旅行に行きたいと思うのですが私はパニック障害で飛行機に乗ることができません。どうしたら良いでしょうか?

パニック障害だと飛行機に乗れないと思われがちですが、そうではないんですね。実際にその症状を抱えていても実際に乗れている方はいます。そのためにどうしたらいいか、有効な方法をお伝えします。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

突然ですが、パニック障害があると、非常に旅行に行きづらい……ということをご存じですか? 

パニック障害を経験している方なら、よくわかると思います。

実際にご自身で経験したことがないのなら、「そうなの?」と思われるかもしれませんね。

〇とてつもない恐怖

パニック障害は、とっても旅行に行きづらいのです。

そのひとつの理由、あるいは最たる理由と言えるかもしれませんが、それが、「乗り物」です。

飛行機、新幹線、バス。遠出をするには、たいてい何らかの交通機関を利用しなければなりません。

しかし、その密閉した空間が、パニック障害のクライアントさんにとっては非常に恐ろしいものなのです。

自家用車では、なかなか恐怖は感じません。

恐ろしいのは、扉が閉まり、しかも他の人がたくさんいる中で、動悸やふるえが来て注目されたり、みんなに迷惑をかけてしまったら……。

そのことです。特に、地上から離れて空を飛ぶ、すぐにドアは開かない、引き返すなんてことになったら大惨事……飛行機は最も敷居の高い乗り物だと言えるでしょう。

まして、パニック障害の発作は、クライアントさんにとっては「死の恐怖」です。

もし、空の上で発作が起きて、飛行機の中で死んでしまったら……こんなに恐ろしいことはありませんよね。

それでは、パニック障害があると、一生飛行機には乗れないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

実際に、パニック障害を抱えていても、飛行機に乗って旅行をしているという方をたくさん拝見していますよ。

そのためにどうしたら良いのか、ここではその方法を探ってみましょうね。

まず第一の条件として、パニック障害であることを心の専門家に相談し、適切な対処を仰ぐということが必須です。

お薬の提案があれば、それに従って服用すること。

パニック障害の克服には時間がかかりますが、お薬が効けば発作を抑制することができます。

ただ、服用には、量など注意が必要ですから、指示を守っての服用が絶対条件なのです。

既にそこはOK、という場合は、こうした方法を試してみましょう。

実際に色々なクライアントさんが実行し、成功している方法でもありますので、参考にしてみてくださいね。

その方法とは……ノートを一冊用意し、そこにあなたの心に思っていることや、旅行についての思い、旅行の手段が飛行機であれば、飛行機に対する印象を書いてみる、という方法です。

〇自分自身で思いを受け止める

まずは何でもいい、あなたの心に思うことを書いてみましょう。

おそらくですが、最初のうちは、否定的な言葉ばかりが並ぶと思います。

飛行機は怖い。

飛んじゃったら降りられない。

発作が起きたらどうしよう。心配。

そういったフレーズが、おそらく並ぶのではないでしょうか。

そこでポイントは、あなたが心に思うことを、とにかく否定しないということです。

パニック障害を抱える人は、ネガティブシンキングに傾くことも珍しくはありませんが、あなた自身がそれを否定しては絶対に、いけません。自分自身に対して、

「そういうふうに思っていたんだね……」

「そうだよね、怖いよね」

思いっきり、共感してあげてください。

パニック障害のクライアントさんのほとんどが、乗り物や人混みに恐怖を感じる自分に対して、ふがいなさや情けなさを口にします。

でもそうではなくて、自分の思いを自分自身で受け止めることが必要なのです。

このプロセスは、不思議と、子育てに似ています。

幼児を育てるときも、まず何よりも必要なのは共感だと言われますよ。

人は共感によって勇気をもらうのですね。

幼児は、親や身近な大人から共感してもらうことによって、安心感を得ますが、それもまた「自分で自分に共感する」プロセスのひとつです。

人は生きるにあたって、共感が必要な生き物だと本当に思いますね。

さて、こうしたことを続けて行きますと、そのうちに、旅行や飛行機に対して、ネガティブなばかりではない気持ちがあらわれ始めてくると思います。

「楽しそう」「気持ちいい」など、飛行機そのものへの思いであったり、具体的に思い浮かべた旅行先に対してのイメージや、そこでやりたいこと、行きたい場所なども書けるようになると良いですね。

同時に、「デメリットをあえて書き出す」という方もいらっしゃいます。

飛行機に乗れないことによって起こるマイナスの事象を次々と書き出すと良いそうですよ。

そして、旅行に行きたい皆さんの中に必ずあるはずの、「飛行機に乗りたい」という思い。

旅行に行って、知らない世界を見たい、冒険したいという思い。

不安感よりもこうした思いが勝ちはじめたとき、あなたはきっと、飛行機旅行の予約を取ろうかな……と思い始めるのではないでしょうか。

なお、昨今では航空会社のほうでもある程度、パニック障害に対する知識や共感を深めており、キャビンアテンダントさんもパニック発作に対応する訓練を受けたり、というようなこともあるようです。

事前に航空会社に確認してみるのも良いですね。

パニック障害でも飛行機に乗れる、そのための対処法についてはいかがでしたか。もっと自分の心を強くしたいという方はコチラ

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