アスペルガー症候群って発達障害のこと?

発達障害という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。アスペルガー症候群のことを調べたりすると出てくる言葉でもあるんですね。それではこの二つはどういった関係があるのか、お話していきます。


こんにちは、心理カウンセラーのサチです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

「発達障害」という言葉を、よく耳にする方も多いのではないでしょうか?
アスペルガー症候群のことを調べると、「発達障害」という単語は、必ずといっていいほど出てきます。
では、「発達障害」というのは、いったいどういう意味なのでしょう?
そこで、ここでは、“アスペルガー症候群”と「発達障害」は、どのような関係があるのか、できるだけ分かりやすくご説明いたしましょう。

「発達障害」とは、次の3つの症状の総称をいいます。

1、注意欠陥障害・多動性障害(ADHD)

年齢や発達度合いに不釣り合いな、『注意力・衝動性・多動性』を特徴とする、行動の障害で、社会的な活動や学業に、支障をきたすものをいいます。
多くは、7歳以前にあらわれ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの原因があるとされています。

2、学習障害(LD)

知能に遅れがみられないが、『聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する』のうちどれか、またはいくつかの習得に、著しく困難を伴う症状をいいます。
視覚障害、聴覚障害、情緒障害などもなく、それらが困難の原因ではありません。

3、自閉症スペクトラム

他人との人間関係形成が難しい、言葉の発達の遅れ、興味や関心が狭く、特定の物事にこだわりが強いなど、社会的なコミュニケーションをするのに困難が伴うという特徴があり、“アスペルガー症候群”、自閉症がここに含まれます。
(自閉症スペクトラムは、以前、広汎性発達障害(PDD)と呼ばれていたもので、呼称の変更とともに、定義も少し変更されました。)

アスペルガー症候群”は、知的レベルが比較的高いことが多いので『高機能自閉症』、
その他の“自閉症”は、知的レベルが“アスペルガー症候群”より低めであることから、『低機能自閉症』と、便宜上呼び分けられることがあります。
『低機能自閉症』と『知的障害(精神遅滞)』は、素人目にはあまり違いがないように見えるかもしれませんが、実際は別のものです。

10歳の『障害を持たない子の群、アスペルガー症候群の子の群、ADHD・LDの子の群、自閉症の子の群、知的障害の子の群』、それぞれに、
『全身運動・手指の運動・基本的生活(食事・排泄など)・社会性(対人スキル)・資格認知能力・聴覚認知能力・言語表現能力・言語理解能力・行動や感情のセルフコントロール』
のテストを行い、10歳の発達程度からどのくらい差があるか調べた統計結果があります。

障害を持たない子の群は、すべての項目で10歳の発達レベルでした。
これと比較すると、
“アスペルガー症候群”の子の群は、
「視覚認知能力」は13歳レベル、
「言語表現能力」と「言語理解能力」は11歳レベル、
「基本的生活」は10歳レベルであるのに対し、
「全身運動」と「手指の運動」は8歳レベル、
「社会性(対人スキル)」と「行動・感情のセルフコントロール」では7歳レベル、
と、発達の度合いにアンバランスなところがあるということが分かります。

また、ADHD・LDの子の群、自閉症の子の群にも、それぞれ、特有の発達の度合いのアンバランスがみられました。
(知的障害は、すべての項目でおしなべて同じ年齢=5歳だったので、アンバランスな発達というワケではありません。)

「発達障害」というと、すべてのことに発達が遅れているように聞こえるので、拒否感を持たれる親御さんがいらっしゃるでしょう。
そのため、『発達アンバランス症候群』という呼び方の方が、ふさわしいのではないかと提唱する専門家もいます。
『発達アンバランス症候群』という言葉なら、いくらか気楽に受け止められ、その子の得意なことを見つけて伸ばしてみようかなと、前向きな気持ちになれるのではないでしょうか?

アスペルガー症候群と発達障害の関係については分かりましたでしょうか。不安やストレスに負けない心を作りたい方はこちら

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