吐くまで物を食べないと気が済まない。もしかして過食症?

吐くまで食べないと気が済まないという思考、それを何度も繰り返す過食症。なぜ食べてしまうのでしょうか。過食症になってしまう人の意思が弱いからとかではないんです。もっと別の所に問題があるんです。


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます

「ついついお腹いっぱい食べ過ぎて、気持ち悪くなって吐いちゃった」という経験が一度きりであるならば、さほど心配をすることはありません。

それは、単なる食べ過ぎです。

「吐くまで食べないと気がすまない」という経験を何度も繰り返す場合、過食症の可能性が大きいと思います。

どうして吐くまで食べなきゃいけないの?と疑問に思う方も多いと思います。

過食症のクライアントさんも、そんなことはわかっています。

でも、自分の意思でコントロールできないのです。

それが「過食症が過食症たる理由」であり、怖さでもあるのです。

ここでは、どうして過食症のクライアントさんが吐くまで食べてしまうのかその気持ちに寄り添ってみましょう。

症例1  M子さんの場合

M子さんは、表面的に何の問題もない優等生のお子さんでした。

中学生の割にはしっかりしすぎているなというのが私の感想です。

非常に優秀なM子さんは、有数の進学校を希望していました。

しかし、その合格ラインはギリギリのところ。

必死に頑張るM子さんでしたが、なかなか成績は伸びませんでした。

引っ張りすぎたゴムが切れるように、ある日突然その日はやってきます。

取りつかれたようにパンやお菓子を食べ散らかし、その量に茫然とするM子さん。

お腹はパンパンなのに、なおも暴走する食欲。

最初の嘔吐は、トイレに行ってしまったときに偶然吐いてしまったものだと語っていました。

ところが、その嘔吐した後の達成感に近い感覚にM子さんは魅了されてしまのです。

どれだけ食べてしまっても吐くことで0になれるという感覚。

それは、希望高校に入れないかも知れないという現実を忘れさせてくれたと言います。

現実には、自分の力でどうしようもできない状況に置かれている自分。

しかし、一方で過剰な量を食べては、自ら嘔吐するという行為は、完全に自分の支配下にある行為だったのです。

症例2 S子さんの場合

S子さんはダイエットをしており、もともとは拒食症かもということで来訪されたクライアントさんでした。

どうしても痩せたいと絶食のような極端なダイエットをしており、体重も激減していたある日、一欠片食べたチョコレートが過食症への転換のスイッチを入れてしまいます。

体中に電流が流れるほどおいしかったとS子さんは述べていました。

それまで、拒食症で飢餓気味だった体に久々に甘いもの。それは食欲への暴走へとつながります。

炊飯ジャーごと、ご飯を食べていたようです。

しかし、S子さんは太ることに対してはものすごく罪悪感があります。

異常なほどの食欲に振り回され、尋常じゃないほどの食料を味もわからず詰め込んでいたと言っています。

食べている時には幸せなのですが、食べ終わった後の消えてなくなりたいほどの罪悪感。

なんてことをしてしまったのだろうと後悔しか残らなかった。

だから、お腹の中のものをすべて排出してしまえば、食べてしまったことを無しにできると思ったとS子さんは述べています。

S子さんは、自ら嘔吐するだけではなく、下剤や利尿剤なども乱用していました。

これら2つの事例の過食症は少し性質が異なるのがわかりますか?

M子さんは、自分がコントロールできない事柄から逃げるために、過食・嘔吐をしました。

過食・嘔吐は、自分の力でコントロールができる唯一の手段であったからです。

過食・嘔吐に自分の存在意義を見つけ出そうとしたとも言えるでしょう。

端的にいうと、痩せたいとか太りたくないという思いはそこには無いのです。

自分の力でコントロールできるものを見つけることにより、かろうじて立っていられるそう言った状況だと思います。

S子さんは、痩せたいのです。それなのに、食べることがやめられず、そんな自分にひどい嫌悪感を抱いています。

暴走する食欲をもてあましながら、それでもやめられ過食。

それならば、なかったことにすればよいと考え嘔吐を繰り返しています。

痩せたいという思いとそれにこたえられない自分。

その中のいらだちを過食で発散しながらも、その行為自体を許せず、代償行為である嘔吐ですべてリセットしようとしている、そのような状況だと思います。

質問者の方は、食べるときに幸せですか?

何かしらのストレスを食べることで発散していませんか?

過食症ではない場合でも、ストレスを食べることで発散するのはよくあることです。

私もついつい食べ過ぎてしまうこともありますよ。

吐いてしまうのは毎回ですか?無理やり自分で吐いてしまいますか?

嘔吐したことで、ほっとした気持ちやすがすがしい気持ちを感じますか?

もし、少しでも当てはまるのであれば、過食症である可能性が出てきます。

過食はあなたの意思が弱いからおこるものではありません。

あなたは悪くないのです。

私たちと一緒に過食になった原因やこれからどうすればよいのかを考えてみませんか。

過食症は、気づいた時が早ければ早いほど体へのダメージも少なく済みます。

過食症は適切な処置を行えば治るものだと確信しております。

一人で苦しんでいないで、私たちと一緒に頑張ってみましょう。

吐くまで食べないと気が済まないという過食症の話はいかがでしたか。もっと様々な心の学びを得たい方はこちら

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