複雑性PTSDとPTSDとの違いってあるの?

複雑性PTSDという言葉を聞いたことはあるでしょうか。なかなか耳にしないものではありますが、通常のPTSDとは違いがあるんですね。いったい何が違うのかというお話をしていきます。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今回は、「複雑性PTSD」と「PTSD」との違い、ということについて、お話したいと思います。

そもそも、「複雑性PTSD」というのは、なかなか耳慣れない、という方も多いことと思います。これは「CPTSD」ともいわれます。

違いはどこ?

PTSDと、CPTSDとでは、まず原因が違います

PTSDは、一度の事件、事故があまりにも強烈な恐怖や衝撃をもたらし、心を圧迫することによって発生します。

例えば暴力事件、事故といったものや、大震災なども多くの人にPTSD症状を引き起こした原因となりました。

一方で、CPTSDは、一度の突発的な事件で引き起こされる症状ではありません。

CPTSDの主な原因は、いじめや、児童虐待です。長期間にわたって、心理的な圧迫を受け続けているということが、その特徴のひとつ。

よってPTSDの場合には、つらさを忘れるために事件を忘れるということがありますが、CPTSDにはそれがありません。

また、いじめの場合にはいじめられている相手と、児童虐待の場合には親などの保護者と、一定の関係を築き続けていかなくては、生きていくこと、生活していくことができない、というのもポイントです。

つまり、いじめや虐待の被害者にとっては逃げることができず、「辛いが、関係を築かなくてはならない」という矛盾が生じてしまう。

この矛盾のために、心が大きな負担を強いられてしまいます。

PTSDの治療は、忘れてしまいたい大きな事件を思い出し、語り合い、向き合うことで、その解決を図ります。

しかし、CPTSDはそう単純ではありません。CPTSDの場合、心の負担の大きさから、「自分が悪いんだ」「自分のせいで、こうなったのだ」という方向に考え方を持って行くことで、自分の心を守っている場合が非常に多いのです。

そこで、引きこもりや、他者との関係が築けない、あるいは人格障害といった重篤な症状を併発することが多く、PTSDに比べて治療にも困難が伴い、より多くの時間を必要とするのです。

複雑性PTSDの特徴やPTSDとの違いは分かりましたでしょうか。心がほっとするような話をもっと聞きたい方はメルマガ登録こちら

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