対人恐怖症の治療法ってどんなのがある?

対人恐怖症にも治療法はもちろんあります。いったいどんな方法なのかを今回お伝えしていきます。その中でも一番大切なのは原因を自覚することから始まっていきます。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

さて、認知の歪み、神経症のひとつである「対人恐怖症」ですが、自分が対人恐怖症であると認識できたときに、どのような治療法があるのかを知っておく必要がありますね。

そこで今回は、対人恐怖症の治療について、お話したいと思います。

対人恐怖症の治療の基本は、カウンセリングと認知療法である、と言うことができます。

薬物療法もありますが、これは、カウンセリング等と併用して行うものであって、お薬だけでの治療は不可能ですので、覚えておきましょう。

対人恐怖症のカウンセリングは、その症状の度合いによって、完治までの時間が異なってきます。

基本的には、対人恐怖症が重度であればあるほど、治療にかかる時間は長くなると思ってよいでしょう。

ただカウンセリングで行うことは、あまり大差はありません。まず第一に、「なぜ、対人恐怖症になってしまったのか?」という原因を探ります。

例えばある男性の場合、対人恐怖症になってしまった原因は、思春期の頃に受けたイジメの経験にありました。

心の柔らかい時期に、自分のちょっとした行動がバカにされたり、失敗を笑われたりした経験があったので、それ以来、自分が何かをするとバカにされるのではないか……失敗すると社会的に受け入れられなくなってしまうのではないか……という不安がつきまとい、これが徐々に大きくなって、対人不安に発展してしまったのです。

対人恐怖症の原因としてイジメが挙げられるケースは大変多く、学生の頃の笑い話では済まない、というのが実感です。

イジメをするということの罪がいかに大きいかがわかりますね。

上記の例は、明らかにこれが原因とわかるケースですが、実際には、カウンセリングをしても、これといった原因が特定されないこともあります。

例えば、対人恐怖症になってしまった、ある女性の場合ですが、彼女にはイジメを受けた経験もなく、また、幼い頃から父や母から厳しく接せられていたのかと言えば、そうでもないようでした。

ただ、生まれつき恐怖心や依頼心が強く、幼い頃は母親となかなか離れる事ができなかったといいます。

そして、性格も引っ込み思案である一方で、完璧主義で人から見た「できばえ」が常に気になるタイプ。

こうした場合には、対人恐怖症の何か特定される原因があるわけではなく、性格そのものが原因になっていると考えられます。

いずれの場合にも、対人恐怖症の治療の第一歩は、その原因をクライアントさん自身が、自分で自覚することにあります。

原因を自覚することは、その後の認知の歪みを改善していくために、必要不可欠なことであると言えるからです。

さて、なにが対人恐怖症の原因になっているのかを自覚できれば、そこから、カウンセリングは認知の歪みの改善へと進みます。

認知の歪みの改善とひとくちに言っても、カウンセラーは「あなたの認識の仕方は、間違っていますよ」ということをいちいち指摘するわけではありません。

どちらかというと、カウンセリングの大半は、クライアントさんのお話を聞くことに終始します。

クライアントさんには、その人自身の物事の受け取り方、考え方といったものについてお話しいただきます。

たとえば、今週何があったかとか、前回のカウンセリングから、今回のカウンセリングまでの間にどんなことがあって、クライアントさんが何を感じたか、ということなど……。

そうした、お話の中から、クライアントさんご自身は、自分の考え方についてどこが歪んでいるのか、自分がどうなりたいのか、同じ出来事があったとしても、どのように受け取るようになりたいのか……ということを、自分で発見していきます。これが、認知行動療法の概要です。

先に挙げた男性の場合には、過去のイジメが一種のトラウマとなり、社会人になってからもひきずり、対人恐怖症を引き起こしてしまったわけですが、話をしているうちに、世の中の全ての人間が彼をいじめた相手ではないということ、すべての人間が彼の敵ではないということを、徐々に強く認識できるようになっていきました。

もちろん、最初の段階で、本人の頭の中では、そんなことはわかっているのです。

過去に自分をいじめた相手と、会社で相対する他の人とは、違う人間だということが、頭の中ではわかっているつもりなのです。

しかし、気持ちがそれを拒絶し、他人は敵だと受け取ってしまう……それが対人恐怖症です。

ただそのことを、カウンセラーに話し、口に出すことによって、頭だけで理解していたものが、徐々に心でも理解できたり、受け入れたりすることが、できるようになってきます。

そのときに、対人恐怖症は目に見えて改善していくのです。

もちろん、このようになるまでには人それぞれかかる時間も変わってきます。

また、先述のように、症状の如何によっては、不安感を和らげるために薬物療法を併用し、カウンセリングと並行してお薬で症状を抑えることも行う場合があります。

しかしどんな場合でも、クライアントさんが自分自身の力で、自分の認知の歪みを修正することがなければ、対人恐怖症の治療が終わることはないのです。

心の問題を乗り越えていくためには、まず自分がどうなりたいのかというイメージを持っていただくことが大切です。

おそらく、なんとかしたい、直したいそんな想いはあると思うんです。

でも立ち向かおうとすると色々な言い訳が出てきてしまったり、自分にはできないといった考えが出てきやすいものです。

そんな時は心の学びをすることによって、問題に向き合っていく心を作っていくことができます。

そういったところからのアプローチもいいと思いますよ

対人恐怖症の治療法についての話はいかがでしたか。心の問題を乗り越えていくヒントを知りたい方はこちら

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