拒食症の有効な治療方法とは?

拒食症というのは単純に食べられないだけといったものではありません。どうしてそうなってしまったのか、深いところに問題があるんです。有効な治療法というものがもちろんあります。心の叫び、どうか聞いてあげてください


こんにちは。心理カウンセラーのサラです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

拒食症は適切な処置を行えば治るものだと確信しております。ですが、拒食症のクライアントさんは、なかなか自分から「助けてください」とは言ってくれません。

そもそも、自分の心が涙を流しているという自覚がクライアントさんにはないのです。

周囲の人が拒食症のサインに気付いてあげ、闇から引っ張り上げてあげる必要があるのです。

初期であればあるほど、つらい状態は短くすみます。

痩せているからと言って、強引に食べ物を食べさせる、体に悪いからと言って、食べ物を無理やり口の中にねじ込むなどという行為は絶対にしてはいけません。

クライアントさんの心をさらに傷つけてしまう可能性があります。

ここでは、拒食症に有効な治療方法についてどのようなものがあるのかを見てみましょう。

身体的な症状は出ていませんか?

拒食症は、心の悲鳴です。ですから、医療的な治療を施したからと言ってその根本理由を解決できなければ、また繰り返してしまう必要があります。

なんでも無理やりはよくありません。

ですが、体に何らかの異常が出ているならば、まずは体の治療を行わなければいけません。

・立ち上がることができない。歩くことが困難など、全身の衰弱が激しい
・低血糖による意識の混濁が見られる
・尿がほとんど出ない
・食べ物をまったくとることができず、絶食状態が続く

これらに状況に1つでも心当たりはありませんか?もし、あるのであれば、命が危機にさらされています。拒食症において、根本原因を取り除くことは重要ではあるのですが、まずは危機状態の体の治療をしましょうね。

カウンセリングを受けましょう!

拒食症のクライアントさんは、みんな頑張り屋さんです。

「辛い」、「苦しい」と人を頼ることができず、一人で頑張りすぎてしまったため、心が壊れてしまったのです。

クライアントさんは何も悪くありませんよ。

心が壊れた原因を知るための突破口として、気軽にカウンセリングを利用しましょう。

ご家族の方は、拒食症のお子さんを助けたいという思いのため「どうして食べないの!」「食べないでどうするの!」とつい声を荒げてしまいがちです。

ですが、その声はクライアントさんの心には響きません。私たちカウンセラーは、まずクライアントさんが自分の言葉で話してくれるまで待ちます。

カウンセリングに来られた1マス50分、ずっと待っていたこともあります。

この「寄り添う」、「待つ」という姿勢が周囲の人には必要なのです。結論を急ぐことは良い結果を招きません。

クライアントさんが話し出してくれたら、静かに耳を傾けます。

「どうして?」「なぜ?」という言葉は封印し、クライアントさんが自ら、自分の言葉で話してくれるまで待ちましょうね。

考え方を変えましょう!

拒食症のクライアントさんは、自己評価の低い方が多いです。「私なんて・・」

「どうせ自分なんて・・」と口にされる方も多くいます。

ネガティブな考え方を前向きな考え方に変えようとするのが「認知療法」と呼ばれる治療法です。

例えば、あなたがひどいテストの点をとったとします。

「なんて私は馬鹿なのだろう」と落ち込み、「どうせ自分なんてダメな人間だ」「何をやってもダメな私」とネガティブな考えに支配されてしまうのがクライアントさんに多い傾向です。

それをこのような考え方に変えてみてはいかがでしょうか。ずいぶん気持ちが楽になります。

1. 確かにテストは悪かった。努力が足りなかったのかな。
2. でも、もう少し時間があったら勉強ができたのかもしれない。
3. でも、時間がない。部活も忙しいし。
4. それなら、毎朝15分早く起きて勉強をしよう!
5. でも、15分では足りないかも。
6. それなら、放課後15分残って先生に教えてもらおう。それだけで
  毎日30分多く勉強することになる!

いかがでしょうか?勉強時間が足りなかったことは反省すべき点であるかもしれません。

ですが、自分の存在意義まで否定するまで落ち込む必要がないということに気づきませんか?

すぐに今までの考え方を変えることは難しいかもしれません。

しかし、少しずつ考え方を修正することで、拒食症の改善につながってくるのです。

家族も一緒に治療をしましょう。

拒食症のクライアントさんの中には、家族として機能していない中で生活していた方が多くいらっしゃいます。

家族が家族である意味、父親・母親の役割、子供としての役割をお互い自覚するのが「家族療法」と言われるものとなります。

私のクライアントさんは、由緒ある家に生まれた娘さんでした。

父親は厳格で、亭主関白で、母親や娘さんの話を聞くことはなかったようです。

進学問題をきっかけに摂食障害になってしまいましたが、そのあとも父親は母親を一方的に責め、一方的に責められた母親は、さらに娘さんを「あなたさえいなければ」と責めるという負のループに陥ってしまっていました。

この家族で、問題なのは父親だけでしょうか?それは違います。

父親には父親の言い分、母親には母親の言い分、クライアントさんにはクライアントさんの言い分があるのです。

各自の言い分を聞き、それならばどうすればよいのか、家族が良い方向に行くにはどうしたらよいのかをカウンセラーを通して見つけていこうとするのが家族療法なのです。

この事例では、父親もまた時には暴力をふるう厳しい父親に育てられてことが判明しました。

意見を言うことが許されなかった父親は、自分と違う意見をいう娘さんにどう対応していいのかわからなかったのです。

父親には、どのように対応したらよいのか、「認知療法」、「行動療法」を用いました。

母親には、クライアントも苦しいこと、自分ではどうしたらよいのかわからないことを伝え、否定的な言葉はかけないことを伝えました。

このようにクライアントを責めることなく、家族全体でサポートに徹することが拒食症の改善の一歩につながるのだと思います。

*行動療法:今までの誤った行動や適切な行動を正しい対応ができるように習慣づける方法

拒食症の有効な治療法の話はいかがでしたか。今が生きにくいと感じ、それを改善したい方はこちら

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