不安神経症で、動悸、息苦しさなどが時折襲ってくる。どうしたら良い?

不安神経症はただの心配性ということではなく、理由なく不安や動悸に襲われたりします。いったいどう対処していけばいいのでしょうか。心の問題は解決までに時間がかかりますが、改善していけます


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今回は、不安神経症のクライアントさんからのご相談について、お答えしますね。

不安神経症のために、動悸や息苦しさなどに悩まされるというご相談です。

こうしたときには、どうしたらよいのでしょうか?

〇不安神経症ってどんな症状?

動悸や息切れは、不安神経症の症状の、実に代表的なものです。

これらのほかには、めまいなども不安神経症の症状として挙げられますね。

もちろん、不安神経症の根底には強い不安感や、理由の無い不安感があるものですが、ときには、不安感がないのに、急に動悸や息切れの症状があらわれることもあるのです。

それは、自律神経の乱れによるものだと考えられています。

つまり、リラックスをつかさどる副交感神経が、上手に優位になることができず、交感神経が敏感になり、活発化してしまうのですね。

すると、一度敏感になった交感神経は、敏感になるのが癖になってしまい、なんでもない時にも動悸が発生したり、息切れが発生したり……という症状を招いてしまうのです。

また、これらの動悸や息苦しさは、不安神経症の症状であるわけですが、反対に、動悸や息苦しさを感じることによって、「このまま死んでしまったらどうしよう!」という強い不安を感じ、不安神経症をますます悪化させてしまう……

つまり、動悸や息苦しさが、不安神経症の新たなる原因になりうることもあるわけですね。

不安神経症になった切っ掛けというものは、人それぞれで違うものですが、クライアントさんの中には、このような方もいます。

〇不安=間違っていると思わないで

20代、会社員、Aさんの場合です。通勤途中の電車の中で、急に激しい動悸に襲われ、「死んでしまうのではないか!?」と不安になり、そのまま怖くなって電車を途中下車してしまいました。

それっきり、電車に乗ると動悸が起こるのではないか、動悸が起これば死んでしまうのではないか……とあまりに怖くなり、電車に乗ることもできなくなった、というのです。

不安神経症の症状に対しては、ひとつ、投薬による治療が挙げられます。

基本的にはさきほど申し上げましたとおり、自律神経の乱れが大きな原因になっていると考えられますので、自律神経を整えることができるようなお薬を飲んでいただくわけですね。

すると、動悸や息苦しさといった症状はある程度、抑えることができます。

さきほど例に挙げましたAさんも、投薬治療でとりあえずは電車に乗ることができ、通勤を続けているそうです。

ただそこには、新しい不安が……

「自分は、このまま、こんな薬を飲み続けていて、大丈夫なのか?」

不安神経症のお薬に対して、新しい不安を抱えてしまっている状態です。

お薬を飲みながら、そのお薬に対して不安を感じる。

しかし、飲まないと通勤することもできないので、飲まないというのも不安である。

Aさんの心の状態がいかに辛いものか、想像していただけるのではないでしょうか……。

これらに対応するためには、ひとつ、不安に対する考え方を変えることが大切です。

不安神経症の方の多くは、「不安になる」と言うことに対して、それをあたかも、悪いことであるように考えているようです。

「不安にならないこと=正しいこと」であって、「不安になること=間違っていること」のように捉えてしまう場合があるんですね。

それで、不安を感じる自分に対して緊張してしまい、自律神経が必要以上に交感神経のほうに傾き、動悸や息苦しさにつながってしまう。

しかし、人間、生きている以上、全く不安を感じないなんてよほどの自信家じゃありませんか。

つまり、不安を感じるというのは、生きた人間として本当に、ごく普通のことなんですよ。

ですから、不安を感じた自分に対して、「不安を感じたっていいんだ! それって、あたりまえなんだ!」と言い聞かせてあげるのは、ひとつ必要な対処法であると私は考えています。

言ってみれば、「あるがままの自分を受け入れてあげる」ということですね。

自分の感じる感情を、否定したり抑圧するのではなく、「そうだよね、不安だよね」と自分自身で受け止めてあげる。

そして、「いいんだよ」と、もう一人の自分になって、自分自身の頭をナデナデしてあげる。

それくらいの想像力をもっていると、不安神経症への対応力がつくのです。

もうひとつ、不安神経症のポイントは、Aさんのように「このまま死んでしまうのではないか」という不安が非常に強い。

しかし、認識していただきたいのは、「不安神経症の動悸で死んじゃった人はいないんだ!」ということなのです。

ドキドキがはじまると、どんな不安神経症のクライアントさんでも、「このまま死んでしまう!?」と思いますね。

それに流されると、余計ドキドキがひどくなってしまいます。

そんなときは、「ちょっとマテよ、これで死んじゃった人はいないんだぞ! 自分も大丈夫だ!」と、自分で自分に、ブレーキをかけていただきたいと思います。

心の問題を克服するには、いつも時間がかかります。

不安神経症の場合には、時間がかかること自体も不安に感じることが多いとは思いますが、是非「ゆっくりと」取り組んでいただきたいですね。

不安神経症と襲ってくる動悸についての話はいかがでしたか。自分の心を強く成長させるヒントがつまった話を聞きたい方はこちら

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