強迫性障害の治療はどんな方法があるの?

強迫性障害の治療というものはどうしても時間がかかるものです。治療開始してもすぐに効果が出るというものではないんですね。そんな中で注意していただきたい点がいくつかありますのでそれを治療法と共にお伝えします。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今回は、強迫性障害の治療について、どのような方法があるのかをお話していきます。

強迫性障害のご本人はもちろん、ご家族や身近な方にとっても、治療法にどのようなものがあるのか、その効果はいかなるものなのか……というのは一番の関心事であると思います。

是非チェックしておいてくださいね。

強迫性障害の治療法には、薬物療法と、認知行動療法とがあります。順番に解説していきますね。

〇幸せホルモンを正常にする

まず、薬物療法についてです。

強迫性障害の発症原因は、これといって特定されるものがなく、よく分かっていないのが現状です。

急に強迫性障害のようになってしまう人もいれば、じりじりと、徐々に強迫性障害の様相を呈し始め、やがてエスカレートして手に負えなくなってしまう人もいますので、「これがこうなって、強迫性障害になったのだ!」と断言することはできないのです。

それでも、強迫性障害の症状のメカニズムは少しずつ解明されつつあります。

そして、原因となるもののひとつには、脳内の神経伝達物質の働きがあるということが、わかるようになりました。

強迫性障害の症状を引き起こしていると思われる脳内の神経伝達物質は、「セロトニン」という物質です。

この働きが異常になるために、様々な神経症状が引き起こされることがあります。

セロトニンのことを、「幸せホルモン」などと呼ぶ人もいます。

セロトニンには、心のバランスを保つ働きがあります。

気分や、感情をコントロールする働きを担っており、衝動的な行動を抑制したり、依存症状を抑制したりする働きも、セロトニンのもの。

心の問題の代表格である「うつ」もまた、セロトニンと深く関係しているのです。

セロトニンが不足することによって、うつ状態も引き起こされることがわかっています。

うつは、セロトニンだけの問題ではありませんので、他にもさまざまなお薬を処方されますが、強迫性障害の場合は、セロトニンが最も大きなポイントとして考えられていますので、お薬もセロトニンを正常な状態に近づけるためのものが処方されます。

強迫性障害の薬物療法において、最も注意しなくてはいけない点は、自己判断で飲むのをやめたりしない、ということです。

投薬治療をしても、症状はすぐには改善しません。

基本的にはどちらかといえば、症状が抑えられはじめるまでに、長時間かかるという性質の薬です。

症状に変化がみられるまで、2ヶ月ほどかかることも珍しくありませんので、半月、1ヶ月薬を飲んで改善しないからといって、飲むのを勝手にやめてしまうと、折角のカウンセリングや治療が水の泡になってしまいます。

実は、このパターンは強迫性障害の治療において大変多くなっており、「すぐに効かないから、飲むのをやめる」ということを繰り返し、治療の成果を出せない人は少なくありません。

強迫性障害の治療を考える際に、必ず留意しておかなくてはならないポイントですね。

〇大丈夫という結果を得ていく

強迫性障害の治療は、薬物療法のほかにもうひとつ、認知行動療法が挙げられます。

認知行動療法というのは、歪んでしまった認知を矯正し、行動を変えていこうという働きかけで、臨床心理士や精神科医、カウンセラーによって行われるものです。

強迫性障害で行われる認知行動療法は、「曝露反応妨害法」と言われる方法です。

これは、どんなものかといいますと、まずは、自分が不安を感じていることや、こだわりを持っていること、困っている原因などに、あえて自分をさらし、つまり曝露します。

その後、強迫行為、つまり、これまで行っていたこだわりの行為や、不安を打ち消すために行っていた行為を妨害し(反応妨害)、「やらないようにする」のです。

例えば、火の元や戸締まりを何度も確認することが日常になっている場合には、それをしないで外出するのです。

これは代表的な例で、その人が、不安を打ち消すために行っている色々なことを「やらなくても」結局は「大丈夫だった!」という経験を積み重ねます。

そうすることで、徐々に、強迫行為の必要性がないことに気づいていくために、強迫行為を行わなくなる、という治療法なのです。

しかし、これもまた、すぐに結果の出る治療というわけではありません。

まず、強迫行為をしないようにするのが大前提ですが、「せずにはいられない」という部分とのせめぎ合いとなりますので、最初のうちは、強迫行為を「しない」ということすら、達成できないことが多いのです。

強迫性障害の場合には、「やってはいけないこと(やっても仕方ないこと、くだらないこと)をやっている」という自覚があることも多いので、治療の成果が出ないときには、強迫性障害を抱えるご本人もかなり落ち込んだりもします。

薬物療法と同じで、すぐに結果が出ないから、1度2度やってみて、できなかったからといって、「自分には無理だ!」と諦めてしまわないこと。

しつこいようですが、心の問題を解決するためには、たくさんの時間が必要になることが大前提なのです。

辛い期間が長くなるのはしんどいことだと思います。

そんな時はカウンセリングなどを利用して心の負担を減らすようにしてみてくださいね。

強迫性障害の治療法についてはいかがでしたか。自分の心を元気に、プラス思考になっていける話をもっと聞きたい方はこちら

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