アスペルガーな私のアスペルガー的学校生活

アスペルガー症候群を抱えてしまった子供にとって、学校でのトラブルは珍しいことではありません。どうしてトラブルが珍しくないのか、私の体験談と共にお話させていただきます。


こんにちは、心理カウンセラーのサチです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

私は、軽度のアスペルガー症候群です。
もともと症状が軽めだったのと、今までの実生活で得た経験から、パッと見は分からない程度に、人前で取り繕える程度にはなりました。
“アスペルガー症候群”の症状を緩和するには、投薬やカウンセリングとはまた別に、経験から学ぶというのがとても重要になります。

私は、大人になるまで精神科にかかったことがなかったので、アスペルガー的な発言や行動でいくら失敗しても、経験で学んでいくしかありませんでした。
大人になって、自分は“アスペルガー症候群”だと知り、それなりに対処できるようになるまで、とんでもなく長い時間がかかったのです。
そのうちでも、いまだに忘れられない、私の小中学生時代の失敗談を、2つご紹介しましょう。

【謙遜することができなくて】

小学生のとき、私はイジメられていました。
といっても、イジメられていること、嫌われていることに、ほとんど気づかないでいたのです。
何となく、好かれてはいないだろうなという気持ちがありましたが、それがなぜなのか、全く見当もつきませんでした。

小学校中学年~高学年のあるとき、こんなことがありました。
定期テストが採点・返却されたときです。
私は、95点か98点くらいでした。
それを、のぞき見たある女子児童が、「すごいね、頭いいんやね」と言うので、
単純に、「うん、ありがとう」と答えたところ、
彼女の表情は険しくなり、「だから嫌われるんやわ」とボソリ・・・、
私は、ただただ、ポカーン。

ものすごくあとで、あのときは謙遜をして、
「そんなことないよ~」と答えるのが、どうも正解らしいぞということが、やっと分かったのでした。

【ホワイト・ライがつけなくて】

また、中学2年生のときに、このようなことがありました。
小学1,2年のころから登校拒否をしている女子がいて、担任がその子の家庭訪問をしたり、クラスメイトが訪ねていったりして、定期的にケアをしていました。

あるとき、クラスのある女子生徒が「全員で手紙を書こう」と言いだし、それぞれ手紙を書かされることに。
ずっと登校拒否をしていて、ほとんど話したこともない相手に、手紙を書くのも難しいもの。
もれなく男子たちは、「めんどくせぇ~」と文句を言っていましたが、
「なるべく、学校に来てください。」とか、「みんな、待っています。」などと、ちゃんと書いていたようです。

しかし、私は心にもないことを書くことができず、
「今のうちに勉強をしておかないと、この先の人生の選択肢が狭くなります。」
「小中学校をちゃんと出席しておかないと、内申が悪くなるので、自分にとっても良いことはありません。」
というようなことを書いてしまったのです。

もちろん、悪気はなく、相手のためだと純粋に思っていました。
しかし、それをチェックした言いだしっぺの女子が、
「こんなの渡せるワケないやん!」と突き返してきます。
書き直したとしても、同じようなことしか思い浮かばないので、
「渡せないならもういいよ。」と再提出せず、結局、登校拒否の彼女に届くことはありませんでした。

これも、ずっと後になって、
“ウソでも体裁のいいことを、書かなければならない空気”
を読まなければならなかったのだと、分かったのです。

そういうことが、毎日何かしらあったので、私は嫌われ、避けられていたのかもしれませんね。
しかし、そこに孤独感とかそういうものはなく、自分の世界を満喫していました。
なぜ、あのとき寂しさを感じなかったのか、今となってやっと合点がいったくらいなんですよ。

“アスペルガー症候群”の子は、自分が“アスペルガー症候群”だと気づくことができません。
もし、お子さんや身内の子に、症状が心当たりがあるようでしたら、積極的に専門医にかかってください。
発達途中の段階では、その特徴が、性格的なものなのか、アスペルガー症候群なのか、すぐに判断されないかもしれませんが、
トレーニングによってコミュニケーションスキルを伸ばしてあげられれば、その子の人生の選択肢・可能性は、きっと広がるでしょうから。

アスペルガー症候群と学校で起こることについての話はいかがでしたでしょうか。もっと様々な心の学びを得たい方はコチラ

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