対人恐怖症になってしまう原因って何?

対人恐怖症になってしまう原因というのはいくつかあります。その原因の一つにもともとの性格というところも関わってくるのですが、性格が悪いからなるということではないんです。意外にも真面目な方に見受けられることがあるんです。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今回のテーマは、「対人恐怖症の原因」です。

対人恐怖症の原因って一体何なんでしょうか……というご質問も、対人恐怖症に関してよくいただくご質問のひとつです。ご自分の生活スタイルの、何がいけなくて、対人恐怖症になってしまったのか? と悩まれる方は、非常に多いのです。

しかし、対人恐怖症は基本的に、生活スタイルのどこかに問題があって発生するものではありません。

あえて言うならば、「もともとの性格」が対人恐怖症の原因そのものなのです。

対人恐怖症の原因になりやすい性格が、どのようなものかというと……

・クヨクヨしやすい
・神経質
・感受性が高い
・過剰に気を遣う
・自意識が過剰
・生真面目
・完璧主義
・頑固
・内向的(内気)

……などが、挙げられます。

こういうお話をすると、「やっぱり、私の性格がいけないんですね……」と仰る方も多いのですが、私はそうは思いません。

神経質であったり、感受性が高いということは、細やかであり、些細な部分にもよく気がつき、神経質でない人が持ち合わせない、高い対応力を持ち合わせているということでもあります。

過剰に気を遣うのは、他人への気遣いがあるから起こることですし、生真面目で完璧主義であれば、ものごとの全てにおいて、そうでない人よりも高い完成度を目指すことができるということです。

これらは全て、短所ではありませんし、まして「性格が悪い」ということではありません。

ただ、対人恐怖症という心の問題の原因には、「なりうる」というだけのことです。

特に、完璧主義の方などは、「完璧主義であること自体が、良くない性格であり、つまり完璧ではない」「でも、完璧を目指したいがために、いい加減にはなれない」という奇妙な矛盾に陥りがちです。

そして、結果的に、完璧主義である私が悪いのだ……と考えてしまうのですが、そうなると対人恐怖症は悪化する一方ですので、完璧主義は悪い性格ではない、と強く意識することが重要になってきます。

さらには、小さい頃から、不安を感じやすかった、幼いときに母親と離れるのを嫌がった……など、神経質だったり、怖がりだったりという性格が、成長して対人恐怖症という形で表れてくることもあります。

これも、完璧主義の場合と同じく、自分の性格を責めてしまうと対人恐怖症の悪化の原因になりますので、自分の性格を責めるようなことは避けなくてはなりません。

元々の性格、というものとは別に、対人恐怖症にかかる原因として挙げられるものは、自律神経です。

自律神経は、交感神経と、副交感神経から成るものです。交感神経とは、主に活動をするための神経で、副交感神経は、リラックスするための神経。これらが交互に、バランスよく働くことで、人は日常生活をスムーズに送っているともいえます。

ところが、交感神経が過敏になってしまい、上手に副交感神経を使うことができなくなってしまうと、神経はいつも張り詰めて、昂ぶった状態が続きます。

そして、「人前で失敗したらどうしよう」「恥をかくのでは……」という不安を常に感じるようになってしまうのです。

これが慢性化して、対人恐怖症につながっていくところがありますので、自律神経の乱れが対人恐怖症を招くといっても良いでしょう。

これらのことは、ほとんどが自分の意識や体調が、対人恐怖症につながっていくケースです。

そのほかにも、子どもの頃の体験や、育ち方が、大きくなってからの対人恐怖症の症状につながっていくケースがあります。

例えば、ある男性のケースをお話します。

彼の両親は非常に厳しい人で、特に父親は彼に失敗を許さず、成績が悪いとか、手伝いが不十分とか、うまくないとか、そうした理由で厳しく叱られることの多い幼少期を過ごしました。

そうして大人になった彼は、会社に入ってからも、小さな失敗で叱られるのではないか……という思いが頭から離れず、のびのびと仕事ができません。

失敗はできないと自分を追い詰め、結果的に会社に行くと手が震えたり、動悸がしたり……という対人恐怖症になってしまったのです。

このように、幼少期の体験、特に厳しく叱られた経験や、暴力的なしつけの経験が、長じてからの対人恐怖症につながっていくケースがあることを、私たちは覚えておかなくてはなりません。

それは心の傷といっても良いものですが、主には他人の顔色をうかがうあまり、自分のための考え方ができなくなってしまう症状なのです。

同じように、小学校で先生から指されたときに、うまく答えられなかった、焦ってしまって友達からバカにされた……という経験や、自分のことでなくても、幼稚園で友達が先生に厳しく叱られているのを見てしまった……という経験などが、対人恐怖症の原因になっていくこともあります。

ただ、対人恐怖症自体は、幼少期に起こるものではなく、大抵が会社に入社したり、社会との関わりが大きくなっていくに従って徐々に発生するものです。

また原因同士がお互いに影響しあって対人恐怖症を強めていくという特徴もありますので、「原因はこれだ」と特定できないことも多いということを知っておくと、良いかもしれません。

対人恐怖症の原因についての話はいかがでしたか。心を鍛えて望ましい人生を送りたい方はこちら

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