子どもは“双極性障害”になるの?

子どもは双極性障害になりますか?という質問を多くいただきます。うちの子は落ち着きがなくて、たまにかんしゃくを起こしたり…と心配されている方が多くいらっしゃるんですね。今回はよくいただく質問の中からいくつかピックアップしてお答えしていきます。


こんにちは、心理カウンセラーのサチです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

「大人の双極性障害の特徴は分かりましたが、子どもも双極性障害になりますか?」
「ウチの子どもが、ハイになったり落ち込んだりが、激しいようです。双極性障害でしょうか?」

小中学生のお子さんを持つ親御さんなら、そんなご心配もあるでしょう。
たとえ、ご自身・血縁者が双極性障害でなくても、お子さんが何か気になる変化があれば、不安になりますよね。
そこで、親御さんから受けるご質問で、最も多いものを3つピックアップし、Q&A形式でご紹介します。
ぜひ、ご参考くださいね。

《双極性障害は、何歳から発症しますか?》

日本では、15歳以下の子どもは、双極性障害とは判断できないとされています。
幼児や小中学生が、落ち着きがないとか、
ひっきりなしにしゃべる、かんしゃくを起こすというのは、大なり小なり、多くの子みられます。
仮に、その頻度が多いとしても、注意欠陥障害(ADHD)、自閉症などのような、ほかの症状と区別するのは、
とても難しいことから、15歳以下の子どもには、双極性障害の診断をすることはありません。
(アメリカでは、子どもに双極性障害と診断することは珍しいことではなく、
10歳児や4歳児にまで、診断が下されるケースがあるようです。)

《疑わしい症状があらわれたら、すぐに治療できますか?》

日本の一般的な認識では、
双極性障害発症の第1のピークは15~19歳、第2のピークは20~24歳と、
比較的若い年齢で発症するとされているので、思春期の子どもも例外ではありません。

ただ、第1のピークといっても、人間形成の過渡期にあり、
情緒不安定になりやすい年代なので、すぐに双極性障害の診断がされるのではなく、
大人になってから、カウンセリングなどを通しで、
「振り返ってみると、あのときが症状の始まりだったかも。」と、
結果的に分かることが多いのです。
そのため、暴力的な行為をするとか、大口をたたくからと言ってすぐには判断できないのが現状です。

とはいえ、統合失調症とかうつ病、ADHDなど、ほかの症状の可能性もないとはいえないので、
やはり注意深く見守り続けてあげてくださいね。
それでも心配な行動が続くようなら、専門医にかかりましょう。

《大人になったら、双極性障害は治りますか?》

残念ながら、小児思春期に双極性障害が発症してしまうと、
大人になって自然に治る、ということとはありません。

とはいえ、治療を受ければ、症状を抑えて、日常生活に支障がない程度まで、回復することは可能です。
問診・カウンセリングでは、本人の思春期から大人になるまで、
どのような状態・環境だったか、尋ねることがあります。
医師・カウンセラーが、お子さんのこれまでの、気になる症状やその頻度を、
具体的に知ることができれば、治療に大変役に立ちますので、できれば保護者の方が都度、記録しておいてくださいね。

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