人前に立つと異常なほど緊張します。人前で緊張しない方法などありますか

人前に立つと凄く緊張してしまうので、人前で緊張しない方法を教えてほしいと相談を受けることがあります。そのための方法としては、あることを日々の練習としていただきたいことがあります。今回はそれをお伝えします。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

人前に立つと緊張する……というのは、かなりの割合で多くの人が味わうことですが、これによってしゃべることが全くできなくなってしまう、身体がこわばってしまう、震えが出る……となると、これは「対人恐怖症」という心の問題として扱われます。

こうした緊張の背景に何があるのかというと、単なる、いわゆる「緊張しい」ですとか、「怖がり」といった性格面のものではなくて、脳からの指令があるのです。

人前に立つ、何か話さなくてはならないという状況に立たされると、脳から、「この状況をなんとかしなくてはいけない!」という指令が放たれます。

これは実に自然の反応で、何らおかしなことではありません。

ただ、対人恐怖症の人と、そうでない人との違いとは、その指令が放たれて緊張してしまったときに、うまくリラックスして緊張をほぐせるか? 

それとも、緊張している自分にさらに緊張して、自分が今、緊張のあまり挙動不審になっているのではないか……ミスをして笑われるのではないか……と不安に襲われ、ますます緊張を呼んでしまうか? 

その差であるとも言えます。

これを踏まえて考えると、人前で緊張しない方法といえば、上手にリラックスする方法を身につけることしかありません。

通常の、ただ緊張するけれども、それを上手に逃がして他人の前できちんとお話ができる……という人でしたら、リラックスする方法は既にある程度身についていますし、これからお話をする方法を身につけても、さらにリラックスしやすくなるというだけの変化かもしれません。

一方で、対人恐怖症といわれるほど緊張してしまう……という人の場合には、これらの方法を知っても、一朝一夕にできるようになるわけではありませんし、実行したらすぐに緊張しなくなるというわけでもありません。

これからお話する方法は、何度も繰り返すことによってようやく身につき、自然に実行できるようになるものですから、1度や2度挑戦してみて、いっこうにリラックスできないからといって、やめてしまわないようにしてくださいね。

それでは、人前で緊張しなくなると言われている方法について、いくつかご紹介しましょう。

◆ゆっくり呼吸法

色々な名前が付けられていますが、最も代表的な方法が、ゆっくりと呼吸をするという方法です。

呼吸によって変化するのが、心拍数。緊張でドキドキしてしまう心拍を、最も上手に抑えることのできる方法が、ゆっくりとした呼吸法なのです。

方法は簡単で、いわゆる深呼吸ですので、子どものころ体操で行ったものを思い出してみると良いかもしれません。

深く深く息を吸い込むのですが、このときは、空気中のエネルギーを取り込むイメージで。

そして、吐くときは、ゆっくりと、身体の力を抜いて外に押し出すことを意識すると効果的です。

深呼吸は、道具いらず、挙動もおかしくなることなく、どこでも手軽に、何度でも実行することができます。

しかも、複数の実験によって、緊張をほぐす効果が高い方法であることが知られています。是非実行してみてくださいね。

◆筋肉弛緩法

これは、深呼吸と同じく、身体の力を抜く、つまり筋肉を緩めることによって、緊張をほぐそうという方法です。

先述した、「この状況をなんとかしなくちゃ!」という緊張は、筋肉を緩めることによって徐々に解消することが可能です。

しかし、何もしない状態から単に「筋肉を緩める!」と言われても、どうやったら緩むのかわからずになかなか難しいですね。

そこで、一旦、身体じゅうの筋肉を思い切り緊張させてしまいましょう。

ギューっと両手のこぶしを握りしめたり、グーっと肩を頬につくほど持ち上げたりして、息を止めたら、一気に肩をストンと落とし、ハァーッと大きく息を吐いてしまいましょう。背中も丸めて、両手をダランと下に下げても構いません。

人前で行うのに不安があるときには、物陰に隠れたり、トイレに行ったりして、事前に実行しておくと、いざ本番がやってきても、「さっき、やったから大丈夫!」と心の支えになりますよ。

これらのことは、いざ人前に立つ! となったときに、急に行っても、なかなか緊張をほぐす効果があらわれません。

それよりは、人前に立つ機会がなくても、イメージトレーニングとして毎日継続して行うと、人前に立つ時がやってきても、迷いなく自然に実行できるので、おすすめです。

つまり、緊張をほぐす練習ですね。特に緊張をしていないときでも、深く呼吸をしたり、筋肉を緩める練習をしておきましょう。

ちなみに、実行可能であれば、本番のおよそ2時間前に、豚肉や鶏肉、卵などを食べておくと、本番の時間帯に「なんとかしなきゃ!」の発信元となる交感神経が抑えられ、緊張をほぐしやすくなります。

これは、トリプトファンという成分の働き。

小さな緊張対策の積み重ねになりますが、人前に立ったときに、「対策をしたから大丈夫」という自信がつくというのも、日頃から緊張をほぐす練習をすることの最大の効果かもしれません。

緊張は誰だってするものです。

緊張してはダメ、と気持ちを抑えようとして余計に緊張してしまうということも多いんですね。

緊張する自分を認め、受け入れ、最後には楽しもうなんて考え方ができるようになってくるとだいぶ変わってくると思います。

心を強くするというのはただ単にメンタルトレーニングをするというだけではなく、

物事を様々な視点で見られるようになったり、考え方の幅を広げることでもあります。

今の自分がより柔軟に考えられるようになるためにも、心の学びが役立つことは沢山あるんですよ。

人前で緊張しない方法についてはいかがでしたか。日頃の練習が大切です。自分の視野や価値観を広げるヒントをもっと知りたい方はこちら

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