた、愛される実感なく育ったゆえの副作用ともいうべきもので、回避性人格障害のない人と比べても、異様なほど愛を求める傾向があるのも、その特徴のひとつなのです。

ですから、「うまく人と付き合う方法を知りたい」とのご相談をくださるクライアントさんもまた、他人との信頼関係を築き、その相手から愛されたい……と願っている。

それゆえの、「うまく付き合いたい」というご希望なのです。

回避性人格障害が悪化してしまい、うつ状態を引き起こすようですと、とにかく回避の方向に意識がいってしまい、何からも逃げるという状態が続きます。

そういった意味合いでは、「うまく付き合いたい」と思うことができるのなら、そこから回避性人格障害を少しでも改善に持って行ける可能性が見て取れますよね。

〇信頼できるカウンセラーを探してみる

ただ残念ながら、うまく人と付き合う方法、といっても、回避性人格障害に特効薬はありません。

長い時間をかけて、本来だったら最も自分を信頼し、最も自分を尊重してくれるべき家族から、信頼されず、尊重されずに過ごした辛い経験。

やはり、回復するためにも、長い時間がかかります。

回避性人格障害があっても、ご本人がそれを自覚せず、改善が見込まれない場合もあるのですが、自覚があって、人とうまく付き合いたい、改善したいという意志がおありでしたら、まずは何をおいても、心の専門家を訪れ、あなたが信頼できる心の専門家を探しましょう。

といっても、信頼できるかどうかは第一印象だけではわからないと思いますので、「あまりにひどい」というわけでなければ、まずは半年間付き合ってみる気持ちで。

カウンセラーとの信頼関係は、回避性人格障害の場合は特にといっていいほど重要です。

カウンセラーを信頼できるからこそ、回避性人格障害を改善できるといっても良いでしょう。

カウンセリングを受けても、1ヶ月2ヶ月で好転するものではありません。

すぐに好転しないからといって、カウンセラーを変えるのはNGだということを、忘れないでくださいね。

〇成功体験を重ねる

それから、回避性人格障害についてはよく言われることですが、「小さな成功体験」を積むこと、それが成功であったということを自覚することが大切です。

例えば、コンビニでお店の人に商品の場所を訊ねるなど、簡単なことをしてみてください。

きっと、笑顔でその商品がどこにあるか、教えてくれることでしょう。あなたのことを批判したり、「なんでわからないの? バカね!」などと言ってくる店員さんは、まず居ませんね。

それはあなたの成功体験です。

回避性人格障害を抱えていると、人と接することができたという事実が例えあったとしても、クライアントさんの目には「できていない」と歪んで映ることがしばしば。

自分はちゃんと人とコミュニケーションをとることができる、と是非、簡単なところから実感していただきたいのです。

その経験を日記のように、ノートにつけても良いでしょう。

「できた!」事実こそが、回避性人格障害の方にとっての大きなパワーとなることを、覚えておいていただきたいと思います。

回避性人格障害でも上手く人付き合いをしていくための方法についてはいかがでしたか。回避性人格障害を乗り越えるヒントを知りたい方はこちら

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