インナーチャイルドから見る怒りの感情って?

インナーチャイルドが与える影響の一つに、「怒り」という感情に影響を与えます。それは自分で本当は怒りたくないのに怒ってしまったりと抑制できなくなってしまうレベルになることも。今回はそんなお話をしていきます。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

皆さんは、インナーチャイルドが、怒りの感情というものに深く関わっている、ということをご存じでしょうか?

今回は、インナーチャイルドと怒りとの関係に密着してみようと思います。

怒りが抑制できない、どうしてか?

このような例があります。
30代の女性ですが、彼女は母親との関係に悩んでいます。おおむねどのようなことにも厳しい母親でしたが、特に、家事のことになると、少しでも気に入らないことがあればすぐに激怒し、きつい言葉で彼女のことを責め立てます。母と娘ですから、娘さんが家事をすることも多いのですが、母親が固定観念のように持っている「こうしなくてはいけない」というやり方から、少しでも逸脱すると、尋常ではなく逆上するのでした。

そこで、彼女は、母親の言うとおりにできない自分がいけないのだろうか……と思っていたのです。

ところが、よくヒアリングをしてみると、彼女の母親というのは、幼少期に父親、つまり彼女のおじいさんに非常に厳しく育てられたということがわかりました。経済状態の豊かでない時代の中で、幼いにも関わらず家事のすべてを任され、それも父親の思い通りにならなければ折檻をされることも少なくなかったということを、彼女は聞いていました。

つまり、彼女の母親は、深く傷ついたインナーチャイルドを心の中に住まわせたまま、今も生活しているのです。まだ幼く、家事などじゅうぶんにできるはずのない年齢のときに、「家事の不備・ミス」を責められた理不尽な経験が、インナーチャイルドの傷となり、彼女の母親の感情をコントロールしています。

同時に、「家事というものは、こうしなくてはいけない」という非常に厳格なイメージが母親の中でできあがっていますが、これは、おじいさんから「こうしなくてはいけない」と強制されたものが染みついているのであり、そこから逸脱することは、叩かれるに値する悪事であると認識してしまっているのです。

ですから、今、彼女が目の前で彼女流の家事をすることが、世間的には何のまちがいもないはずなのに、彼女の母親にとっては「怒り」という感情になって抑制することができず、あふれ出てくるのです。

それはつまり、彼女の母親のインナーチャイルドが、抑えることのできない怒りを感じているということで、彼女自身に重大な欠陥やミスがあって怒っているのではないのです。

こうしたことは、母親のインナーチャイルドが癒やされるまで収まることはないでしょう。

インナーチャイルドの怒りのことを知り、彼女は「自分が悪いのではなかったのか……」とひとつの答えを見つけたようです。

彼女自身のインナーチャイルドも、癒やしに向って歩き始めたのかもしれません。

怒りっぽいのには理由がある?

例を見てわかるように、インナーチャイルドに怒りのポイントがあれば、その人はとても怒りっぽい人になります。特定の分野に怒りのポイントがある場合、「このことに関しては怒るよね……」と思われる人になっているかもしれません。

ところが、怒りの感情というものは、「第二感情」つまり、二番目に感じる感情であるということがわかっています。第二感情とはどういうことでしょうか?

それは、怒りの裏には「第一感情」があるということです。

第一感情とは、不安、おそれ、悲しみといった、人間がまず感じるといわれる感情のこと。

怒りは第二感情ですので、人間は怒りを感じる前に、必ず不安や悲しみを感じている、ということになりますね。

何らかの欲求や自由が叶えられない……ということに対する不安や、悲しみ、がっかり、ショック、といったものが根底にあって、その結果、思い通りにならないことに怒りを感じ、感情を爆発させる。

例にあった女性の母親という人も、女性が家事でミスをするたびに、自分がミスをしたときに理不尽に責められた経験が無意識に想起され、本来は癒やされない悲しみに襲われるところが、怒りという形になって外に出てきていることが考えられるのです。

ですから、大人になって、ささいなことで度々怒るような人については、その人のインナーチャイルドがどこかに傷を負っており、インナーチャイルドの悲しみから怒りが発生している可能性が考えられます。
このようなケースについては、怒るほうの人には、自分の欲求を受け入れてほしいという願いがありますし、本当は怒りたくないのに……と思っている人も多いもの。

そして、インナーチャイルドをきちんと癒やしてあげると、「そんなことで!?」というような、ほんのちょっとしたことにも怒っていたものが、だんだんと怒りを抑制できるようになり、徐々にイライラも減っていくと考えられるのです。

怒りの感情のことを考えるとき、ポイントは「怒りの感情は、第二感情である」ということです。

自分自身が、或いは身近な人が怒りっぽい……というときには、そのインナーチャイルドに、寂しさなどの感情が抱えられている場合があります。

自分自身と対話するときにも、怒りの感情の根底にあるものをゆっくりと考えてみると、インナーチャイルドの癒やしに役立つことでしょう。

インナーチャイルドと怒りの感情の関係の話はいかがでしたか。心が元気になる話をもっと聞きたい方はこちら<

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