私は対人恐怖症なのですがカウンセリングを受けて効果があるのでしょうか

対人恐怖症だがカウンセリングは効果があるのかという質問をいただくことがあります。私としては非常に重要なことだと考えています。多くの人が見落としがちなポイントというところを知ることができるからなんですね。そのポイントについてお伝えします。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

対人恐怖症です! と仰る方の中には、「本当に、カウンセリングなんか受けて効果がありますか?」という疑問を持つ方も多いようです。

そこで今回は、対人恐怖症における、カウンセリングの効果ということを、考察してみたいと思います。

あくまでも私の意見では、対人恐怖症を克服しようと思うのであれば、まず第一に……といっていいほど、カウンセリングは大切だと思います。

カウンセリングというものが、どのような行為かといいますと、対人恐怖症であるかどうかに関わらず、それは『自分を知る』という行為、そのためのプロセスです。

カウンセリングは、もちろん心理カウンセラーによって行われるものですが、カウンセラー自身が特別なことをするわけではありません。

クライアントさんが、自分自身をよりよく、より深く知ることができるよう手助けをしたり、導きをすることはありますが、最終的にはカウンセラーの力を借りて、クライアントさん自身が、自分への理解をより深める……それがカウンセリングというものです。

カウンセリングによって自分を知ることができると、どのような利点があるかといいますと、時間をかけてでも自分のことを理解し、自分を受け入れることができるようになります。

この逆で、「自分を受け入れることができない」という状態は、実に多くの心の問題を引き起こしてしまいます。

対人恐怖症ひとつをとっても、対人恐怖症の症状をあらわす人は、例えば人前に出るような機会があれば、「絶対に失敗してはいけない! 失敗したら人から受け入れてもらえない……」といったような思考回路を持っているため、そのままの自分を受け入れることができません。

自分の実力以上の成果を求めたり、自分の実力を隠したりしがちです。

ところが、そのままの自分を受け入れることができている場合は、人前に出る機会が巡ってきたとしても、「失敗しても大丈夫!」「もし失敗しても、それが自分だ。失敗してもいいや!」という、いい意味での開き直りをすることができます。

開き直るということは、人前に出るようなときはとても大切なことで、それができなければどんな人でも、観客の前でしゃべるなどということはとうていできない。

これを、できるようにするためのカウンセリングです。

それから、もうひとつ。

カウンセリングは、認知行動療法を実行するためにとても大切です。

認知行動療法とは、ものごとの受け取り方、考え方といったもの(つまり、「認知」)に働きかけ、これを矯正することによって、気持ちを楽にし、対人不安など心の問題を解消しようという治療方法です。

心の問題を抱えると、人の心は、現実をねじ曲げて捉えるようになってしまいます。

例えば、対人不安の場合は、現実は誰も、その人のことを否定したり、バカにしたりしていないのに、その人から見ると「みんなが私のことをバカにしている」「みんなが、私のことを見ている!」というように受け取ってしまったりします。

認知行動療法では、こうした「現実と、誤った認知との差」をクライアントさんが自覚し、認知を現実に徐々に近づけられるよう、働きかけが行われます。

働きかけといっても、カウンセラーから強制的に、考え方を変えるよう強要するようなことはありません。

考え方というものは、本人が変えようと思わなければ変わらないものですし、本人の意志で「変えよう」と思ったとしても、そう簡単に変わっていくものではないのです。

ただ、これがどうやって変わっていくかというと、信頼できるカウンセラーとの間で、何度もコミュニケーションをとり、カウンセラーが導きながら、クライアントさんの過去に何があったのか、何に対してどのような考え方をしているのか、そしてそれが現実とどれくらい食い違っているのか……ということを、ゆっくり聞き出していきます。

現実と、自分の考え方との食い違いを、カウンセラーに指摘されるのではなく、自分で掘り起こすことによって、クライアントさんの認知は少しずつ、少しずつですが変化を見せるのです。

また、カウンセリングでは、対人恐怖症の要因や、原因となった出来事についても、クライアントさん自身が認識するよい切っ掛けとなります。

例えばですが、幼少期に親が厳しいなどの理由で、非常に抑圧された育ち方をしていると、男女を問わず、成人しても自分の意見を通してはならない、言ってはならない、自分の考えを口に出すと他人から否定される、おかしいと思われてしまう……などといった苦しい思い込みを抱えることがあります。

こうしたことが対人恐怖症の原因になっていくのですが、カウンセリングを受ける前は、認知が歪んでいるために、多くの人が、それが原因だったとは気付かないものです。

カウンセリングによって、対人恐怖症の原因をひとつずつ把握していくと、クライアントさんの心が、対人恐怖症を乗り越えるよい切っ掛けとなります。

それはやはり、対人恐怖症になってしまうと独力ではなかなか難しく、カウンセリングの力を借りることが有効なのです。

多くのクライアントさんが、カウンセリングによって、対人恐怖症が楽になった、治った……と実感されています。

カウンセリングルームや、カウンセラーとの相性があるのも事実ですが、「きっと効果がないだろう」と尻込みしていては始まらない部分があるのも事実。

是非、カウンセリングに挑戦してみていただきたいと思います。

どうしても「よく分からないもの」と認識してしまうと脳はそれを否定したがります。

だから自分の心が勝手にブレーキをかけてくるんですね。

そのブレーキの存在に気付くということがなかなかできないんですね。

そのためにも心の学びをすることやカウンセリングは有効なんですね。

対人恐怖症にはカウンセリングが大切という話はいかがでしたか。自分の中にある思い込みを手放しもっと自由に生きるヒントを知りたい方はこちら

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