対人恐怖症でひきこもりになってしまいました。脱出する方法はありますか

対人恐怖症によってひきこもりになってしまうという事例は少なくありません。ひきこもりがもたらしてしまう影響の中にネット依存というものがあります。今回はひきこもりから脱出するための方法をお伝えします。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今回のテーマは、「対人恐怖症でひきこもりになってしまいました……」ということで、対人恐怖症からの引きこもりを脱出する方法を、考えていきたいと思います。

対人恐怖症は、引きこもりを引き起こす可能性のある心の問題です。

そもそも、対人恐怖症も初期の段階であれば、いきなり引きこもりになることはありません。

対人恐怖症は、時間の経過に伴って症状が悪化する問題ですので、初期の段階では他人に対する恐怖感や、社会生活を送りづらいという生きづらさを感じるレベルです。

引きこもりになってしまった……ということは、中程度か、あるいは重度の対人恐怖症であることがわかります。

さて、その引きこもりですが、「引きこもり」というと部屋から一歩も出てこない状態を指し示す言葉のようですが、実際にはそうではありません。

ある、20代の男性は、大学を卒業し一旦卒業してから、対人恐怖症になり会社を退職して、引きこもり状態となりました。

しかし、彼は部屋から一歩も出ないわけではありません。欲しいものがあれば、近所のコンビニまで出かけますし、ATMへ行ってお金もおろします。

つまり、人と接する必要の無い場所までは出て行くことができますし、コンビニの店員さんにお金を払うくらいのこともできます。

従って、彼本人も最初は、「自分は対人恐怖症ではあるが、引きこもりではない」という認識をしていたほどでした。

現実的には、部屋から一歩も出ないような引きこもり状態の人は、引きこもり症状を呈する全体からみて、10%ほどだと言われています。

残りの90%は、自分の用事や必要性さえあれば、対人関係を必要としない場所に、自分から出て行くことができます。

ですからもしかすると、この記事をご覧になって、「もしかして、自分って対人恐怖症の、引きこもりなの!?」と、驚く方もいらっしゃるかもしれませんね。

対人恐怖症によって、引きこもりが引き起こされる原因のひとつとしては、現代社会で蔓延している「ネット依存」がひとつ、挙げられます。

現在では、割と幼い頃からインターネットに触れ合い、インターネットを通した人間関係を築くことに慣れている人も多く見かけます。

しかしその一方で、適切なネットリテラシーを持ち合わせていないケースも非常に多いのが現実です。

つまり、インターネットを経由しては、安易に人間関係を築くことはできます。

ところが、そこは、自分に都合が悪くなると簡単に抜け出せる世界で、いつでも、誰に制限されることもなく、抜けだし姿を消すことができる世界です。

特に、不特定多数の人と、共通の目的で出会うことのできる、ネットゲームの影響は深刻です。

簡単に、のめり込むことができ、ある程度のコミュニケーションを取ることができ、しかも、何かひとたびトラブルがあればログアウトし、場合によってはニックネームを変えて、違う人物として再びその世界に入ることができる。

この世界に慣れきってしまったために、個人が特定され、しかも逃げ場のない現実世界で人間関係を築くことができなくなり、対人恐怖症に陥ってしまう、引きこもりになってしまう人が少なくない。

引きこもっても、インターネットはできますので、全く問題はないわけです。

このようなケースで、引きこもりから脱出するためには、クライアントさんのネット依存の状況を見て、必要であればネット依存の治療も同時に行っていくことが大切です。

現代の引きこもりでは、ネット依存を併発していないほうがおそらく珍しいほどで、一日じゅうパソコンの前にいます、という引きこもりの方、決して少なくはありません。

同時に、対人恐怖症をひきおこしている、認知の歪みの改善も行っていく必要があります。

対人恐怖症の方が、一度、引きこもりの状態に陥ってしまうと、引きこもっている自分を皆が笑っているのではないか……ですとか、社会生活に戻ろうとしても誰も受け入れてくれないのではないか……という不安を持っている場合もとても多いですので、こうした不安を払拭していく必要があるのですね。

ネット依存や、引きこもりの状態があると、クライアントさんは、ご家族の方からも自分を否定するような厳しい言葉をかけられたりして、ご家族との人間関係を再構築しなくてはいけないことも多々あります。

ご両親やごきょうだいも、クライアントさんに対して本音は愛しく思っており、立ち直ってもらいたいというお気持ちが厳しい言葉になってゆくこともあるのですが、それではクライアントさんご本人の認知の歪みがなかなか修正できませんので、ご家族の方の理解と協力も欠かせないものであることは、忘れてはならないところです。

いずれにしても、対人恐怖症で引きこもりになってしまった場合も、適切なカウンセリングで十分に克服が可能ですので、恐れることはありません。

ネット依存の弊害ばかりをお話する形になってしまいましたが、家から出なくてもインターネットをとおしてカウンセリングを受け付けてもらえる、あるいは相談ができるという、便利な時代であることも確かです。

どうぞ、インターネットを適切に利用して、心の問題に向き合ってくださいね。

引きこもりというのは何か理由があってそうなってしまったんです。

そして引きこもりの期間が長ければ長いほど、思考はネガティブ方向に向かいやすくなってしまいます。

まずはポジティブ思考になるところから始めるのもいいかもしれません。

心の学びでは考え方や捉え方を変えていくこともできます。

そうなると今の状況を変えていくヒントのようなものを見つけていくことができるかもしれません。

対人恐怖症によるひきこもりからの脱出の話はいかがでしたか。少しでも前向きな考え方ができるようになるヒントを知りたい方はこちら

◯この記事がお役に立ちましたらぜひソーシャルメディアで共有してくださいね^^

最新の人気記事

サブコンテンツ