自律神経失調症と診断されました。治療法は?

自律神経失調症って治るのというご相談をいただくことがあります。今回は治療法についてお伝えします。よく分からないから不安になるというのはよくわかります。ですが正しく知ることによって適切な対処をしていくこともできます。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

さて、今回は、「自律神経失調症と診断された」というケースについて、お話をしたいと思います。

この心の問題について、やはり皆さん不安に思われるのが、「治療法はあるの? どうやったら治るの?」ということです。

そこで、自律神経失調症の治療法について、いくつか挙げてみましょう。

自律神経失調症とは、そもそも、名前のとおり、自律神経が調子を狂わせることで起こるさまざまな症状のことを指しています。

自律神経とは、全身のいろいろな器官のはたらきをコントロールしている神経です。

したがって、ここが失調してしまうと、全身のさまざまな部分に支障を来し、日常生活がスムーズに送れなくなってしまいます。

したがって、自律神経失調症の治療の基本は、乱れた自律神経を元通りに整えていく作業だと思って下さい。

〇自律訓練法

自律神経失調症の治療は、症状によって、それに応じたものを組み合わせていくかたちになりますが、最も基本的なものは、「自律訓練法」によって、リラックスをして、自分をコントロールする術を取り戻す、という方法です。

自律訓練法とは、1930年代から開発されている、心療内科や精神科では実にポピュラーなリラクゼーション方法。

自己催眠によって心身をリラックスさせ、あなたの身体や心が本来持っている力を最大限に引き出せるようサポートすることが目的です。

自律訓練法を行うには、静かで、リラックスできる空間を確保します。

時計やベルトといった、身体をしめつけるものはあらかじめ外しましょう。

トイレなどにもあらかじめ行っておき、楽な服装で座ったり、仰向けに寝転がったりと、リラックスできる姿勢をとります。

椅子に座って行うときは、足の裏をしっかり床につけ、身体に力が入りすぎないように、また背筋が曲ったり、逆に腰をそらしすぎたりしないように注意してください。

この、楽な状態から、手足の重み、手足やおなかの暖かさ、呼吸や心拍のリズムなどを感じてリラックスします。

1クール5分ほどを、1日3回ほど繰り返すと、徐々に自律神経に、本来のリズムを取り戻していくことができます。

ただ、ここでは、簡単なやり方しかご紹介していませんので、実際に行うときには、心の専門家からの適切なアドバイスをいただいて、正しい方法で行うようにしてくださいね。

〇カウンセリング

こうした、自律訓練法とは別に、通常の心理療法ももちろん有効です。

心理カウンセリングによって、心の重荷を徐々に吐き出したり、受け入れたりして、徐々に自律神経を整えていきます。

特に、それまで抱えてきた心の問題をそのままの自分の姿として受け入れる「森田療法」といわれる心理カウンセリングは、自律神経失調症をはじめとする色々な心の問題に対して、一定の成果をあげているカウンセリング手法です。

また、「バイオフィードバック療法」と呼ばれる治療方法もあります。

これは、心拍数や筋肉の緊張状態といった、身体的な情報を、数値や図表にあらわしたものを本人に見せることで、身体のコントロール方法を自分で身につけさせるという治療法です。

バイオフィードバック療法は自律神経失調症の治療だけではなく、スポーツ選手などが自分の身体をコントロールするための方法としても用いられているものです。

〇薬物療法

編注:薬の使用については薬剤師さんおよび専門の先生にご相談ください。 

最後に、スタンダードですが、薬物療法が挙げられます。

自律神経に直接作用して、整えるような薬もありますし、抗不安剤や、症状によっては抗うつ剤を処方されることもあるかもしれません。

これらのほかに、ビタミン類は自律神経を整える作用がありますので、ビタミン剤。

更年期障害などと併合して自律神経失調症を発症した女性などには、ホルモン剤を用いることもあるでしょう。

黄連(おうれん)、抑肝散(よくかんさん)、芍薬(しゃくやく)といった漢方は、不安感を和らげたり、興奮を抑えたりする作用が期待できます。

いずれの場合も、体調や症状にあわせて適切なものを使うことが大切です。

薬物療法は、症状がかえって悪化するのではないかと心配して、処方されることを嫌ったり、ひどい時にはご家族の方が「そんなもの、飲んではいけない」などと、処方されたものを取り上げてしまったりすることもあるようです。

しかし、どのような心の問題であっても、カウンセリングと薬物療法は上手に併用していくことが大切です。

お薬によって不安感を和らげてあげたり、睡眠をとりやすくなったりすることで、カウンセリングの効果が倍増したり、自分に自信が持てて回復が早まることが期待できます。

適切なときに、適切なものを服用することは、悪いことではないと認識しましょう。

ビタミン剤、ホルモン剤といったものに抵抗がある場合でも、漢方でカバーできることもありますので、是非積極的に相談してください。

自律神経失調症には、その症状にあわせていろいろな治療法を組み合わせることが大切です。

自律神経失調症かもしれない、と思ったり、自律神経失調症ですよ、と診断されたときには、是非専門家のアドバイスを仰いでくださいね。

自律神経失調症の治療についてはわかりましたか。心の栄養剤になるような話を聞きたい方はこちら

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