双極性障害って天才病なんですか?有名人がいれば教えて下さい

双極性障害は天才病である、なんていうことを聞いたことがあります。有名人を見てみるとなるほどと思う人がいるからなんですね。ですがこれは天才に甘んじていいものでは決してありません。心の問題です。そして克服できるものなのです。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今回は、双極性障害についてこんなご質問がきていますので、ご紹介させていただきますね。

「双極性障害って天才病?」双極性障害の有名人がいれば知りたいなぁ……というご質問です。

双極性障害というのは、躁うつ病とも言われる、心の問題のひとつです。

しかしこれが天才病というのは、一体どういうわけなのでしょうか。

実は双極性障害は、高い教育実績を修める可能性があることが示唆されています。

〇極端な成果が出る場合がある

それは……双極性障害は、ものすごく精神が高揚する「そう状態」と、これの反対に、ものすごく落ち込む「うつ状態」を繰り返すという症状がよく知られていると思います。

そして、人によって、程度に差はあるのですが、そう状態になると、ほぼ寝ることなく、あるいは完全に不眠不休で、働いたり、何かことを行って尋常では無い成果をあげることができるのです。

もちろんこれは、大きな成果があがるからといって良いことばかりではなく、それと同じぶんだけガックリと落ち込む時期がやってきます。

とはいえ、その成果のあまりの大きさが注目され、双極性障害は「天才病」などと言われるに至ったと思われます。

双極性障害の有名人は、国内外を問わず多くいらっしゃいますよ。

国内では例えば……中島らも、北杜夫、宮沢賢治(敬称略)などの、作家の先生がたが有名です。

確たる証拠はありませんが、夏目漱石も記録されているその言動から、双極性障害があったのではないか? と言われています。

また、太宰治、俳優の高島忠夫、漫画家のはらたいら、落語家の桂枝雀……

国内だけを見ても、たくさんいらっしゃいますね。

ちなみに、海外の有名人では、やはり作家のヘミングウェイが有名です。

海外の芸能人たちを見れば、本当に多くの人が双極性障害を経験していることがわかります。

日本で知られている人、そうで無い人……インターネットで検索をかけると、ぞくぞく出てくるといってよいでしょう。

個人的な印象としては、やはり日本の双極性障害の有名人に比べ、海外の人のは、現役の方の情報やコメントが多いように思います。

ご自身が双極性障害であることを公表せずに、頑張っていらっしゃる方も、国内外を問わず多くいらっしゃるのではないかと想像できますね。

〇心の問題なので油断はせずに

双極性障害があると、何故、天才になりうるのか?

そのひとつのヒントが、「天才は、脳のフィルター機能が弱い」ということです。

普通の人は、Aのことを考えるときはAだけ。

Bのことをしているときは、Aのことは基本的に脳のフィルターがカットし、考えなくてもよいようにしてくれています。

ところが、天才と呼ばれる人はこのフィルターの機能が弱く、Aのことをしているときも、同時にBのことを考えたり、行ったりする。そこで、常人にはないアイディアやひらめきを得ることができたり、めざましい成果をあげたりすることができる場合があるようです。

双極性障害の場合もこれと類似した状況があると考えられますね。

また、双極性障害の方が「そう状態」のときに行うお仕事の量や質には、目をみはるものがあるというのも事実です。

躁状態というのが、どのような状態なのかわかりづらい……という方もいらっしゃるかと思いますが、有名人でいうと、明石家さんまさんが軽度とはいえ、躁状態の常に続く方として知られていますね。

テレビではしゃべり続けても全く疲れを感じず、どんなやりとりにも機知に富んだ答えを返せるという印象ですが、私生活でも全く変わらず、一晩でも同じ調子でしゃべり続け、実際睡眠時間もそうとう短いのだとか。

やはり、常人にできることではない、というのが印象です。

もっとも、明石家さんの場合には「うつ状態」のときがないので、双極性障害とは言えません。

双極性障害の方は、躁状態のときもあれば、鬱状態のときも当然ありますので、いくら天才病といっても注意を怠ることはできません。

さきの、双極性障害を持っている有名人の方を拝見しても、何人かの方がその天才的な才能を、自らの手で命を絶つことで失っていますよね。

天才病などという言葉で言い表してしまうと、常人にできないことができる……となんとなく良いイメージすら抱きますが、自分が、あるいは身内や知人の方が、双極性障害である、双極性障害かもしれない……といったときには、どうかどうか、天才病という言葉に甘んじないでいただきたい。

双極性障害の難しいところは、これが心の問題というだけではなく、身体的な問題も含んでいるという点です。

双極性障害を克服したり、軽減したりするために、カウンセリングは不可欠なものですが、薬物療法もまた不可欠なものであるとされています。

双極性障害の薬物療法には、一定の副作用が報告されてはいますが、しかし、薬物療法の有効性についても報告がなされており、お薬なしでの治療もかなり厳しいことが知られているわけですね。

国内外を含め、双極性障害に悩まされている有名人の方々も、こうした方法で克服に取り組んでいますし、実際に克服にたどり着き、双極性障害であった日々を振り返る有名人の方も多いです。

克服可能であるということを知り、是非治療に取り組んでいただきたいと願います。

双極性障害の有名人や天才なのかという話はいかがでしたか。不安を感じやすい心を克服できるヒントがつまった話はこちら

参考文献:
High educational performance is a distinctive feature of bipolar disorder

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