摂食障害と体重の関係性とは?

摂食障害と体重の関連性というものを今回お話します。尋常ではない執着、それがこの症状の恐ろしいところです。そのため摂食障害の疑いがある場合は早め早めの対応が大切なんです。


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます

「拒食症の人はガリガリに痩せている。過食症の人は太っている。」

これが摂食障害に対する一般的なイメージだと思います。

一部合っている面もありますが、こう言い切れないのが摂食障害の難しいところなのです。

過食症のクライアンさんのほとんどは太っていません。標準体重かそれ以下の人が多いのです。

拒食症のクライアントさんの中には、命を脅かすほど痩せている皆さんも多くいらっしゃいました。

同じ摂食障害の中で、この違いはどうして生じるのでしょうか。

各症状の定義とともに、体重との関係性についてみてみましょう。

体重が何キロまで落ちたら拒食症なの?

一般的には、標準体重の80%以下だと言われています。標準体重の出し方は以下の通りです。

標準体重の出し方 : 標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
(日本医師会HPより)

身長が160cmの私の標準体重は56.32kg

この80%以下だとすると45.056kgを下回ると拒食症の可能性が出てきます。

さらに標準体重の60%を切ってしまうと、体に異常をきたす場合が多く、そのほとんどは、入院治療になってしまいます。

私の場合は33.792kg以下だと、体調不良で投薬などが必要となります。

通常、我々が痩せているなと思う人でも、健康であれば標準体重の80%を超えることがほとんどです。

いくら本人が元気だと言い張っても、80%を下回ってしまえば、拒食症の疑いがあります。

また、どのような身長であっても30kg以下の場合は、体調に異変をきたしている恐れがあるので周囲の人が注意をしてあげましょう。

私のカウンセリングを受けていたクライアントさんは、80%を切った段階で親御さんに連れてこられた方はほとんどです。

なぜ、拒食症のクライアントさんは体重にこだわるのでしょうか。

それは、クライアントさんにとって重要なことが「痩せること」になってしまっているためです。

拒食症になった要因は様々考えられます。

ですが、体重がどんどん減っていくうちにダイエットハイになってしまい、痩せるとすべての願いがかなうという錯覚に陥ってしまうのです。

新体操部に所属するWさんは、もともとそんなに太ってはいない明るい子でした。

ですが、新体操部の中では、痩せている方ではなく、大会を前に2kgほど体重を落とすように言われたそうです。

Wさんが、拒食症の渦に飲み込まれたのはそんな些細なきっかけでした。

2kg、3kg・・・と減っていくうちに、周りの目が変わったのを感じたとWさんは述べています。

周囲の人に認められたい一心で、ダイエットに励む中、Wさんにとって「痩せること」は自分を認めてもらう唯一の手段になってしまったのです。

その手段を手放すわけにはいきません。

そのような思いが、体重に異常なほどにこだわる状況へとつながったのだと思います。

体重が何キロだったら過食症ですか?

体重だけでは、判断が難しいのが過食症だと言われます。実際に明らかに太っている人はわずかで、多くの場合、標準体重の85%程度だと言われます。

身長が160cmの私の場合、47.855kgになります。

過食症の場合は、食べることに異常なほどの執着を見せます。

学校帰りに大量の菓子パンを買い、公園ですべてのパンを食べて帰るという生活を続けていたクライアントさんもいらっしゃいました。

食べ物を隠され、ごみ箱の中をあさったことがあることを、打ち上げてくれたクライアントさんもいらっしゃいました。

どうしてこれだけ食べても太らないのでしょうか?

主な理由は、食べた後に食べていたことをなかったことにしようと、自己嘔吐や、下剤などを用い、その場で出してしまったことが大きいためでしょう。

L子さんは、大学の卒論のプレッシャーから過食症に走ってしまったクライアントさんの一人です。

卒論が書けなかったらどうしようという思いが頭から一日中離れなかったとL子さんは、そのストレスを多くのものを食べることで解消したのです。

ですが、太りたくはなかったL子さんは、暴食をした後、指を口に入れて吐くという作業と下剤の乱用を毎日続けました。

結果的に、体重が標準体重だったのは、嘔吐と下剤のおかげだったと言えると思います。

このように体重にスポットを当ててみると過食症に関しては、判断が難しいといえると思います。

例え、体重が標準であっても、嘔吐や下剤などの乱用が疑われる場合は注意が必要です。

過食症の場合は体重だけではなく、自己嘔吐や下剤の乱用がないのか、異常なほどの食料をたべることが続いていないかなどを合わせて判断することが重要だと思われます。

拒食症の場合は、標準体重の80%と覚えておきましょう。

これらを下回る場合は拒食症の可能性があります。

しかし実際問題、拒食症・過食症のクライアントさんが自らカウンセリングに来てくれることは少ないです。

周囲の人が、体重を含め注意深く見つめることが重要になってきます。

拒食症・過食症、いずれの場合も気づくのが早ければ早いほど完治までの期間は短くてすみます。

早期発見、早期カウンセリングが健康な心を取り戻す一番の近道だと私は思います。

摂食障害と体重の関連性の話はいかがでしたか。人生を楽しく生きるためのヒントがつまった話を聞きたい方はこちら

◯この記事がお役に立ちましたらぜひソーシャルメディアで共有してくださいね^^

最新の人気記事

サブコンテンツ