アスペルガー症候群に なってしまう原因って何?

アスペルガー症候群ってなぜ起こるかご存知ですか?原因はいくつかあるのですが、なかなか分かり辛いことが多いんです。今回は何が原因になっているのかについてお話をさせていただきます。


こんにちは、心理カウンセラーのサチです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

「“アスペルガー症候群”って、なぜ起こるのだろう?」
レントゲンや血液検査では分からない症状だと、イメージがしにくいですよね。
では、ざっくりとご説明しましょう。

まず、“アスペルガー症候群”は、
「遺伝的な要因」「胎児のときの環境」「生育過程の環境」
の3つの要素のどれか、またはそれらが重なる
ことで症状があらわれます。

(この3つは、当人自身はコントロールできないことであり、思春期~大人になって、症状に苦しむこともあるかもしれません。
ただ、それは投薬やカウンセリングで、症状を緩和したり、そのキャラクターと共生していけるようになると、社会生活でのハンデは小さいものになるハズです。)

【遺伝的な要因】

“アスペルガー症候群”の原因には、遺伝的な要素が多分にあります。
これは、一見、「マイナスの遺伝」のように受け取りがちですが、そうでもありません。
確かに、アスペルガーの症状が強く出過ぎていると、日常生活や社会生活に支障をきたすことが多くなりますが、
アスペルガー的な性質によって、周囲より何かの能力に秀でていたり、またそれによって社会的に活躍できている人も多いのです。
また、アスペルガー症候群の遺伝要素は、比較的、遺伝しやすいのですが、これは種として進化ののびしろを広げるためだとも考えられるでしょう。
というのは、平均的な能力の個体ばかりが生まれると、いつまで経っても、生物としての変化・進化が起こらないからです。
つまり、“アスペルガー症候群”の発達のアンバランスは、ヒトとして欠陥なのではなく、進化の過程に関係しているのではないでしょうか。

【母親が妊娠中の環境の要因】

“アスペルガー症候群”の原因には、胎児の段階での環境もいくらか関係してきます。
ただ、「これにあてはまるから絶対そうなる」ということではないので、あまり神経質になりすぎないようにしましょう。
赤ちゃんには、お母さんが心身ともに健やかでいることが、最も良いのですから。

《環境ホルモン説》

胎児期に、男性ホルモンを大量に浴びすぎると、“アスペルガー症候群”を含む自閉症傾向になりやすいことが分かっています。
母親が男性ホルモンを多く分泌するのは、環境ホルモン(ダイオキシンや農薬など)の影響が関係するのではといわれています。

《分娩誘発剤(オキシトシン)説》

分娩を促すオキシトシン点滴を、連続して使用し高濃度になると、親密な愛情を感じるための内因性オキシトシンを分泌しなくなり、
共感できない、表情の読み取りが難しいといったアスペルガー的症状があらわれることがあります。

《ウイルス感染説》

母親が妊娠中に、ヘルペス・ウイルス、風疹ウイルスに感染すると、その子が“アスペルガー症候群”を含む自閉症になるリスクが、上がるといわれています。
風疹ウイルスでは10%を超えますが、ヘルペス・ウイルスではごくまれのよう。

《自己免疫説》

自己免疫とは、ウイルスの感染や風邪などで、免疫系のコントロールが混乱し、本来守られるべき自分の細胞までも、攻撃してしまう状態をいいます。
母親や家族に、花粉症やアレルギー、ぜんそく、膠原病、インシュリン依存型糖尿病などの症状を持っていると、子どもの“アスペルガー症候群”を含む自閉症の発症と、関係があることが分かっています。
そのため、胎児のときに自己免疫によって脳細胞を攻撃してしまうのではないかといわれています。

《重金属説》

鉛などの重金属が、水や食物を通して母体に入ると、胎児が自閉症傾向になるということが言われています。
これは、“アスペルガー症候群”を含む自閉症児の毛髪に、重金属が多く含まれていることが根拠となっています。

【成長時の心理的な要因】

“アスペルガー症候群”は、「遺伝的な要素」と「胎児のときの環境」が関係していると述べましたが、
この2つの要因があてはまっても、“アスペルガー症候群”を必ず発症するというワケではありません。

発症を、最も決定づけるのは、
「出生してから大人になるまでの、養育環境がどのようなものか?」
ということでしょう

「人とのコミュニケーションが密接でない環境」で育った子は、共感できない、空気が読めないなど“アスペルガー症候群”の症状をあらわしやすいことが分かっていて。
・親も愛情を感じにくい、愛情表現が苦手だったとか、そうではなくても仕事で忙しくて、いつも不在気味だったというように、親との対話が少ないという環境
・幼稚園や小学校、中学校の段階でも、他人とのコミュニケーションが満足でない環境
に育つと、人と共感できない、社会性が育たない要因となりえるのです。
これらの環境に恵まれなかったとしても、祖父母や親族、近しい人がいるだけで、その機能を補てんされることも多いハズです。

もし、親御さんがコミュニケーションにご不安があり、身近に頼れる人がいない場合は、
児童相談センターなどの公的機関の利用も、視野に入れてみてはいかがでしょうか。

アスペルガー症候群になってしまう原因については分かりましたでしょうか。人生をより豊かにしていくヒントを得たい方はこちら

◯この記事がお役に立ちましたらぜひソーシャルメディアで共有してくださいね^^

最新の人気記事

サブコンテンツ