過食症にはどんな治療法がある?

過食症はただ単に食べ過ぎてるだけじゃないの?と思っている方もいるかもしれません。そうじゃないんです。食べたくて食べているわけではないんです。今回はこの症状の説明と治療法についてお伝えします


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

「食べることがやめられない?甘えているのでは?」

「そんなにドカ食いして。意思が弱いだけじゃない?」

過食症と聞いて、そのように感じる人も少なくはないでしょう。

しかし、過食症のクライアントさんは、食べたくて食べているわけではありませんよ。

自分の意思ではどうしようもなく、自分でも過食をしたくないと思っているのです。

ですから、過食をした後、泣きたい気持ちになってしまうのですね。

そのようなクライアントさんの力になる方法はないのでしょうか。

ここでは、過食症の治療方法についてみてみましょう。

病院での治療が必要な場合もあります。

過食症の中には、食べたことなかったことにしたいがあまり、下剤や利尿剤、嘔吐を繰り返すクライアントさんがいらっしゃいます。

そのようなクライアントさんは、医学的な治療が必要な場合もあります。

・ 日常生活が送れないほどの倦怠感・疲労感がある。

嘔吐や下剤・利尿剤の乱用は、本来体にとどまっているべきミネラル分、カリウムを体の外に出してしまい、低カリウム血症になっている可能性があります。

重くなると不整脈、心臓発作などを引き起こす可能性があるので、一刻も早く病院に行く必要があります。

・ 生理が来ない

・ 胃や食道が痛い

嘔吐の時に胃酸を吐き、粘膜をいためてしまっている可能性が高いです。

これらの症状に当てはまる人は、まず薬や点滴などで体の健康を取り戻しましょう。

カウンセリングは絶対です!

過食症は単に食べ過ぎてしまうということだけではありません。何らかのストレスを抱え、そのストレスを発散するために食べるという行為に走るのです。

いくら過食や嘔吐が一時的に治まったとしても、その根本原因が解決されないことには、再び過食症を繰り返すことも珍しくはないのです。

拒食症のクライアントさん同様、過食症のクライアントさんにも待つという姿勢が重要になります。

私の過食症のクライアントさんは、拒食症のクライアントさんと比べて能弁な方が多いと思います。

よく話してくれはするのですが、肝心なところになると口を閉じる、一見フレンドリーなのですが、心をなかなか開いてくれない印象が私にはあります。

初対面にも関わらず、私の家族構成や趣味に興味をもつクライアントさんや自分の好きな芸能人のことを明るく話してくれるクライアントさんも多くいらっしゃいました。

社交的なのに傷つきやすい彼女たちが自分から心を開いてくれるためには、焦らないということが最も大切だと思います。

対人関係療法がおすすめ!

認知療法は自分がどのようにふるまうのかを学ぶ療法なのに対し、対人関係療法では、自分と友人、自分と周囲の人とどのように接するかが治療の主体となります。

中学校3年生の時に私のところを訪れたA子さんは、控えめな成績のよいお嬢さんでした。

私の問いかけに対し、A子さんではなく、お母さんがすべて答えていたのが印象的でした。

過食症になってしまったきっかけは高校受験でした。

A子さんは、部活のバレーボールを続けたくて、バレーボールの強いA高校に行きたかったのですが、お母さんは、進学校のB高校に行ってほしかったようです。

A子さんは何度かお母さんにその旨を伝えようとしていたのですが、取り合ってもらえず、「あなたは、私の言うことを聞いていたら間違いはないのよ!」と言われたのをきっかけに爆発をしてしまいました。

この事例でお母さんだけが悪いといえるでしょうか。

お母さんはA子さんのことを考えて一生懸命だったと思われます。

ただ、その愛情ゆえ、A子さんを一人の個人として見ることができなくなってしまったのです。

お母さんにもA子さんへの対応の仕方を学んでもらいました。
 
 ・A子さんが話を始めた時には、途中でさえぎらない。
 ・自分の意見を言うときには、A子さんそのものを否定することを言わない。
 ・A子さんが思い通りにならなくても怒らない

A子さんはあくまで自立した一人の人間であるということをお母さんにも学んでほしかったのです。

A子さんにはどのように自分の気持ちを周囲に伝えればよいのかを学んでもらいました。

お母さんとの関係だけではなく、本音を言うことができないのは友人関係にも及んでいると思ったからです。

 ・自分の意見を言うことは恥ずかしいことではないこと
 ・いきなり結論をいうのではなく、なぜそう思ったのか理由も合わせていう必要があること
 ・自分がどう思っているのか言わなければ周囲にはわからないこと
 ・自分の意思を言わないということは、同意したと思われること

A子さんには、自己主張は悪いことではないことを繰り返しカウンセリングしました。

これらの原則を理解してもらった上で、A子さん本人とお母さんに各グループに入ってもらい、実践練習をしてもらいました。

実際に、自分の意見を言うときに相手にわかってもらうためにはどのような言い方をすればよいのか、周囲とコミュニケーションをとるためには何が必要なのかを実践練習を通して学んでもらいました。

これらのグループによる実践を通して、お母さんはA子さんへの対応法、A子さんには自分の意見を伝える方法を学んでもらったのです。

実践の中で、それぞれが抱える問題点も少しずつ解消されていき、A子さんの過食も親子関係も改善に向かっていきました。

過食症の治療法についての話はいかがでしたか。心の問題を解決するヒントがつまった話が聞きたい方はこちら

◯この記事がお役に立ちましたらぜひソーシャルメディアで共有してくださいね^^

最新の人気記事

サブコンテンツ