私は長年対人恐怖症です。治らないんでしょうか

対人恐怖症がなかなか治らない…と悩んでいる方が多くいらっしゃるなと感じています。大切なのはもう治らないと諦めてはいけないということです。治すためにどんなことが必要なのか、今回はそういったことをお伝えします。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

対人恐怖症という心の問題について、これがなかなか治らないで悩んでいる……というお話をよく伺います。

1年2年とお悩みを重ね、治療期間が長くなっていくと共に、「もう治らないのではないか……」という不安を訴える方も多くいらっしゃいます。

しかし、これは心理カウンセラーとして強く申し上げたいと思います。

私は対人恐怖症はしっかりとした対処をすれば良くなっていくものだと確信しております。

時間がかかっても……今は大きなお悩みがあっても……

「治る」と信じている方の対人恐怖症は、良い方向へ向かっていくと思います。

逆に、残念なことですが、「治らないかもしれない……」というお気持ちが強ければ強いほど、対人恐怖症は治りにくいものです。

もしも、治らないのでは? という疑問を持っている場合には、「治らないのかなぁ」と思うたびに、「いやいや、そんなことはないゾ、治るはず!」と思い直していただきたいと思います。

(もちろん、それが信じられない辛い日もあるかとは思いますが……無理にその日に立ち直ってとは申せませんが、次の日や、次の週には、是非考え直していただきたいものです)

これを踏まえて、対人恐怖症が治りにくい原因を、落ち着いて考えてみましょう。

◆何が原因なのかをよく考える

別の項目でもお話していますが、対人恐怖症の原因は、多くの場合、ひとつではありません。

もちろん、これまでの人生の中で、特定の期間の中で受けたいじめが原因だった……というケースも、あるにはあります。しかし、一方で、こんな例もあります。

40代の男性ですが、やはり対人恐怖症に悩まされ、接客が上手にできず、しばらく勤めた職場も退職してしまった経験があります。

彼は、様々な民間療法も受け、カウンセリングも受け、心理学も学びました。

しかし症状がいっこうに改善しないまま、十数年が経過してしまいます。

ところが、あるカウンセリングルームで、劇的に症状が改善していきました。

そのカウンセリングルームでは、男性の過去についてかなり根掘り葉掘りといっていいほど、話をさせられたのです。

その中で、男性はそれまでのカウンセリングで出てこなかったことを見いだしました。

子どもの頃、父親が厳しく、暴力的で、失敗をしないようにしないように、父親の顔色を見ながら毎日ビクビク生活をしていたこと。

家庭では抑圧され、何を話してもろくに聞いてもらえず、むしろ怒られた。そしてやはり子どものこと、失敗もあり、家で大切にしていた皿を割ってしまいひどく怒られたことなど……。

そうしたことを思い出し、口に出すに伴って、「お客さんは、世の中の人すべては、自分の父親ではないのだ」という気持ちが表面にあらわれ、「もう、恐れる必要はないのだ」という認識が生まれ、男性の対人恐怖症はみるみる改善していったのです。

◆正しく、諦めず、意識改革を行う

意識改革というよりも、この場合は、認知機能の修正ということになるかと思います。

対人恐怖症の方は、多くが「自分は他人からバカにされている」ですとか、「他人が自分のことを笑っている」「否定している」といった、誤った認識を持っています。

実際には、そんなことはなく、彼や彼女が思っているのに比べて、誰もそんなにあなたのことは見ていないのですが、「見られているように感じてしまう」のが対人恐怖症です。

この、実際とは違うものを感じてしまうことを、認知機能のズレと言います。

このズレを修正し、認知をより現実に近づけていくことで、対人恐怖症は改善しますが、長年治療をしても改善しない……という場合には、認知機能の改善をもう諦めてしまったり、日々のことを怠ってカウンセリングの時だけ改善の努力をしたり……と、慢性化させている可能性があります。

もういちど、認知機能を正しい方法で修正できるよう、毎日を見直してみましょう。

また、さきに述べました、『何が原因なのか……』ということも同時に見逃さず探ってみてください。何が原因なのかが洗い出されてこないと、いくら認知機能の改善を努力しても、成果があらわれてこない可能性があるためです。

対人恐怖症は、神経症の一種であり、心の問題です。

心の問題には、個人個人の個人差があり、アプローチの方法にも色々な手段や方向性があり、そのうちのどれが効果を発揮するかは、正直なところ、やってみないと分からない面があるのも事実です。

長年、治療やアプローチを繰り返しているけれども、改善がみられない、治らない……という場合は、アプローチ方法を変える、担当の先生やカウンセラーを変える、違うカウンセリングルームなど心の専門家を訪れて相談してみる……といった方法も、ときには有効です。

今までとは違った見方で、今まであらわれて来なかった対人恐怖症の原因を洗い出してくれるかもしれません。

また、繰り返しになりますが、必ず治ると信じることこそが、治るために最も必要な要素であることを忘れずにいてくださいね。

また、心にできてしまった傷というのも関係しています。

この場合の傷というのは誰かに怒られたとか、傷つけられたといった、あなたにダメージを与えたものです。

その時の恐怖や不安というのがフラッシュバックしてしまい、そういう状態になってしまっているということもあります。

原因がそこにあった場合、やはりこの傷を癒していく必要もあるんですね。

なんだかとっつきにくいような話に聞こえてしまったかもしれませんが、

そういった問題に向き合うためにも心を元気にしていく学びをするというのはあなたにとってプラスになるでしょう。

対人恐怖症を治すための話はいかがでしたか。心を元気にしていくためのヒントをもっと知りたい方はこちら

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