対人恐怖症だけど出来る仕事ってありますか?

対人恐怖症でも仕事はできますかという質問をよくいただきます。結論から言うとできますし可能なことです。ですが気を付けなければいけない点も多々あります。今回はそういった内容の話をお伝えします。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今回は、対人恐怖症と仕事……ということについて、考えてみたいと思います。

「対人恐怖症なのですが、どのような仕事に向いているでしょうか。できる仕事はありますか?」というご質問は、割とたくさんいただくご質問です。

対人恐怖症の方でも、お仕事を探しているという方は、たくさんいらっしゃいます。

もちろん、お仕事をしなくては生活できないということもありますし、対人恐怖症であっても何であっても、社会とのつながりは持ち続けたいものですよね。

ところが、対人恐怖症を抱えていると、お仕事をするのは難しい。

何故ならば、職場で抱えてしまう対人恐怖症というのも多いからです。

会社に行けば、ミーティングや会議は日常的に行われています。

当然のこと、そこでプレゼンテーションや、成果の発表をしなくてはいけない場面も多く、人前で話すのに緊張するタイプの方は、会議やミーティングが苦痛になって仕事に行けなくなったり、退職してしまったり……ということを繰り返すことになります。

また、上司からの目線が気になるタイプの対人恐怖症では、上司と同じ部屋でのパソコン作業が多かったり、また、来客にお茶出しをするのが苦痛だったりして、仕事が続かないことも多いものです。

このほかにも、電話対応ができないために仕事が長続きしなかったり、お客様の前でお話をすることができず接客業を諦めるという方も多くいらっしゃる。

そうして、就職したり、辞めたり……を繰り返すうちに、「私にはどんな仕事もできないんだ……」と、ますます暗い気持ちを抱いてしまうのも事実です。

ですが、「どんな仕事もできない」と思うのは、ちょっと待っていただきたいのです。

対人恐怖症の多くは、特定の場面では緊張したり、恐怖感を感じることがありますが、その「特定の場面」以外では、全く生活に支障がないことがほとんどです。

たとえば、接客業に就き、毎日お客様に応対することに対して、非常に不安があり、まともにお話ができなくなってしまう女性。

彼女は、もちろんお仕事をするにあたって、うまくやりたいという気持ちも持っていましたし、お店のことも上手にご案内したいという気持ちも強く持っています。

しかし、実際にお客様を目の前にすると、身体がこわばり、上手にしゃべることができません。

仕事というものに適性がないのだと絶望感を抱きつつ職を転々とし、果てには就職活動を諦める、ということになってしまいました。

ただ、彼女の場合には、直接お客様を目の前にすると言葉が出ませんが、電話だったら大丈夫……という特徴があったのです。

そこで、直接の接客対応を伴わない仕事ということで、コールセンターでの仕事を試してみることに。

すると、驚いたことに、ほとんど緊張することなく、支障なく接客対応を終えることができたのです。

ひとくちに対人恐怖症といっても、その種類は様々で、恐怖や緊張を感じるシチュエーションも、人それぞれに違います。

例に挙げた女性のように、「自分が、恐怖を感じるシチュエーション」を避けられる仕事を見つけられるのが最善の方法です。

そもそも、仕事というのは何かしら、人と接するものですので、「対人恐怖症だと、仕事をするのは難しい」「仕事をしないほうがいい」という考え方もありますが、それは違います。

自分の症状の特性を把握し、これに少しでもマッチした仕事を探して続けることで、人と接し続け、対人恐怖症の進行をわずかながら和らげることができます。

仕事を探すことや、仕事をすることを諦めてしまうと、そのまま引きこもりになってしまい、人と接することがますます怖くなり、結果として対人恐怖症をより悪化させる原因にもなります。

一方で、引きこもると対人恐怖症が良くならない、悪化する……という思いのもとに、対人恐怖症を抱えながらも、あえて自分の最も苦手な場に自分を置こうとする方もいらっしゃいます。

つまり、自分が緊張し、恐怖を抱く仕事に、あえて就こうとするのです。

少しでも、対人恐怖症を早く改善したいという思いはわかりますが、これもまたおすすめのできる方法ではありません。

常に緊張や恐怖を感じ、また、仕事をスムーズに進められないというストレスをも抱えることになりますので、対人恐怖症は治るどころかより悪化したり、悪ければそのまま、鬱など、別の心の問題を引き起こしてしまったりするのです。

必要なのは、自分をあえて厳しい環境に置くのではなく、自分の出来る範囲で、対応可能な仕事を探し、就職することです。

お客さんとは話をしないけれども、職場の人とはひとことふたこと交わす仕事でもいい。

いわゆる接客対応のない仕事でもいい。

コールセンターのお仕事を例に挙げましたが、反対に、電話対応が緊張してしまってできない、という方もいらっしゃいます。

そういう場合は、電話対応のない職場を選ぶべきなのです。

そうして、人との交流を保ちつつ、同時進行で心の専門家にも相談し、対人恐怖症の改善につながるアプローチをしていくのがおすすめです。

仕事を変えようと探している時は、何かと心も不安定になりがちです。

トントン拍子で仕事が決まってくれるならばいいですが、そうはいかないというのが現実です。

面接をしてもらっても受からないなんていうことだってあると思います。

そういったことが何回も重なると、本当に「自分はダメなんだ」といったように落ち込みやすくなってしまうものです。

そこで大切なのは這い上がることができるか、できないか、ですよね。

気合だけで乗り切れというのはとても大変です。

そんな時にプラス思考になれる方法や、そういう考え方ができる習慣を持っておくといいんですね。

そういった心の学びはぜひ取り入れていただきたいと思います。

対人恐怖症でも仕事はできるという話はいかがでしたか。プラスに物事を考えられるようになるヒントを知りたい方はこちら

◯この記事がお役に立ちましたらぜひソーシャルメディアで共有してくださいね^^

最新の人気記事

サブコンテンツ