自分はアダルトチルドレンで家族のために自己を犠牲にしてしまいます。どうしたらいいでしょうか?

アダルトチルドレンの方は自分を犠牲にしやすい傾向にあります。アダルトチルドレンを克服するためには、必要なことは自分を認めてあげることなんです。ではどのように行うのが適切なのか、お伝えしていきます。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今回は、「家族のために自分を犠牲にしてしまう……」という、アダルトチルドレンのクライアントさんからのご相談を、ご紹介したいと思います。

自己犠牲は、アダルトチルドレンの代表的な症状のひとつです。

アダルトチルドレンだと、どうして自分を犠牲にしてしまうのでしょう? 

そして、その苦しさを軽減するためには、どのような方法が有効でしょうか? 

アダルトチルドレンの、自己犠牲への対応方法をお話いたします。

もういちど申し上げますが、アダルトチルドレンの人はたいてい、とても自己犠牲的です。

まずはどうして自己犠牲的になってしまうのか、考えてみましょう。

〇自分の価値を低く見てしまう

アダルトチルドレンは、機能不全家族といわれる家庭に育った人たちのことを指しています。

機能不全家族というのは、親から子への虐待や育児放棄が行われ、家族としての機能が正常に働くことのできなかった家庭のことを指しています。

通常であれば、親から子へは愛情と保護が与えられ、子どもは自由に、のびのびと、言いたいことを言ったり、やりたいことをやったりしながら、「何をしても守ってもらえる、育ててもらえる」という安心感のもとに育ってよいはずのところですよね。

しかし、機能不全家族に育つ子どもはそうではありません。

親の機嫌をみて、親の顔色をみて、気に入るように、逆鱗に触れないように……そのようにして暮らさないと、保護が与えられず、生命の危機を迎えてしまうわけです。

ですから、人の顔色を見たり、人の反応を見たりすることが日常になり、やがて成長しても、そうしなければ暮らして行かれなくなってしまうのです。

こうなると、自分のことは後回しになりますね。

もし親元を離れ、結婚をしたとしても、家族の顔色を見て生きることが普通です。

でもそれは、同時にクライアントさん本人にとっても、とても辛いことですね。

いつも自己を犠牲にする暮らしは、家族と家族との関係ではなく、ときに立場の上下がハッキリしたようなものになってしまうことも。

それでも、アダルトチルドレンは、自分の価値を低く見積もりがちです。

「自分は人から大切にされる資格が無い」

「自分は、自分の意志を大切にすることはできない」

「家族の言うことをきかないと、捨てられてしまう……」

そんな不安にさいなまれながら、日々の生活を営んでいるクライアントさんは、本当に多いのです。

しかしやはり、心の奥底では、「本当は、こうしたい!」という自我があり、それを抑制しなくては生きて行かれない自分に、ますますのふがいなさを感じてしまうというわけなのですね。

〇自分自身を認めてあげる

アダルトチルドレン問題の底にあるものとは、クライアントさんの、「本当は、認められたい」「本当の私を、誰かに認めてほしい」という気持ちです。

本来ならば、幼少期に、その家族によって認められていたはずの、「自分自身」というもの。

幼少期、適切に家族から認められることができていれば、成長した後には他の誰よりも自分が自分のことを認めてあげることができるものです。

しかし、アダルトチルドレンにはそれができません。

他人が、自分のことを認めてくれなければいけない、と考えがちです。

ただ、アダルトチルドレンを克服するためには、自分で、自分の意志や存在を認め、尊重できるようにしなくてはなりません。

それができなければ、自分の欲求をあらわすこと、実現することはできないからです。

そのために有効なのは、現在に目を向けると同時に、やはりクライアントさん自身が歩んできた過去を、「過去として再認識するために」もう一度、玉手箱を開くように紐解くことなのです。

信頼できるカウンセラーを見つけたり、お互いにアダルトチルドレン同士が話しをできる場を探したり、あるいはご自身の過去をすべてノートに綴るなどの方法でも結構です。

何があったか全てさらけ出してみてください。

何があったのか、そのときどう感じたのか、本当はどのように思っていた、どうしたかったけれども、自分は実際にはどうしたのか……

そうすることで、あなたは「それが過去のことだ」としっかり把握することができるようになります。

過去は過去、今は今。そのことは、アダルトチルドレンのままでは分けることができません。

子どもの頃のあなたが一体なにを感じていたのか。

その考えていたことを、大人になったあなた自身が認めてあげてください。

それは、子どもの頃のあなたに会いに行く、時間旅行なのかもしれませんね。

これを「インナーチャイルド」と呼ぶこともあります。

あなたの中には、癒やされないままの、子どもの頃のあなたが住んでいます。

その子に、「もう、言いたいことを言っても良いんだよ」「たくさん我慢したよね、辛かったね、やりたいことを、やろうね」と呼びかけるのは、本当に大切なことなのです。

過去の自分が、今の自分に認められたとき、クライアントさんにとっては新しい人生の一歩が始まります。

もちろん、何年にもわたって傷つけられた自分自身は、すぐに回復するものではありません。

根気よく過去の自分との対話を続けてくださいね。

もちろん、それをお手伝いするカウンセラーもおりますので、もし差し支えなければ身近なカウンセリングルームを訪れてみるのも良いと思いますよ。

アダルトチルドレンの方は自分を犠牲にしやすいという話はいかがでしたか。インナーチャイルドの癒しについて詳しく知りたい方はこちら

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