不安神経症で突然不安になることが多いです、何か対処法はありますか?

不安神経症で突然不安になるというお悩みを聞くことがあります。不安と向き合うために知っておいて欲しいこと、それは誰だって不安を抱えながら生きているということです。何も心配せずに生きている人はそういないものです。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今回は、不安神経症の代表的な症状、つまり「不安」について、クライアントさんからお問い合わせをいただいたので、回答してみたいと思います。

不安に対する対処法は、不安神経症の方の共通した課題であるといつも思います。

例えば、肝試しをしたとか、そうでなくても夜中にトイレに行くのが怖いとか、上司に怒られるのが怖いとか、そういった「怖さ・不安」は誰しも日常的に持っているものなのですが、不安神経症の不安は、それとは異なります。

日常的な、実になんでもないことに対して、非常に大きな不安を感じてしまうのです。

その不安は、例えば、机の上にあるボールペンの先が急にこちらを向いて飛んで来て自分に刺さったらどうしよう……

というような、妙に想像力の働いたものであることもあれば、なんだかわからないけどとにかく漠然と不安でどうしようもない、ということもあります。

いずれにしても、それらの不安には具体的な原因がありません。

他人にはわからないような不安ばかりです。

それだけに、「理解をしてもらえない」ということがさらなる不安となり、不安をエスカレートさせてしまうこともあるのです。

〇不安を感じるのは当たり前のことだよと分からせてあげる

不安神経症の方は、なんとかして「不安にならない方法を……」と思い、カウンセラーなどに対処法を求めてくることが多いです。

あなたもそうではありませんか? 私に、「何か対処法はないですか?」と聞いてきたクライアントさんも、そうでした。

しかし、不安神経症の場合、大切なのは、「不安にならないこと」ではなく、「不安になる自分を肯定してあげる」ことなのです。

不安神経症のクライアントさんのほとんどは、「不安=いけないこと」「不安になる自分=ダメな人間」という評価を、自分に対して下しています。

不安になってはいけない! という気持ちがあり、それでも不安になる自分に対して、さらなる不安を感じるわけなのです。

しかし、人間そんなに、不安を感じないで生きていけるものでしょうか?

いいえ、私はそうは思いません。

一人一人、不安の対象は違うけど、何かを不安に感じたり、怖いなぁ、と思いながら生きていくのは、当たり前のことなのではないでしょうか?

極論、人間は生き物です。

生き物である以上、いつかは死が訪れますので、死ぬことへの恐怖は誰しもが、少なからず持っています。

「死ぬのなんて、怖くないよ!」と言う人でさえ、口では強がりを言ったところで、本音を言えばやっぱり怖いのがほんとうだと思います。

だから、「死ぬのが怖いのは、当たり前」なんです。

でも、不安神経症の方は、そうではありません。

「死ぬのが怖い→そんなこと怖がってちゃダメだ!」と思いがちです。

不安神経症を持っていると、時折激しい動悸や息苦しさなどに襲われ(症状の現れ方によっては、これをパニック障害と呼ぶこともあります)

もう死んじゃう! 怖い怖い! と思ってしまうことがあるのですが、動悸がするのは自律神経が不安定になっているからで、身体が病気で死にそうになっているからではありません。

実際、不安神経症によって起きる動悸で死んでしまったという実例はないのです。

ですから、死ぬのは誰しも怖い、死ぬことが不安に思えて当たり前で、それを打ち消す必要はないのですが、「死ぬのが怖いなんておかしい」という感情をぬぐい去れないわけなんですね。

不安神経症の代表的な症状として、動悸を挙げましたが、「理由もなく突然不安になる」ということでも同じです。

どんなに他人には理解してもらえない不安であっても、誰しも不安くらい抱えることがありますよ。

それは悪いことではないわけです。

ところが、「私、なんでもないのに不安を感じるなんて、おかしいんだ……」と思うことで、ますます不安を大きくしてしまいます。

不思議なもので、不安なんていうものでも、相乗効果で、雪だるま式に大きくなることがある。

〇認めてあげることが大事

そこで、突然不安になった……などというときには、「不安を感じることくらい、誰にだってあるさ!」と考えてみることをおすすめしています。

きちんとお薬を飲んでいたり、心の専門家に相談していても、突然不安になることがあるというのなら、一番の対処法は、そんな自分を認めてあげることです。

不安を感じる=おかしいこと、ではなく、不安を感じる=あたりまえのこと、と、自分で認めてあげたら良いと思います。

もちろん、すぐに「おかしくない、あたりまえ」と思えるようにはなりません。

それが心の問題というもので、何にしても心の問題の解決には時間がかかって当たり前なんですね。

でも、頭の中に、「不安がある人生は、あたりまえの人生だ」ということを入れておくだけでも、経過や結果は変わってくるものですよ。

不安神経症に対応する療法は、現在ではカウンセリング、投薬治療をはじめ、音楽療法、オルゴール療法といったものも研究が進められています。

いずれも、不安神経症の原因となる、自律神経の乱れを整えるたことを目的とするものですので、不安に対する心構えと同時にそれらの療法を検討してみても、良いかもしれませんね。

不安神経症で突然不安になる場合の対処法についての話はいかがでしたか。不安と上手に向き合うためのヒントがつまった話を聞きたい方はこちら

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