対人恐怖症を克服するためには?

対人恐怖症を克服するためには有効な手段があります。そのためにもまずは身体の病気と同じように早期発見が大切になってくるんですね。今回はこの克服方法についてお伝えしていきます。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

対人恐怖症についても、たくさんのご質問をいただくのですが、中でもやはり多いのが、「対人恐怖症を、どうやって克服したらいいでしょうか?」というお話ですね。

そこで、今日は、対人恐怖症を克服するためには、どうしたらいいのか、ということを考えていきたいと思います。

対人恐怖症というのが、結局何なんだろう、どういった症状なんだろう、というと、結局は、他人から自分がどう見られているのかが、気になって仕方が無いのです。

もちろん、他人からどう見られているか……などということは、気になって当たり前のことで、そのため対人恐怖症は、異性の目が気になる思春期には100%の人間が罹る……と言う人もいるくらいです。

そこまでとは言いませんが、要するに対人恐怖症は、他人の目が過剰に気になる状態、そしてそれによって生活に支障を来している状態なわけですから、対人恐怖症を克服するということは、他人の目が必要以上に気にならなくなるよう、仕向けていく……ということを意味しています。

対人恐怖症は、時間を追うごとに深くなっていく心の問題です。

初期の対人恐怖症は、強い不安感を感じ、失敗に対する恐れのようなものが異常に強かったり、なんとなく人に会う状況を避けてみたりすることがあります。

これが、中程度の対人恐怖症になると、家の外に出て他人と話をすることに、強い恐怖感を感じます。

家の中で、家族を相手にしている分には大丈夫だけれど、家の外に出ると、急に他人の目が気になり始め、自分が変な人と思われるのではないか、なにか失敗するのではないか、みんなが自分を見ている……などと感じるようになります。

さらに対人恐怖症が進行してしまうと、家の外に出ることそのものが辛くなります。

家族や、親しい知人以外の人が傍にいると、それだけで息苦しくなってしまったり、悪くすれば家族でさえも接することができなくなり、引きこもりになる場合も少なくはありません。

こうした、症状の如何によっても、克服方法、或いは克服のためにかかる時間にも差が出てきます。

クライアントさんの状態によって、適切な方法を選択していく形になるでしょう。

当然、重度になるほど、改善にも時間がかかります。できるだけ、そうなる前に、心へのアプローチを開始したいものです。

対人恐怖症の場合には、「自分がそんな不安を持っていることがわかったら、他の人から嫌われてしまう」「変な人だと思われてしまう」「自分がダメな人間だということが、バレてしまう!」という不安感があるため、他人に対する恐怖感や不安感があっても、それを隠そうとする傾向にあります。

結果として、専門家に相談するのが遅れ、その間だんだんと不安感が増す、対人恐怖症が進行してしまうのが現実です。

対人恐怖症も、身体の病気と同じく、早期発見が大切。恥と思わずに、もしかして? というレベルでも気軽に相談してほしいと思います。

対人恐怖症は心の問題ですので、付ける薬はない……と勘違いされている方も多いようですが、中程度、或いは重度の対人恐怖症の場合には、抗不安薬といって、不安感を和らげるお薬があります。

カウンセリングなど、心の問題を解決するさまざまな手法とあわせて、薬物療法を併用すると、効率よく対人恐怖症を克服することができます。

但し、覚えておきたいのは、やはり薬物療法だけで対人恐怖症を克服しようと考えるのは、NGである、ということです。

一部では、薬を飲んだら、もう大丈夫だ! と抗不安薬に期待したにも関わらず、いっこうに症状が改善せず、「この薬は、効かない!」と判断する方もおられます。ところがこれは違います。

お薬は、飽くまでも不安感や、恐怖感を和らげたり、そのことによって睡眠をとったりしやすくする手段のひとつ。

対人恐怖症は、不安感を感じるような自分の考え方を変えていかないことには、克服できません。

ですから、薬物療法を行ったとしても、同時進行で心の方向性を矯正できるよう、アプローチを続けなくてはならないのです。

その手段のひとつが、認知行動療法といわれるもの。

認知行動療法とひとくちに言っても、さまざまな方法がありますが、おおまかに言うと、カウンセラーとクライアントさんとがお話をする中で、クライアントさんのお考え、悩みのポイント、今何が困っているのか、そして今何ができるのか……ということを細かく洗い出し、それをクライアントさんが自覚することで、認知の歪みを矯正していく、ということになります。

この認知行動療法の中心は、カウンセラーが、クライアントさんのお話を親身になってお伺いすることです。

カウンセリング中に、クライアントさんがお話されたこと、カウンセラーと一緒に気付いた「今できること」を、カウンセリングが終わってから実行し、半月、あるいは一ヶ月してから再びカウンセラーとお話をし、これを繰り返すことで対人恐怖症を克服していくことができます。

対人恐怖症の克服のためには、お薬だけでは不十分ですし、ご自身が信頼できるカウンセラーとの出会いが必要。

ですが、もうひとつ、克服のために大切なことは、繰り返しますが早期発見、早い段階でのアプローチだということも、忘れずにいてくださいね。

心の問題は放っておくといつまでも残ったり、余計に悪くなってしまったりします。

上手な対処法というのが分からず、放置して心を崩してしまうと、それだけ良くなるまでに時間がかかってしまうものです。

そうならないためにも、心の状態を自分で把握してあげることが大切なんですね。

心の学びには心を成長させてくれる要素が沢山ありますよ。

対人恐怖症を克服するための方法についての話はいかがでしたか。自分の心をもっと成長させるヒントを知りたい方はこちら

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